整骨院の経営戦略

整骨院や整体院に継続通院してもらいたいなら「最初」が肝心

多くの整骨院や整体院の先生が陥りやすい罠として「初回の問診で痛みに対しての話しかしない」ということがあります。

特に、自費移行した直後の先生が陥ってしまいやすい印象ですね。

この罠に陥った先生に訪れる結果こそが「患者さんに継続通院をしてもらえない」ということなんですね。汗

「痛み」の話にこちら側がフォーカスしてしまっているから、患者さんとしても「痛み」が取れれば通院をやめてしまうという、ある意味自業自得のような状態に陥ってしまうわけです。汗

継続用の回数券が出ない、会員になってくれない、そもそもリピート回数が伸びない等・・・・・・

これらは出来れば治療院経営において避けたいことの1つです、単純にこの状態が続いてしまうと経営が上向いていかないですから。汗

確かに患者さんは「痛み」を抱えて来ているわけなのですから、「痛みを取り除く」話をすること自体はいいんですけど・・・・・・

その話ばかりしていては、患者さんは決して3カ月とか6カ月とか、あるいは1年というように、しっかり継続通院してくれる優良患者さんにはならなくなってしまうんですね。

ではどういう話まで初回問診の段階でしっかりとしておかなければならないかと言うと・・・・・・

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1人治療院が目指すべき月の総カルテ枚数

あなたの院では毎月何枚の総カルテ枚数を維持できているでしょうか?

月の合計の施術回数ではありませんよ?笑

いろんな1人治療院を見てきましたが、ある程度安定して月商200万~300万くらいを作れる1人治療院さんの総カルテ枚数って、キャパ的な問題もあるせいか、だいたい似通ってくるんですよね。

だからこそ僕自身コンサルに入る時には、そのカルテ枚数に届いていない院に対してはまずはしっかりと目安となるカルテ枚数に手が届くよう改善の提案を行っていきます。

新患さんを増やすための集客導線を増やしたり、離脱を減らすための問診のパワーアップや、来院頻度を維持するための仕組み作りとかですね。

院によって単価が違うので、あくまでも目安でしかありませんが・・・・・・、それでも一つのバロメーターとして意識する部分の数字にはなりますね。

もし、あなたが1人治療院で頑張っていて、今現在目指すべきカルテ枚数が不明確で定まっていないのであれば、ぜひ今回の数字を一つの参考にしてみてください^^

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患者さんの怒りやクレームに対する対応

治療院で毎日頑張っていると、たまーーーにどうしようも無いことで患者さんからクレームを言われたり、想像もつかないような理不尽な怒りをぶつけられることがあります。(あなたも1回くらいは経験あるでしょ?え?ない?それは素晴らしい!)

直接その場で文句を言われるかも知れませんし、口コミに不満のお声を頂くかもしれませんし、(これは判別がつきにくいですが)場合によっては表には出てこないサイレントクレームで終わってしまうケースも多々あるでしょう。

このクレームですが、現象だけに目を向ければ少しでも早く終わって欲しい厄介事ですが、同時にその患者さんをファンにするための大きなキッカケ・チャンスにもなったりもするのです!

長くやっていれば避けることが出来ないクレームへの対処。

あなたは院の方針として、クレームにどのような対処をされていますか?

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単価が作り出す限界値を把握しておく

治療院経営では、集客が上手くいって、リピートもしっかりと取れた上で、どうしても最後には単価が作り出す売上の上限というものにぶち当たることになります。(1件で30~40万もするようなアップセル商品などがあれば、状況は変わってきますが。)

もちろん人を雇ってキャパを広げるという選択肢は常にあるわけですが、現在の治療院業界の流れを考えると、気軽に人を雇うという判断もしづらかったりしますしね。汗

求人にかかる費用の高騰もツライですし、なにより人を育てるのも本当に大変ですからね。

僕のクライアントさんにも居ますが、最近ではEMSやストレッチなども絡めて、治療家が一切手をかけない形でのメニューを作って売上を伸ばしていくというスキームを試みている治療院さんも見かけますし、人を雇わないのであればこちら側のスキームをメインで作り込んでいく形になるでしょう!

そのうえで一人でやっていく覚悟を決めて、自費売上目標100万!200万!300万!と目標を掲げることは良いことですが、あなたは自分自身の院の単価から推測できるおおよその限界値というものをしっかりと把握した上で目標を描けているでしょうか?

今回はそんな単価が決定づける上限のお話を少ししていこうと思います。

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継続通院して欲しいなら「痛みを取る」というマインドを変える

これまでにも何度も伝えてきたことではありますが、自分の院に長く患者さんに通ってもらいたいと思うのであれば、そのために先生自身のマインドセットを整えることが本当に大事になります。

というのも、治療院の先生というのは自身の役割を「痛みを取る人」と思い込んでしまっていることが非常に多いのです。

まさに「治療」家ですね!

もちろん、それも役割の1つには違いないのですが・・・・・・

このマインドセットだと、患者さんの痛みが取れてしまうとやることが無くなってしまうため、あまり患者さんと長い期間付き合っていけないんですよね。汗

当然、継続通院なんかを患者さんに勧めようとするときにも、必ずこのマインドセットが自分自身の行動にブロックをかけてしまいます。(ひどくなると「予防」にかけるお金は勿体ないんじゃないか?と先生自身が思っていたりします。)

そうではなく、患者さんとある程度長い期間を付き合っていきたいのであれば、次のようなマインドセットを持てるようにしてみてはいかがでしょうか?

