離脱を防ぐために問診は何度行っても良い

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あなたの院ではリピートにおける特定の回数地点での目標数字を決めて行動していたりするでしょうか?

院によって数字は様々ですが、例えば初回リピート率は90%超えを目指すとか、3回目リピート率は80%超えを目指すとかですね。

別にこの数字が良いとか悪いとかではなく、目標数字を設定してその数字を達成できるように頑張ることが大事なわけです。

個人的には初回も合わせて、6回目時点でのリピート率が50%を超えることが出来ていれば一つのリピート目標としては非常に優秀だと考えています^^(仮に初回リピートが70%だろうが、60%だろうが、6回目の時点で半分残っているのであれば全然OKです。逆に初回だけ100%でも6回目の時点でリピート率が30%とかになっているのであれば、どうにかしたほうが良いと考えますね。)

こういった目標を達成するために重要なことは当然ですが早い段階での離脱をいかに防ぐか、そのためにどんな施策を取り入れるべきか、ということです。

そこで今回は早い段階での離脱を防ぐために、ぜひ検討してもらいたい施策についてお伝えします。

離脱を防ぐための問診は何度行っても良い

結論からいえば、6回目時点でのリピート率50%を達成するために取り入れてもらいたいのが「中問診」という施策です。

これは1回目に行う初回問診に対して3回目とか4回目とか5回目とかに行う問診のことになります。(この回数は院によって多少変化あり。中問診導入前の時点でもっとも離脱が多くなっているポイントの前で中問診を入れるのが効果的)

ただ単に施術前に軽く状態を聞くのではなく、通常の問診と同様に(設備があるのであれば)ちゃんと問診室に入って、最初に書いてもらったカルテなども見てもらいながら、再度しっかりと行っていく問診になります。

なぜこの施策を入れていかなければならないかと言うと・・・・・・。

 

通院していても患者さんの不安は募っていくもの

残念ながら患者さんは通院を続けていたとしても、あなたの院や施術に100%満足しているとは限りません。

それどころか通院を重ねるごとに不安を募らせている可能性だってあるのです。(だからこそ何も言わずに離脱するのですからね。来なくなった患者さんがみんな痛みが取れて満足したから通院を辞めただけ、なんて思っていてはダメですよ!)

たとえば離脱に繋がる不安としては「改善していく実感が得られず、このまま通っていても意味ないのでは?」と感じたり、「先生の話や施術に一貫性を感じられず、不安や疑問が浮かび、不信感が沸く」ということであったりするわけです。

あるいは離脱の理由という観点では、こちら側の説明不足や教育不足によって「症状がある程度改善した段階で、もうすっかり良くなったと患者さん自身が思い込む」ことで離脱したりもしますね。これを果たして卒業と言って良いかは微妙なところでしょう。汗

このように通院を続けている段階でこちら側と患者さんの気持ちに不一致が生じてないかを確認するためにこそ「中問診」が重要になってくるのです!

 

中問診によって「不安」や「疑問」、「説明不足」を解消する

100%絶対に患者さんの気持ちを掴めているという確信があるのであれば、必ずしも「中問診」は必要は無いかも知れませんが、もしそうなのであればそもそも離脱率なんかで困ったりはしていないでしょう。汗

だからこそ、症状に変化が表れてきたときや、逆にあまり変化が出ていない時などは再度時間をとってしっかりと問診を行うことが大事になるのです!(個人院であれば患者さんの様子を見ながら、ご自身がベストと思われるタイミングで適宜「中問診」を入れるのも悪くないですが、スタッフさんを雇ってグループ院などで行っているのであれば、そのあたりの判断がまちまちになってしまうので、最初から「4回目の通院で中問診をする」「5回目の通院で中問診をする」と決めておくほうが仕組みとして回りやすい場合も多いです。)

 

中問診では初回に書いてもらった問診票などを患者さんに見てもらいながら「最初にいらした時にはこんな症状で、問診票にはこう書かれていましたが、今はどうですか?」など、状態のすり合わせをするところからしっかり始めていきましょう!

痛みがやわらいでくると、つい人は最初の痛みや悩みを忘れてしまったりしますからね。たまに居るでしょう?明らかに痛みが改善しているのに「まだこの辺が痛い。痛みが引いてない」とか言って、そもそも最初に言ってた場所と全然違う場所の痛みを訴えるような方が。笑

でも初回に比べたら確実に良くなってきているわけです。

中問診には初回のことを思い出してもらい「最初に来た時に比べてずっと良くなった」ということを実感してもらう狙いがあります。

ここで改善をちゃんと実感してもらうことで「不安や疑問」を「安心と納得」に変化させていくのです。

 

あるいは痛みに対して本当に変化を(先生側も)感じていない患者さんに関しては、治療計画の見直しを検討してみたり、このタイミングで別の機械を取りいれて施術を行ってみることを打診してみたり、(ここから治りそうな手ごたえ自体は感じているのであれば)治り方や治るペースに関する個人差の話をちゃんと患者さんに伝えて理解を得たりといったことを行っていく必要があります。

意外に思うかも知れませんが、症状に変化が見られなくてもその点に関して先生がちゃんと把握し、それに対して対応を考えていることを患者さんに伝えれば患者さんはわりと納得されるものです。

むしろ、その点について言葉を濁し、触れないからこそ患者さんが不信感が爆発し、離脱してしまうのですからね!

この点に関しては先送りにせずに、ちゃんと向かい合って患者さんとのすり合わせを行っていきましょう。

 

もちろん「説明不足」や「教育不足」にならないように、中問診のタイミングで「ここからの治療計画」や「継続通院の重要性」などを再度患者さんに話しておくことも非常に重要になります。

ここで治療計画などにも再度触れるからこそ「だったらもう少し頑張って通おうかな」と、通院に対するモチベーションを再度高めてくれるようになるのです!

今治療はどの程度進んでいるのか?今後どのようなペースで通えば、最終的にどうなるのか?など、現在地とゴールを明確にしてあげることは通院を続ける動機になるのですね!

 

 

 

まとめ.中問診の活用でリピート率を伸ばしていく!

初回以降は一切(しっかりと時間を割いた)問診は行わない、という治療院は少なくありません。

そういった習慣があまりなかったりしますから、単純に思い浮かばなかったりするのでしょう。

しかし問診というのはぶっちゃけ何度やったっていいのです。

それが患者さんとの目線合わせとなり、信頼感を得るキッカケとなり、そしてリピート率へと繋がっていくのです。

1人治療院なんかでは時間の確保は少し大変かも知れませんが、もし今現在のリピート率に問題を抱えているのであれば、ぜひこの対策として中問診の実施を検討されてみてください^^

きっと今のリピート率よりも数字が伸びてくるのが実感できるようになると思いますよ!

 

 

 

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