整骨院の経営戦略

来年度までにお金はここで使え!

今年も徐々に残すところあとわずかになってきましたね。

寒いなと感じる日もどんどん増えてきました。

この調子で日々頑張っていれば、あっという間に気づけば12月、気づけば年末、という日を迎えることでしょう。

ところで、無事に今年もある程度の売上をあげることに成功しそうな先生は、努力が成果に繋がったということですから素晴らしいことですね!

とはいえ、そういった先生であればこの時期には「余剰利益をどうしようかな???」と考えることも増えるはずです。

「税金で取られるくらいなら、、、もっと何か有効なことに使った方がいいんじゃないか???」という考えは誰しもが思うことですからね!

だからといって無駄な経費を使うというのは避けたいところ。

そこで今回は、年内までにできる価値のあるお金の使い方に関して触れていきたいと思います。

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1人治療院の経営を安定させるために突破すべき4つの壁

最近では、スタッフを雇って治療院経営をチームで行う院もどんどん増えてきていますね。

それどころか1院の中でスタッフを増やすにとどまらず、分院をどんどんオープンしているグループ院も後を絶ちません。

僕自身も、人を雇うか雇わないかは別としても、外注なども含むチームで治療院経営を行なっていくことは非常に良いことだと考えています。

とはいえ、、、

実際に現在治療院を経営している先生の多くは、未だに1人院長1人治療家の治療院が大半です。

そこで今回は、1人治療院が売上を伸ばして、治療院経営を安定させていくために突破する必要がある4つの壁を紹介します。

この壁さえ突破できるようになれれば、1人治療院だとしても確実に治療院の売上は伸び、経営は安定していきますよ!

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整骨院や整体院のLTVはどれくらいが適切なのか?

このブログでも何度もお伝えしていますが、治療院経営を安定させる秘訣(というよりどんなビジネスでも)の一つが、高いLTVを安定させることになります。

1回の施術単価が高くても、極端にリピート率が低ければLTVは低下しますし、その逆に仮に1回の施術単価自体は低かったとしても、リピートの期間が極端に長かったりすればLTVは上昇したりと、いくつかの条件が整ってはじめて安定するのがLTVという数字になります。

もちろん基本的にはLTVは高ければ高いほど利益体質の経営を行いやすくなりますし、素晴らしいわけですが・・・

まぁ現実的な話として、無限に高くしろっていうのも難しい話ですよね。笑

そこで今回は整骨院や整体院における、現実的なラインでのある程度の適正値としてのLTVの基準についてお伝えしようと思います^^

目指すべき最高峰の数字というよりも、この水準に達していない場合の注意喚起として意識してみてください!

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治療院は季節によって経営戦略を変えることで売上を伸ばす

経営者さんの中には「常にもっとも新しく見聞きしたことの優先順位が1番に来る」という罠にハマっている人がいます。

Instagram広告がやばいらしい!LINEで新規集客をしよう!サブスクでうまくいってる院が増えてきたらしい!TikTokが一部で成果を上げ始めているらしい!リピート率を伸ばすことこそ王道だ!新しいEMSがかなり自費の収益をあげてくれているところが多いらしい!などなど・・・・・・

こんな話を聞くと「え!?じゃあ自分もすぐにやるか!!!」ってなってしまうパターンですね。

これは自分の治療院経営の中で、現在なにが不足しているのかしっかりと把握できていない場合に起こりがちですが、、、

まずは頭の中を整理するという意味でも、季節ごとにやったほうが良いことと、やらないほうが良いことを覚えておくだけでも、かなり戦略が立てやすくなります。

日本には四季があり、比較的外部環境の変化が多い土地柄ですから、季節戦略というものも存在するわけです。

沖縄のホテル業界が年中ずっと夏と同じやり方をやろうとしても、冬場に夏ほど上手くいかないのは想像がつくでしょう?笑

最近めっきり寒くなってきましたし、もうボチボチすれば冬も間近といったところでしょう。

その際に立てる戦略の方針として役立ててみてください^^

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治療院の経営改善のスタートは数字の把握からしかありえない

あなたは毎月ご自身の院の数字をどれだけしっかりと計測・管理されているでしょうか?

ハッキリ言わせてもらえば、経営改善のスタートはこの「数字の把握」無くしてはあり得ないと考えています。

数字の把握というのは言ってしまえば自身の「現在地の把握」なんですね。

これがあって初めて自分の院に現在起こっている「解決すべき問題」がハッキリするのです!

1人治療院月商300万!とか500万!とか、スタッフ雇って月商1000万!とか、達成目標の数字ばかりを考える先生は多いですが、今自分がどこにいるかもわからないのに、「目的地の地図」だけ手元にあって目的地にたどり着けると思いますか?

正直、そんな状況では目的地にたどり着く以前に、現在自分がいる場所からどの方向に動き始めればいいのかもわからなくて立ち止まってしまうだけでしょう。汗

最近僕のクライアントさんでも、院長ではなくスタッフさんが各数字を取るようにした院があるのですが「ようやくスタッフが院の問題点を理解し始めました!」と、スタッフさんの成長を喜んでいました^^

まさに数字に意識を向けることは問題解決の第一歩となるのです。

あなたはどれだけそこに意識を向けられているでしょうか??

