整骨院の経営戦略

「マーケティング力」プラス「技術」

普段僕のブログでは集客や商品作成などの「マーケティングが大事だ」ということを繰り返し言っていますが・・・・・・

勘違いして欲しくないのが、決して「マーケティング」だけやれば他がいらないって言っているわけではないんです。

むしろこういう時代だからこそ「技術力」もめちゃくちゃ大事だと考えています。

言ってしまえば「マーケティング力」プラス「技術力」(あるいは機械などであれば商品力)がこれからの時代に求められる最低限のボーダーラインです!

どちらが大事、という時期は終わり、どちらも大事、という時代にすでに入っているのです。

口コミや評判などがSNSやMEOなどで圧倒的に広がりやすくなってしまったこの時代、マーケティングだけでなく手技や人間力といった本質的な商品力そのものの力を高めて他院に差をつけていきましょう!

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整骨院の売上を左右するメディア立地戦略

整骨院や整体院のような地域ビジネスでは立地が有利であればあるほど、集客が楽になることは間違いありません。

単純に人通りが多くなればなるほど、看板やタペストリーなんかを工夫した際の集客数に与える影響なんかも大きくなりますからね。

立地選びのミス(というよりも、予算の問題でそんなに取れる選択肢そのものが多くないケースも多々ありますが。汗)を後から取り返すのは非常に難しいため、これから分院を出したり、新規開業する人は最初の時点でぜひこだわって欲しいところですね。

慌てて立地を決めるよりも、絶対にいろいろと見て回って納得のいく立地を抑えるほうが良いです。

とはいえ、駅構内だったり、商業施設内のテナントだったり、コンビニ跡地だったり、駐車場がたくさんある角地なんていうのは家賃も高く、簡単に抑えられるものではありません。

「自分にはそんな好条件の立地を抑える資金なんてないから・・・」と、ぜんぶを諦めてしまっていませんか?

確かに、現実に存在する土地を低予算で抑えるのは難しいですが、実は資金が少なくても好立地が抑えられる可能性がある部分が残っているのです!

それが、「メディア立地」という考え方になります。

あなたはこのメディア立地において良いポジションをしっかりと確立できているでしょうか?

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ニッチ戦略も行き過ぎると危険!

あなたもこれまでにブルーオーシャン戦略という言葉なんかは聞いたことがあると思います。(聞いたことがない?ちょっと検索すれば死ぬほど出てきますので、そういった先生はちらっとだけそちらを先に見てみるのもいいと思います^^)

治療院の専門特化なんていう戦略はまさにこのブルーオーシャン戦略をベースに構築されているのです。(ランチェスター戦略や弱者の戦略なんて言ったりもしますね)

あまりにも競合の多いレッドオーシャンで治療院経営を行うよりも、競合の少ないブルーオーシャンを見つけて(あるいは作り出して)、その場所で治療院経営を行っていったほうが、売上も楽に伸びていくことは間違いないのですが・・・・・・

ブルーオーシャンを少し勘違いして捉えてしまうと、実はレッドオーシャンよりもひどいことになってしまうこともあるんですよ?汗

これは本当にやってしまいがちなミスなので本当に気を付けてください!

どういうことかというと・・・

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LINE@やインスタグラムで「喜びの声」を流し続ける

患者さんの通院期間を伸ばす上で、患者さんの通院のモチベーションを維持し続けるということは非常に大切なことです。

いくら腕が良くても、患者さんが通ってくれなければ治しようがありませんからね。汗

特に治療初期の5~6回目くらいまでの通院に関していえば、患者さんは期待感はありつつも「本当に治るのかな??」という不安も合わさって、このモチベーションが急に無くなったりすることもあります。

この期間は本当にサンキューレターを送ったり、ステップレターを渡したりと、とにかく患者さんに気を使って(この時に限らずいつも気は使わないといけませんけどね。笑)新患さんから既存患者さんへのステップを踏んでもらうようにするわけですが・・・

現場に出ている先生は、どうしてもそういった作業を負担に感じてしまい何もやっていない先生が多かったりするのです。汗

忙しいのは分かりますけどね。汗

しかし、これからカルテ枚数を増やして治療院の売上を伸ばしていきたいのであれば、メンドクサイなんて言ってられません!

常に患者さんのモチベーションを上げるために、ぜひ続けておいて欲しい施策をご紹介します。

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ジャムの法則を意識してプレゼンの成約率を伸ばす

あなたは心理学における「ジャムの法則」と呼ばれるメカニズムを聞いたことがあるでしょうか?

実際にコロンビア大学の教授によって行われた実験で、特徴的な結果が得られたことから、マーケティングの世界でもたびたび参考にされる心理作用になります。

マーケティングというのは心理学と数学がガッツリと組み合わされた世界ですからね、こういったことを見聞きしておくこともきっと無駄にはならないでしょう!

治療院業界でいえば、回数券やプリカなどの「販売成約率」に関わってくる部分の心理作用になるので、もしあなたが「ジャムの法則」をあまり詳しく知らない、名前くらいしか聞いたことがなかったのであれば、ここで改めて1度知ってもらって、治療院経営に役立ててみてくださいね^^

もしかしたら、この実験から得られる思わぬ結果と同様の結果があなたの院でも起こっているかも知れませんよ??