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もはや口だけの専門では通用しない

治療院にマーケティングの概念が浸透し始めてからというもの・・・

「○○専門」という表記をホームぺージやのぼり、チラシなんかに掲げる治療院が非常に多くなってきたように感じます。

確かにマーケティングの概念が浸透していった初期の頃は、とりあえず「腰痛専門」とか「交通事故専門」とか「産後の骨盤矯正専門」なんて名称をホームページに掲載しておくだけでもそれなりに効果はあったと思います。

しかし、、、

これだけ治療院が増え、どこもかしこも「○○専門」と掲載するようになってきた現在では、それだけでは上手くいかないケースも増えてきているように感じますね。

ウェブ上での集客などで優位に立つために「ただ施術が出来るから」という理由でなんでもかんでも「専門」とつけて集客を行い、仮に少し集客がうまく行ったとしても、結局患者さんが居つかなかったりしてる院も多いんです。汗

つまり院内設備や実際の対応など、しっかりと本質的な中身もちゃんと見られるようになってきているということです。

あなたははたして「専門院」と掲げるだけの準備と対応をしっかりと行えているでしょうか?

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あなたの院のボトルネックを修正すれば経営は改善する

自分の治療院の経営を改善していく際のアプローチ方法というのは実は非常にシンプルだったりします。(シンプルとはいえ簡単だという意味ではありませんが。汗)

具体的な手法は数あれど、経営改善のアプローチを一言で表すのであれば兎にも角にも「自分の院の一番弱いボトルネックを解消しなくてはならない」ということですね。

長所を伸ばすことも必要ですが、経営改善という点で見れば短所を無くすことがもっとも必要になります。そもそも「改善」って単語使ってますしね。笑

いろんな勉強会に行って多くの手法を学びすぎて頭がこんがらがってこんがらがってこんがらがりまくっている先生も少なくないですが・・・・・・汗

経営改善とは実は非常にシンプルに考えられるんですよ!

では、治療院経営における発生しやすいボトルネックの解消とは具体的にどういったことを指すのかというと・・・・・・

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治療院の独立を考える際に「これ」を基準に立地を考えるのはやめる

このブログを見てくださっている先生はすでに独立を果たして、自分自身がトップとして頑張っている先生も多いと思います。

とはいえ、もちろんまだ現場で雇われとして頑張っていて「いつかは自分も独立するぞ!」と思い描いている先生だって沢山いることでしょう。

そこで今回は将来独立する際に「これ」に頼って独立する場所を決めてしまうのは危険だよって話をしたいと思います。

もちろん独立の際にはもっと色々と沢山考えることがあるので、あくまでも意思決定の中の一部分の話ではあるのですが、ちょこちょこ「これ」を基準にして独立する場所を探してしまう先生が見受けられるので、ぜひ気を付けてくださいね!

ではなんのことかと言うと・・・・・・

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成功するために試行回数を重ねることがどれだけ重要かという話

治療院の経営を上向けていくために何らかのアクションを取り、そして成果を上げていくことは当然ですが必須になります。

なんのアクションも起こさず、失敗もしない代わりに成功も成果も得られなければ、訪れる結果は現状維持・・・・・・ではなく時間経過による衰退です。

これが自分以外誰も存在しない話であれば、あるいは現状維持もありえたかも知れませんが、現実では自分自身に動きが無い間にも周りのライバル院が伸びていけば相対的に自分の立ち位置は下がっていくわけですからね。汗

残念ながらライバルの存在するビジネスの世界で停滞は、緩やかな衰退を意味しているのです。(ライバルが勝手に失敗して落ちてくれるかも?さすがにそれを期待するのはちょっと甘すぎやしませんか?汗)

そこで今回は成果を得ていくために絶対に身に着けてもらいたいアクションを起こすことに対するマインドセットの話をお伝えしようと思います。

ここさえ腑に落とすことができれば「成果を得る」ということがいかに自分自身の行動でコントロール可能になるのかが分かってくると思いますよ!

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治療院経営はセグメントによってサービスを変えることが重要

あなたの治療院では、優良患者さんと、一般患者さん、あるいは短期患者さんなどといった風に患者さんのセグメント分け(一定の基準による区別)を行っていたりするでしょうか?

「患者さんを区別するなんて失礼じゃないか」なんていう声も聞こえて来そうですが、もちろん治療自体は患者さん全員に対して治療家として全力で行わなければなりません。

しかし「治療院経営」という観点から患者さんを「顧客」として見た場合には、提供するサービスを「ある意味公平にする」ためにも、そういった視点が必要になるのです!

誤解を恐れずにいえば、提供するサービスを一定にし過ぎることこそ、逆に「不公平を生んでしまう」とも言えるのですよ!

ちなみにセグメント分けというのは、いろんな基準で分けることが出来るので、何も分け方が一つとは限らないのですが、今回はLTVを基準にしたセグメント分けをした際に考えるべき、各アプローチの変化をお伝えしていきたいと思います。

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