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マインドセットVSスキル。どっちが大事!?

巷でよく言われる「マインドセット」が大事っていう話がありますよね。

あなたも1度くらいは耳にしたことはあるんじゃないでしょうか?

しかし、実際に売上を伸ばしていくのは具体的なスキルや優れた仕組みがあるからっていうのも良く聞くと思います。

じゃあホントのところどっちのほうが大事なのさ!!どっちを身につけるのが先なのさ!!っていう話になってくると思います。

もちろん、どちらも大事なことには変わりないのですが、今回は売上を伸ばすために必要な「マインドセット」と「スキル」の関係についてお話していこうと思います。

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整骨院や整体院で行う朝礼や終礼を疎かにしてはならない

あなたの院では「朝礼」や「終礼」を行っているでしょうか?

本当にあなたが受付も無しに1人でやっているなら、朝礼や終礼は必要ありませんが・・・(というかやりようがないですが。汗)

スタッフを雇っている院はもちろん、バイトやパートの受付さんしかいない院でも朝礼や終礼は必ずやったほうが良いと考えています。(院によっては退勤の時間がバラバラで時間を揃えるのが難しい、という院もあるでしょうが。汗)

でも、先生1人とあとは受付さんだけって形でやっている整骨院や整体院では朝礼や終礼をやってないことが多いんですよね。汗

なので、スタッフさんを雇い始めたあたりの1人院長先生からはよく「朝礼ってなにすればいいんですか?」みたいなことを聞かれることも多いです。

冗談抜きにして、朝礼や終礼をやっている院はスタッフの結束力が高いことが多く、逆に朝礼や終礼をやっていない院はスタッフとの人間関係に悩んでいることが多いですからね。汗

当然の結果は売上や離職率なんかの形で返ってきますから、非常に重要なことと言えますね。

では、実際のところ朝礼や終礼ではどんなことを行えば良いのかと言うと・・・

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治療院でも集客商品と利益商品はしっかりと区別をする

治療院経営は売上を伸ばそうと思うのであれば、正直に言って「時間単価」に非常に縛られやすい世界です。

機械などを使って、手のかからない部分で売上を伸ばす方法もあるとはいえ、基本は先生が施術をしている「時間」が売上の源泉となりやすいですからね。

なのでこの「時間単価」をしっかりと考えて設定し、集客やリピートをうまく回した治療院は経営が安定しますが、「時間単価」を無視した料金設定をした治療院は、仮に集客やリピートがうまくいったとしても、思うように売上や経営が安定していかないということも多いのです。

どれだけ忙しく働いても、何故か利益が残らない・・・とかね。汗

めちゃくちゃ悔しいやつですよ!

とはいえ、、、

全部が全部時間単価を優先させればいいのか、と言われるとそんなことなくて、あくまでも時間単価を重視するのはそれが「利益商品」である場合だけなんですね。

「集客商品」まで時間単価の考えを徹底してしまうと・・・ほぼ間違いなく集客の段階で苦労する羽目になりますよ!汗

それら2つの商品の何がどう違うのかというと・・・

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2度目のゴールにコンセプトを設定して常連患者さんを増やす

治療院の1つのゴールはまずは「痛みがある」というマイナスの状態を、とりあえず「痛みはなくなった」というゼロの状態に持っていくことだとは思います。

歯医者であれば虫歯を治してもらいたいとか、スーパーだったら欲しい食材が売っていて欲しいとかと同様に、治療院として患者さんにまずは求められている大前提の部分ですよね。

これはこれで素晴らしいことですが、カルテ枚数が増えていかないと経営が安定していかない治療院経営においては、ここで満足してしまっていては残念ながら経営的には厳しくなってしまいます。

痛みが無くなった後にも常連患者さんとして院に残ってもらうためにこのあとに必要になってくるのが「あなたの院のコンセプト」という2つ目のゴールです。

これをしっかりと定め、患者さんに共感してもらうことで、ただの予防ではなくしっかりと目標を持って通院を続けてもらえるのです!

そんな安定経営のために大切なコンセプトですが、あなたはご自身の院のコンセプトをしっかりと定められているでしょうか?

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離脱を防ぐために問診は何度行っても良い

あなたの院ではリピートにおける特定の回数地点での目標数字を決めて行動していたりするでしょうか?

院によって数字は様々ですが、例えば初回リピート率は90%超えを目指すとか、3回目リピート率は80%超えを目指すとかですね。

別にこの数字が良いとか悪いとかではなく、目標数字を設定してその数字を達成できるように頑張ることが大事なわけです。

個人的には初回も合わせて、6回目時点でのリピート率が50%を超えることが出来ていれば一つのリピート目標としては非常に優秀だと考えています^^(仮に初回リピートが70%だろうが、60%だろうが、6回目の時点で半分残っているのであれば全然OKです。逆に初回だけ100%でも6回目の時点でリピート率が30%とかになっているのであれば、どうにかしたほうが良いと考えますね。)

こういった目標を達成するために重要なことは当然ですが早い段階での離脱をいかに防ぐか、そのためにどんな施策を取り入れるべきか、ということです。

そこで今回は早い段階での離脱を防ぐために、ぜひ検討してもらいたい施策についてお伝えします。

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