整骨院の経営戦略

現場で意識しなければならない来院頻度を増やすアクション

治療院の売上を上げるためには「総来院数」と「平均来院頻度」と「平均単価」をそれぞれバランスよく伸ばしていく意識が大事です。

院の形態によっては、美容メニューだとか、物販だとか他の収益もあるかも知れませんが、やはり治療院のメインとなる施術部分の売上はこの3つに大きく支配されますからね。

無理やり1つだけをグッと伸ばすことも不可能ではないですけど、やはり安定感を持って売上を伸ばすのであれば、バランスよくそれぞれを伸ばすようにしたほうがいいです。

普段の記事では集客による総来院数を伸ばすための方法や、自費導入による単価を伸ばすための方法は割とお話することが多いのですが、来院頻度を上げるための方法はそこまで頻繁にすることがないので今回はその部分にも触れていきたいと思います。

ちなみに来院頻度を伸ばすために必要なのは小難しい仕組みやらツールではなく、「現場でのある単純なアクション」を「出来る限り意識的に行う」ことによって増やすことが可能になるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね^^

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ライバルをしっかりとリサーチできているか?

「絶対値」として見た時に自分の院のクオリティを上げていくことは当然大切ですが・・・

やはり、より大事なのはライバル院を「相対的」に上回ることのほうが経営的には大事だったりします。

治療院経営は基本的には地域ビジネスですからね。

自分なりに頑張ったからといっても、それでも同じ商圏内のライバルに負けていたら結局は苦しい立場に置かれちゃうわけですしね。汗

逆に自分的にはまだまだ行けると満足できていなかったとしても、地域ですでに圧倒的に1番であれば、経営的には商圏内において十分優位に立てるわけなのです。

地方で治療院経営をがっつり頑張っている先生の院が、圧倒的速度で成果が出たりするのはこの辺りの影響も強いわけです^^

逆にかなり頑張っているはずなのに、都市圏の先生だとなかなか目立った成果が出なかったりすることがあるのも、この辺りが影響していたりするわけですね。汗

そこで今回は周りのライバル院に対して優位に立つために、持つべき2つのリサーチの視点についてお伝えします。

普段リサーチなんてほぼしない・・・いやいや、そもそもリサーチって何すればいいの・・・?なんて先生も、この部分だけは少し意識してみてくださいね!

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治療院で売上を伸ばすためにやらなければいけない事の順番

治療院での売上を伸ばす仕組みを導入する際に大きく考えなければいけないポイントは3つあります。

もちろん細かく分けようと思えばもっと細かくもできますが、シンプルに分けてしまうのであれば、たった3つのポイントを改善することができれば治療院の売上をググっと伸ばしていくことは十分可能なのです。

逆にこの部分を無視して、パッと見で売上があがりそうな施策や、他の先生も最近やっているからと流行りの手法などにばかり手を付けても残念ながらなかなか売上は上がっていかない可能性が高いのです。

そこで今回は、考えなくてはいけない3つのポイントと、その中でも手を付けていくべき順番がどうなっているのかについてお話していきます。

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不妊治療や美容など、高額商品向け治療院集客法

最近では、不妊治療だったり、痩身ダイエットだったり、発毛メニューと言ったような高額メニューを取り扱う治療院も増えてきましたね。

僕のクライアントさんでも2025年の1月からダイエットメニューを新しく導入する方が2名ほどいらっしゃいます。

高額メニューの導入は全体で見た場合の顧客単価アップに強くポジティブな影響を与えてくれるので、私自身オススメもしております。

実際何かしらの理由で治療の売上が伸びなかった月でも、美容の売上がしっかりと伸びて経営的にも助かったという場面はこれまで何度も見てきましたしね^^

あなたもこれまでにそういった高額メニューの導入を検討していたりしたこともあるのではないでしょうか?

普段提供しているような単価が数千円~数万円前後くらいのサービスであれば、とりあえず初回のオファーを強めることによって、ある程度の集客を行えたりはします。

しかし、例えば展開していく商品が30万とか、50万、あるいは100万を超えるようなパッケージになってくると、さすがに初回お試しだけで販売していくのはハードルが高くなってきます。(もちろん、クロージング力があれば問題なく販売できますが、ハードルが高くなっているのは事実です。)

今回はそういった「高額商品」にマッチしやすい治療院集客の戦略方法をお伝えしていきます。

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治療院経営ステップアップの問題をもっとシンプルに考える

あなたが現在1人治療院で頑張っており、できれば今後もっと売上を伸ばしていきたいと思うのであれば・・・

そのためには当たり前ですが、目の前で起こっている課題を解決し次のステージへと進むためのステップアップをしていかなければなりません。

そして多くの場合において、1人治療院で発生してしまう問題のパターンというのは大別すると似通ってくるのですね!

1人治療院という規模であれば、これまで誰も体験したことのないような未知の問題にぶち当たるようなことは、(何事にも例外があるとはいえ)ほぼあり得ないってことです。

つまり、ある程度パターン化して問題解決に取り組んでいけるってことですね!