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出来る限り安全に自分の院を専門技術に特化させる方法

あなたの院では、何か一つの症状に特化した手技を提供していたりはするでしょうか?

腰痛専門院とか、五十肩専門院とか、産後の骨盤矯正専門院とかってことですね。

地域の競合院との競争が激しくなってくると、自分の院のポジショニングを明確にするために専門特化させることが戦略としてはアリになってきます。

特に集客段階では、何かに特化したメッセージを発信することで地域の方の目に留まりやすくなる可能性も高まるため、最近ではご自身の治療院を専門院化させる先生も少なくありませんね。

と言っても、地域と院の状況によっては、「幅広くいろんな症状に対応できる」ほうが集客が最大化するケースと、「1つの症状に特化して対応する」ほうが集客が最大化するケースの両方のパターンがあるのは事実なので、どちらがより有利なのかはちゃんと調べてみないことには分かりませんけどね!(この辺の判断基準は過去記事の同じ地域に強い競合院がある時にあなたがすべきことをご覧になってみてください。)

そこで今回は仮に専門技術に特化していく際に、『安全・確実』に院を移行していくための方法をご紹介しましょう。

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「チャンス」ではなく「戦略」を追求する

今回は、治療院経営において大きく成功しやすい人と、逆になかなか上手くいきにくい人の特性についてお話していきたいと思います。

スキルとか、ノウハウではなく「特性」のお話です。

このことを知っただけで成果が出るような直接的な話ではありませんが、知っておかないと成果が遠のく可能性は十分に考えられるお話です。

世の中には大きく分けて2種類の経営者さんがいます。

そして、「ある特性」に従って経営を行う経営者さんは売上をどんどん伸ばして行ことができ、そして「別のある特性」に従って経営を行う経営者さんは売上が伸びるどころか、常に自分の資金を無駄なものに投資し続ける可能性が高まる、経営が一行に前に進まない、という恐怖のループに陥ってしまうのです。

では、その違いを生む経営者が持つ「特性」とは、それぞれなんなのでしょうか?

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新人スタッフよりベテランスタッフのほうが成績が悪い??

今日の話はすでにスタッフを雇われている先生にとっては「確かにそういうことってあるな・・・」と頷かれる話かも知れません。

あるいは、1人で治療院を経営されている先生からすると「え?それは無いでしょ。」と思われるような信じがたい内容だと思います。

どんな内容かと言うと・・・実は、治療院経営をしていると入社1年目くらいの新人スタッフよりも入社して数年経ったベテランスタッフのほうが「成績が悪い月がたびたび出る」ということが、ちょくちょく起こる現象なのです。

ここでいう成績っていうのは、回数券やプリカの成約率だったり、その販売単価だったり、リピート率だったりといった各数字を指しています。

普通の感覚で考えればベテランスタッフのほうが常に良い数字を残しそうですよね??

それなのに、いったい何故そんなことが起こってしまうのでしょうか?

そして、そうならないためにどのような対策をしておく必要があるのかと言うと・・・・・・

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ライバル院に対して競争優位性を保つためのビジネスの基本

ビジネスを長く続けるに当たって本当に大切なことの1つに、自分のビジネスの『競争優位性を理解して保ち続ける』ということがあります。

何故このことが重要かと言うと、競合に比べて自分の院が勝っている「強み」がハッキリしていないと常に価格競争に巻き込まれてしまうことになるからです。

全国チェーン店の牛丼屋や、クイックマッサージ店などが過去に行った価格競争の結果を見ればなんとなくわかりますよね?

競合に対して優位な点がないから、値段で差別化を図るしか無くなってくる・・・結果として価格競争の末に利益が残らず疲弊しきってしまうのです。

だからこそ、今ではそういったチェーン店であっても自社の強みを押し出すためのメニュー開発などを行って、少しでも競合との差別化を行っていますね。

今回はそういったあなた自身の”売り”を簡潔にまとめたフレーズ『USP』というものについてお話していきます。
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新しい仕組みを導入する際の、経営者とスタッフの認識の違い

明けましておめでとうございます。

すでに診療を開始している院のほうが多いでしょうけど、本格的に新患さんなどが増え始めていくのは本日から、という院もきっと多いでしょう^^

ところで、整骨院業界はIT業界や飲食業界なんかと比べれば、比較的変化の遅い業種と言われたりしますが、それでも1院単位で見れば毎年毎年やることが変わったり、増えたりする院も沢山あると思います。

それになんだかんだで最近はその変化の波も早くなって来ているように感じますね^^

あなたも去年1年を通して、新しい仕組みや方法の一つや二つ、現場で導入してみようと試みてみたのではないでしょうか?

あるいは、今年こそ大きな変化を予定されていたりするでしょうか??

1人院長の院でもない限り、新しい仕組みなどを導入する際に仕組みがうまく周り始めるかどうかは一緒に働いているスタッフがどれだけその仕組みを理解してくれたか?どのくらい協力的か?で決まると言っても過言ではありません。

しかし、現実的にはスタッフから理解を得られず、なかなか仕組みが稼働出来なかった・・・という経験をしたことのある先生も多いのではないでしょうか?

今回は新年を迎えたということもありますし、新しいことをスタートしようとしたときに、どうすればスタッフからの支持が得られやすいか、についてお話していきたいと思います。

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