あなたが治療院をやっている地域(同商圏内)に、比較的有名な治療院だとか、人気のある競合院があったりするでしょうか?
そういった場合、あなたの状況次第で取らなければいけない戦略が若干変わってきます。
いったいどのように変化するのか?それは・・・・・・
目次
競争力の弱い治療院が、強い競合に勝つためのニッチ戦略
同商圏内に強い競合がいるときに大事なのは、その時点でのお互いの強さを冷静に分析することです。
仮に同商圏内に強いライバルが居たとしても、あなたの院が同程度に強かったり、あるいはあなたの院がさらに優位な場合と、逆にあなたの院が無名だったり、地域への浸透度が低いようである場合では取るべき戦略が変わるのです。
あなたの院も同程度に強い、あるいはあなたの院のほうが有名な場合
このような状況ならば、やることは広告費をかけたり、集客導線を増やしたりして、ひたすらあなたの院の露出度を増やすことが必要になります。(本当に地域NO1や、大手であれば、啓蒙活動に資金を投入して市場へ参入する人を増やす活動をするだけで、圧倒的な売上を作ることが出来ます。最近であれば、ラクザップがそれに近いことをしていましたね。)
同じレベルか、少しあなたの院のほうが優位な立場にある場合、『差』を生むのは露出度です。
相手の院より少しでも多くネット上に露出したり、地域へのチラシ配布を繰り返すことによって、だんだんと『差』が生まれ、あなたの院に有利な状況を作ることが出来るでしょう。
また、このケースでは施術の専門化などを行う必要はありません。むしろ、腰痛も頭痛も、肩こりも、、、といったように満遍なく施術できるほうが結果的に集客の間口が広がり、さらにあなたの院に有利な状況になっていくでしょう。
あなたの院のほうが知名度や、人気が低い場合
こういったケースでは広告費をただかけても空振りするケースが増えます。
なぜならば、いくら目に止まったとしても心理的に人は信用できそうな所(この場合で言えば、同地区にある有名店など)のほうがいいんじゃないか??という心理が働くためです。
なので、あなたの院のほうが地域への浸透度が低い場合は、まずニッチ市場で優位に立てる状況を作ることが優先になります。
例えば、極端な例を上げれば、『当院は腰痛を取るための研究を10数年間やってきました!肩や首まわりの施術は他院よりも劣るかも知れませんが、その分腰痛に関しては、県内で誰にも負けない自信があります!』と言ったようなメッセージですね。
正直こういったメッセージは強力です。
仮にホームページのトップにこのようなメッセージが書いていたとしたら、腰痛で悩んでいる人であれば、有名院よりもむしろあなたの院のほうが自分の腰痛を治してもらえるのではないか??と感じるようになるのです。
もちろん、この場合肩や首のトラブルを抱えている患者さんは切り捨てることになります、が、結果的に地域で腰痛の患者さんのニーズを掴めば、その1点においては大手や有名店を上回ることも可能なのです!
結果的に、全体で集客をかけるよりも、一分野に特化したほうが集客が安定してくるようになるくらいです。(もちろん集客の最大数だけみれば、いろんな症状を見れる大手のほうが多いでしょうが、こういった専門化で来院する患者さんは悩みが深いこともあり、単価を上げやすいというメリットもあります。)
まとめ.ニッチ市場を開拓する弱者の戦略
このニッチ化の戦略というのは、集客の人数自体はそこそこで良い1人院長なんかには特にマッチします。
五十肩専門、坐骨神経痛専門、膝痛専門、野球肘専門、、、専門分野はなんでもあると思います。
人口が極端に少ない地域では厳しいですが、ある程度人口がいる地域であれば、この戦略は非常に機能します!
とは言っても、すでにあなたの院が地域NO1や、それに類する立場にいる場合にはニッチ化は一切必要なく、それよりも全体をカバーできる形の戦略を取ったほうがプラスになるケースのほうが多いです。
ようは、話を聞いたからやってみる!というのではなく、ちゃんと自院と他院の力関係を把握してから自分の院の状況にあった戦略を選択するようにしてくださいね^^
追伸
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。お金はいりません。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
- 「いいね」ボタンを押して記事をシェア
- 記事を友人に「ラインで送る」
のどちらかでもして頂き、あなたの友人にもノウハウを共有してもらえると嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!
コメント