これは、これから治療院を伸ばしていきたいと願う先生からすれば、非常に喜ばしいことと言えるでしょう。

なんと言っても、先人の知恵を借りやすい、過去のケースを参考にしやすいということですからね。

そこで今回は治療院経営を行う際に起こりやすい問題のパターンについてそれぞれの対処に対する考え方をお伝えしていきます。

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院内の仕組みは「60点主義」で考える

セミナーや勉強会なんかに参加すると「仕組みが大事」とか「仕組みがないといけない」とかいうことをよく聞くと思います。

確かに仕組みは大事ですし、僕自身仕組み化を進めることはとても大事だと考えていますが・・・

勘違いしてはいけないのが「仕組みは決して魔法ではない」ということです。

仕組みがあるだけで全てがうまく行くわけではありませんし、「仕組み」というモノに対して、過度に依存したり、過大評価してしまってはいけないってことですね。

時々「仕組み」という「魔法」ができあがれば、院がそれで100点満点に動いていくという印象を持っている先生がいらっしゃいますが、残念ながら人が仕組みを回していく以上「仕組み」があるからといってそれだけでOKなんてことはありえないのです。

たとえばヒューマンエラーなんかは、どうしたって避けては通れないものですしね。汗

それどころかむしろ、現場のスタッフが扱う仕組みに関していえば「60点主義」で考えることのほうが、逆に成果に繋がりやすくなるくらいだったりするんですよ!

どういうことかというと・・・

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「これ」を知らなければ改善のしようがありません。

整骨院や整体院などの治療院経営者さんは、基本的にすごく真面目な人が多いと思っています。

土日は頻繁にセミナーに参加して、ご自身の能力を伸ばすために使ったり、診療が終わったあとから夜のzoomセミナーに参加してみたり、夜は普段から遅くまで院に残って練習したり、スタッフコミュニケーションを強化するためにレクレーションをやったりと、本当に素晴らしいことだと思います。(さすがに最近ではあんまり夜遅くまで残すのも問題になりますし、そういった院は少なくなってますけどね。笑)

仮に体力的にきつかったとしても、こういったアクションが実を結んで、満足のいく成果が出ている先生はまだ良いのですが・・・・・・

残念ながら目に見える成果にはなかなか繋がっていないという先生も多かったりしますし、そうなると精神的にもかなりきつくなってきますよね。汗

学んでいる内容自体は悪くないのに成果が出ない場合、これはつまり先生の取った「アクション」が、その時点での院の問題やボトルネックに対してクリティカルに作用できてないってことなんですね。

要はアクションには「タイミング」も大事ってことです。

アクションをどんどん起こすことは大事ですが、具体的に大事なポイントを抑えて行動しないと結局同じところをグルグル回ってしまい、前に進めなくなってしまうかも知れませんよ?

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全部自分でやろうとすることの落とし穴

1人院長で治療院を切り盛りして、ある程度いい感じに頑張っている先生というのは、実際のところ売上金額以上に能力が高かったりします。

治療院の現場で必要とされる能力と、経営における集客やマーケティングで求められる能力がまるっきり違うのに、それを全部自分でやっているのですから、そりゃ高い能力が求められますよね。汗

そして実際に、能力が高いからこそ治療から集客やマーケティングまで全部を自分でやろうとしてしまうのですが・・・・・・

確かにそれはコストがかからない方法ではあるかも知れませんが、実は失うものも大きいリスクの高いやり方なのですね。汗

コストカットのために良かれと思ってやっていることが、裏目に出ているかも知れないこともあるんですよ?

これは実際にクライアントさんであった話なのですが・・・・・・

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整骨院・整体院における新患と既存の間にあるステージ

整骨院や整体院では、新患さんの人数も重要ですが、それ以上にリピートをしっかりと出して、既存患者さんを増やしていけるかどうかが生命線と言えます。

売上の推移を見てると分かるのですが、なかなか売上が伸びていかない・・・と悩んでいる先生は、毎月の売上がただ単に新患さんの人数や成約率で増減しているだけだったりしますし、逆に徐々にしっかりと売上が伸びている院では、ちゃんと既存患者さんからの売上が右肩上がりに伸びていくという傾向が見て取れることが多いです。

だからこそ、本当に伸ばしていくべきなのは新患さんの人数よりも、既存患者さんの人数とも言えるのですね!(新患さんの人数はある程度安定していればずっと同じままで大丈夫です。もちろん、院のキャパによって抱えられる総カルテ枚数の限界値はあるでしょうけど。)

ただ、この「新患さん」から「既存患者さん」になる手前に、もう一つ別の「ステージ」があることを、あなたはしっかりと認識出来ているでしょうか?

このステージの存在を理解せず普段から患者さんへの対応を行なっていると・・・・・・

どうしても既存患者さんが増えない治療院が出来上がってしまいますよ。汗

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自分の院の離脱率の重みをちゃんと理解していますか?

治療院経営において、毎月必ず追っていかなければいけない数字というのは当然いくつもありますが、そのうちの一つには「離脱率」というものがあります。

この離脱率をただの数字でしか見ていない先生と、離脱率によってどのような部分にどのような影響が出てくるのか意味がしっかりわかっている先生とでは、治療院経営の質に大きな差が出てきます。

この数字の影響を理解し、毎月必死にコントロールしようとする院はどんどん来院数も伸び、院も賑わってきますが、逆に深く理解せずなんとなく離脱率を集計しているような院では、なかなか来院数も伸びず、院の成長が止まる原因にもなってしまうのです。汗

そこで今回は、どの程度の離脱率が適正で、またその数字によってどういった部分での方向性が決まってくるのかについてお伝えしていきますね!

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