整骨院の経営戦略

数字の失敗はマーケティングでは取り返せない

治療院経営に限らずですが、基本的にマーケティングというのは根拠のある数字を基にした計算による論理的思考を出発点に置きます。

集客だとかリサーチなんかは、マーケティング活動を構成する表面的なアクションに過ぎず、基本的にまず最初に本当に地味で大変でめんどくさい数学的な作業の繰り返しがマーケティングの本質とも言えるのです。汗

なので、何かしらの計算違いによって、もともと数字の計算が狂っているものを集客やリサーチなんかの表面的なマーケティングでどうにかしようとしても、絶対に上手く行きません。

つまりどういうことかと言うと・・・商品やメニュー作成の段階で数字に致命的なミスがあれば、その後の集客やリサーチ活動、プレゼンや販売がどれだけ上手くいったとしても、その先には失敗しかないよ、ということですね!

目の前にある崖に気づかずに全力で車を走らせているような状態になってしまうわけです。汗

これはどんな業種でも起こりえることですから、当然治療院経営にも付きモノと言えます。

では具体的に治療院経営では、どういったケースが起こりやすいのかというと・・・

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パターンの深堀りこそ治療院集客成功へのステップ

治療院において集客(あるいは教育など)を行う際に、あともう少し頑張れば成果が出るのに!!!というところで諦めてやめてしまう、非常にもったいない先生をよく見かけます。

少しでも早く成果を得たい・・・ダメならダメで他のことに時間と労力を割きたい・・・という気持ちは確かにわかります。

ゴールが見えていない時の、成果が出るまでもう少しの「待ち時間」の辛さが耐えられないのですね。汗

そんな時に、成果が出るために「あと一歩」だけ頑張れる、ある大事な法則をお伝えします。

このことが頭の片隅に残っているかどうかで、最後のもうひと踏ん張りに差がつき、成果が得られるか、あるいは全く成果が得られずに終わってしまうかが分かれたりすることもあるのですから。

実は努力と成果との間にはこんな「イジワルな法則」があるのです。

あなたにもそんな時が来たら、ぜひこの法則を思い出してください!

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整骨院・整体院に通ってもらう頻度はどのくらいが適切なの?

今回は整骨院や整体院において、初診以降どのくらいのペースで来院してもらえれば、リピート率が伸びやすく、その後のバックエンド商品(例えば、継続来院用の回数券や会員など)の購入率などが高くなりやすいかについてお話していきます。

回数券の再購入や会員誘導への成功は安定経営達成への大事なステップですからね!

残念ながら統計ってほど正確なデータじゃなく、あくまでも自身の経験談として計測した結果、これくらいが目安だろうという指標ですが、少しは参考になると思いますよ^^

患者さんの回数券やプリカなどの継続購入率に悩んでいるのであれば・・・まずはこの「適切なペース」を念頭に初回問診を組み立てていかないと、なかなかバックエンド商品を受けてもらえず、リピート率や来院数も伸びていきませんよ!

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治療院ブランディングって勝手に出来るものだと思ってない?

あなたの院はすでにご自身の治療院がある地域で、一定のブランディングを築けていると自信を持って言えるでしょうか?

当然ですが、ブランディングが出来上がっている院は集客やリピート、あるいは単価まであらゆる点でブランディングが出来ていない院よりも優位に立てます。

近頃ではただ広告を出すだけでは、簡単に集客できなくなった・・・というような地域も増えつつありますし、よりブランディングの重要性が増してきていると言えるでしょう。

それくらい重要なブランディングですが「そもそもブランディングってなんなの?」「具体的にどういう状態がブランディング出来てるっていう状態なの?」というくらい、ふわっとしたイメージで、単語だけが先行して使われている印象もありますね。汗

もし、あなたの院がまだブランドと呼べるものを確立出来ていない、そもそもブランドの確立というものがどんな状態なのか分からない・・・というのであれば、ぜひ今回の話を参考にしてみてくださいね^^

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現場で意識しなければならない来院頻度を増やすアクション

治療院の売上を上げるためには「総来院数」と「平均来院頻度」と「平均単価」をそれぞれバランスよく伸ばしていく意識が大事です。

院の形態によっては、美容メニューだとか、物販だとか他の収益もあるかも知れませんが、やはり治療院のメインとなる部分の売上はこの3つに大きく支配されますからね。

無理やり1つだけをグッと伸ばすことも不可能ではないですけど、やはり安定感を持って売上を伸ばすのであれば、バランスよくそれぞれを伸ばすようにしたほうがいいです。

普段の記事では集客による総来院数を伸ばすための方法や、自費導入による単価を伸ばすための方法は割とお話することが多いのですが、来院頻度を上げるための方法はそこまで頻繁にすることがないので今回はその部分にも触れていきたいと思います。

ちなみに来院頻度を伸ばすために必要なのは小難しい仕組みやらツールではなく、「現場でのある単純なアクション」を「出来る限り意識的に行う」ことによって増やすことが可能になるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね^^

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歩合制導入が招く治療院崩壊の危険性

今回はいろんな先生から質問を受ける「歩合制の導入」に関して少しお話していきたいと思います。

あくまでも現時点での僕の考えではありますが「歩合制」は「個人院なら(導入の仕方次第では)アリ」、「分院展開までしている店舗は(よほど慎重にやらなければ)基本ナシ」という形で考えています。

