整骨院の経営戦略

ライバル院に対して競争優位性を保つためのビジネスの基本

ビジネスを長く続けるに当たって本当に大切なことの1つに、自分のビジネスの『競争優位性を理解して保ち続ける』ということがあります。

何故このことが重要かと言うと、競合に比べて自分の院が勝っている「強み」がハッキリしていないと常に価格競争に巻き込まれてしまうことになるからです。

全国チェーン店の牛丼屋や、クイックマッサージ店などが過去に行った価格競争の結果を見ればなんとなくわかりますよね?

競合に対して優位な点がないから、値段で差別化を図るしか無くなってくる・・・結果として価格競争の末に利益が残らず疲弊しきってしまうのです。

だからこそ、今ではそういったチェーン店であっても自社の強みを押し出すためのメニュー開発などを行って、少しでも競合との差別化を行っていますね。

今回はそういったあなた自身の”売り”を簡潔にまとめたフレーズ『USP』というものについてお話していきます。
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新しい仕組みを導入する際の、経営者とスタッフの認識の違い

明けましておめでとうございます。

すでに診療を開始している院のほうが多いでしょうけど、本格的に新患さんなどが増え始めていくのは本日から、という院もきっと多いでしょう^^

ところで、整骨院業界はIT業界や飲食業界なんかと比べれば、比較的変化の遅い業種と言われたりしますが、それでも1院単位で見れば毎年毎年やることが変わったり、増えたりする院も沢山あると思います。

それになんだかんだで最近はその変化の波も早くなって来ているように感じますね^^

あなたも去年1年を通して、新しい仕組みや方法の一つや二つ、現場で導入してみようと試みてみたのではないでしょうか?

あるいは、今年こそ大きな変化を予定されていたりするでしょうか??

1人院長の院でもない限り、新しい仕組みなどを導入する際に仕組みがうまく周り始めるかどうかは一緒に働いているスタッフがどれだけその仕組みを理解してくれたか?どのくらい協力的か?で決まると言っても過言ではありません。

しかし、現実的にはスタッフから理解を得られず、なかなか仕組みが稼働出来なかった・・・という経験をしたことのある先生も多いのではないでしょうか?

今回は新年を迎えたということもありますし、新しいことをスタートしようとしたときに、どうすればスタッフからの支持が得られやすいか、についてお話していきたいと思います。

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モチベーションが持続しない?そんな時にやること!

いろんな先生をコンサルしていると「モチベーションが下がった時はどうすればいいか?」「スタッフのやる気が持続しない・・・なんででしょう?」なんていう質問をよく受けたりします。

いや、ほんとスタッフのケースも含めれば結構な頻度でこれ聞かれるんですよね。汗

もしかしたら、あなたも「モチベーションが下がった、、、」なんてことを普段から思ったり考えたりすることもあるのではないでしょうか?

この問題に対する最初のアプローチは「モチベーション」と「やる気」というものが、そもそも「別物」であることをしっかりと認識し、それぞれに対して「別のアプローチ」で解決しなくてはいけないことを知らなければならないということなんです!

何度かブログでも伝えていますが、こういったメンタルコントロールを全く知らないことと、知識として把握しておくことは、いざという時の対応に違いが出てきますので、ぜひ身に付けておいてくださいね^^

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整骨院・整体院での喜びの声最大活用法

治療院経営を安定させていくために準備しなくてはならないモノはたくさんありますが、その中でももっとも重要な物の一つに「喜びの声」の活用あります。

良い「喜びの声」というのは、集客やリピートに関わる部分において、本当に強い訴求力を持っていますからね!

どれだけ綺麗なホームページを用意したり、どれだけ効果の高い施術が出来たとしても、喜びの声が無い状態では常にハンデを背負ってマーケティングを行なっているようなものなのです。

未だに喜びの声を集めるアクションが習慣化されていない・・・・・・という治療院さんも沢山見かけますが、これは本当に勿体ないことです。

喜びの声の数自体が未だ十分でないように感じている先生は、まずはしっかりと十分な数の喜びの声を集めるところから目指していきたいですね!

そのうえで、今回は整骨院や整体院のどういったところで喜びの声を活用してもらいたいかを、具体的にいくつかのパターンにまとめさせて頂きました!

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負担増に対して院内の現状を変更していくことで対応していく

今年の10月は制度的な変更が非常に多い月になりましたね。

インボイス制度の正式施行や最低賃金の増加など、労力的・金銭的負担増の影響は治療院業界でも避けられないでしょう。

「自分にはそこまで関係ないかも??」と思っている先生もいらっしゃるかも知れませんが、こういった制度の変更はジワジワとボディーブローのように効いてくることになるので気を付けてくださいね!

そこで今回は、具体的な手法というわけではなく、こういった制度の変更に伴ってどういった意識変化をしておくことでしっかりと対応できるようになるかについて触れていこうと思います。

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成功例ではなく失敗例を仕入れに行く

コロナのことが一旦落ち着き、日曜日や祝日にはまたセミナーや勉強会などに参加する機会も増えてきているのではないでしょうか?

そういったセミナーや勉強会で「これこれがうまく行った」とか「どれどれが良い」というお話はたくさん聞くことがあると思います。

そもそも、多くのセミナーや勉強会が「成功事例」を話すためのものなんですから当然と言えば当然ですよね^^

ただ、このブログでも何度もお伝えしているとおり、残念ながら「他の場所(店舗)で成功したものが、自分の院でそのまま成功するとは限らない」ということは良くあります。(もちろん、そのままやって成功するケースだってありますよ?笑)

しかし「成功事例」とは違い、ほぼほぼ全員に共通して当てはまることもあるのです!

もしあなたがセミナーや勉強会に積極的に参加されているのであれば、成功した部分だけではなくコッチにもしっかりとアンテナを張ってみてください!

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万全の集客活動と口コミ獲得を両立させる

最近では、そうでもありませんが・・・

昔気質な治療院の経営をしている先生の中には「うちは口コミと紹介でやっていける院を作りたいからチラシやPCC広告なんかはしない!」と言っている先生もいらっしゃったりします。

一見こだわりをもって経営をしているように見えなくもないですが・・・

このこだわりって果たして「誰」のためのものなのでしょうか?

患者さんのためになってるのでしょうか??

集客やマーケティング活動を行うことが、売上を上げるための経営的な側面が大きいことは否定しませんが、集客活動を行うことそのものだってちゃんとその地域に住む方のためになっているのですよ!

集客という言葉に過度に反応するのではなく、もっとフラットに捉えられるようにこういった側面があることもぜひ意識されてみてください^^

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口コミ・喜びの声を頂くことにハードルを感じている先生へ

治療院経営において、普段から店舗の口コミや喜びの声の写真やアンケートを集めることは非常に重要なアクションになります。

正直、今集客を頑張りたいならグーグルビジネスプロフィールの口コミをしっかり集めることがもっとも重要なのでは??と感じる程度には優先度が高いです。

あまり実感することがない先生は分かりにくいかも知れませんが、HPからの来院数は伸びますし、患者さんのリピート回数にだってポジティブな影響を確実に及ぼします。

実際、かつてのエキテンとか、現在でいえばグーグルビジネスプロフィールとかホットペッパービューティ―の口コミを見たという新患さんからの問い合わせがあったことだってあるでしょう?

口コミというのは本当の集客に大きな影響を及ぼすのです。

そんな最高のツールですが、クライアントさんのお話を聞くと、たびたび「なかなか声が頂けないです」ということを伺います。

そもそもお願いできていないのは別として、そういった先生はこのようなツールを事前に用意しておくと、患者さんも写真や口コミをくれやすくなりますよ^^

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すべての答えは患者さんが持っている

あなたの治療院では普段から患者さんからの本音を聞き出すための仕組みを持てているでしょうか?(まぁ本音といっても限界はありますが。)

あるいは、常に行っている仕組みでないまでも、患者さんの意見に耳を傾けるためのアンケートなどを定期的に実施していたりしているでしょうか?

今回の内容のことを、僕はブログのほうで何度も定期的に伝えているのですが、それはしっかりとやっていない先生が本当に多いからなのです!

こういったことに普段から意識を向けているか向けていないかで、集客や商品開発など、すべてのマーケティング活動の成果に大きな差が生まれてしまうんですよ!

春を迎えて、これからどんどんと集客状況が好転してくる時期ですからね。

ぜひ、今のうちに患者さんが持つ意見を吸い上げて、これからの集客に役立てられるように準備しておきましょう!

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患者さん全員を満足させようとすると売上が下がる罠

おそらくほとんどの先生が「来院してくれる患者さん全員に満足して欲しい」と考えていると思います。

リピート率や回数券の成約率だって100%!!!、、、はさすがに無理かもしれないが、90%超えはガッツリ狙っていく!!!という先生はいらっしゃるでしょう。

もちろん、サービスを提供するときの心情として、その気持ちを持って接することは非常に大事ですし、現場の院長の姿勢としてはそうあるべきですが・・・

冷静に、治療院経営のビジネスモデルとして考えるべき経営者としては・・・

患者さん全員を一律で満足させるような方針は結果的に売上を下げてしまうことに繋がる場合も少なくないのです!

ここが気持ち的な部分と、現実的な部分とのジレンマが起きやすい部分なんですね。汗

一体どういうことなのかと言うと・・・

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