まぁ色々と理由はあったりしますが、スポーツのような「スター選手が生まれることを期待される世界」と違って、そもそもスター選手なんかが居てしまったら、それはそれで逆にチーム全体に取ってマイナスに働きかねないような僕らの業界では、そもそも歩合制自体がそこまでめちゃくちゃマッチするようなものでは無かったりすると考えているんですよね。

また、これがきっかけでチーム内の連携がうまく行きにくくなった・・・というようなケースもこれまでに多々見てきたため、やはり歩合制のリスクは軽視できないなと考えています。

もちろん上手に導入することでスタッフのやる気を引き出すことに成功しているようなケースもあるので、歩合制のすべてを否定することはありませんが、歩合制の導入は本当に慎重に行ってもらいたいとは思っていますね。

では、一体歩合制の導入は治療院の運営にどのような影響を与える可能性が高いのでしょうか?

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治療院の顧客生涯価値を激増させる方法

あなたの治療院に来院する患者さんのリピート回数は平均してだいたいどれくらいでしょうか?

ぶっちゃけた話、治療院業界というのはそれほど継続通院期間が長い業界ではありません。

特に単価が高くなる整体院となると、さらにその傾向は顕著になる印象ですね。

卒業も含めれば、大多数の患者さんが3カ月前後で通院を終了するという治療院も少なくありませんし、1年も超えてずっと通院を続ける患者さんの数となるとかなり少なくなるでしょう。

逆に美容室なんて、1度通い始めれば特別理由の無い限り何年も同じところに通うなんてことが普通に起こりますし、治療院業界とは似てるようで似てない部分も多い業界と言えますね。

そんな中で、少しでも1人の患者さんのLTV(生涯価値)を上げるための方法をお伝えします。

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治療院で売上を伸ばすためにやらなければいけない事の順番

治療院での売上を伸ばす仕組みを導入する際に大きく考えなければいけないポイントは3つあります。

もちろん細かく分けようと思えばもっと細かくもできますが、シンプルに分けてしまうのであれば、たった3つのポイントを改善することができれば治療院の売上をググっと伸ばしていくことは十分可能なのです。

逆にこの部分を無視して、パッと見で売上があがりそうな施策にばかり手を付けても残念ながらなかなか売上は上がっていかないのです。

そこで今回は、考えなくてはいけない3つのポイントと、その中でも手を付けていくべき順番がどうなっているのかについてお話していきます。

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ライバルをしっかりとリサーチできているか?

「絶対値」として見た時に自分の院のクオリティを上げていくことは当然大切ですが・・・

やはり、より大事なのはライバル院を「相対的」に上回ることのほうが経営的には大事だったりします。

治療院経営は基本的には地域ビジネスですからね。

自分なりに頑張ったからといっても、それでも同じ商圏内のライバルに負けていたら結局は苦しい立場に置かれちゃうわけですしね。汗

逆に自分的にはまだまだ行けると満足できていなかったとしても、地域ですでに圧倒的に1番であれば、経営的には商圏内において十分優位に立てるわけなのです。

地方で治療院経営をがっつり頑張っている先生の院が、圧倒的速度で成果が出たりするのはこの辺りの影響も強いわけです^^

逆にかなり頑張っているはずなのに、都市圏の先生だとなかなか目立った成果が出なかったりすることがあるのも、この辺りが影響していたりするわけですね。汗

そこで今回は周りのライバル院に対して優位に立つために、持つべき2つのリサーチの視点についてお伝えします。

普段リサーチなんてほぼしない・・・いやいや、そもそもリサーチって何すればいいの・・・?なんて先生も、この部分だけは少し意識してみてくださいね!

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新しい仕組みを導入する際の、経営者とスタッフの認識の違い

明けましておめでとうございます。

すでに診療を開始している院のほうが多いでしょうけど、本格的に新患さんなどが増え始めていくのは本日から、という院もきっと多いでしょう^^

ところで、整骨院業界はIT業界や飲食業界なんかと比べれば、比較的変化の遅い業種と言われたりしますが、それでも1院単位で見れば毎年毎年やることが変わったり、増えたりする院も沢山あると思います。

それになんだかんだで最近はその変化の波も早くなって来ているように感じますね^^

あなたも去年1年を通して、新しい仕組みや方法の一つや二つ、現場で導入してみようと試みてみたのではないでしょうか?

あるいは、今年こそ大きな変化を予定されていたりするでしょうか??

1人院長の院でもない限り、新しい仕組みなどを導入する際に仕組みがうまく周り始めるかどうかは一緒に働いているスタッフがどれだけその仕組みを理解してくれたか?どのくらい協力的か?で決まると言っても過言ではありません。

しかし、現実的にはスタッフから理解を得られず、なかなか仕組みが稼働出来なかった・・・という経験をしたことのある先生も多いのではないでしょうか?

今回は新年を迎えたということもありますし、新しいことをスタートしようとしたときに、どうすればスタッフからの支持が得られやすいか、についてお話していきたいと思います。

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