整骨院の経営戦略

治療院で治療をニーズ商品にすると長く提供できない事実

多くの治療院が抱えている悩みで、もっとも悩みが深いものの一つに、「患者さんの通院期間がなかなか伸びない」ということが挙げられます。

この点をどうにかするために、サブスクの導入を試みてみたり、仕組みの改善を色々と行ってみたりする院が多いわけですが・・・

それでもいわゆる「継続の回数券やプリカ、リピートの成約が取れない」というような状態ですね。

保険請求のみで単価を激安にしている整骨院はまだマシなのですが、自費施術も組み合わせたり、あるいはほぼ自費に移行した整骨院や、整体なんかは、特にこの状態に陥ってしまう院が後を絶たなかったりします。

そこで今回は、治療院業界(とくに整骨院)において根本的に勘違いしている「ある致命的な欠点」についてお話しようと思います。

ここの認識を変化させることで患者さんの通院期間を伸ばすことも可能になってきますよ!

続きを読む

治療院経営は多店舗経営が「成功」なのか?

平成における治療院経営成功のイメージは本当に「多店舗の分院展開」だとか、「〇店舗開業」という拡大路線が成功のスケールだったように思います。

これは、保険診療が大全盛で請求に何も問題がなかった頃はそれでもよかったのかも知れません。

もちろん、今でも超巨大グループ院は徐々に増えていっていますし、1つの大成功のイメージとしては間違いないでしょう!

しかし令和の時代を迎え、コロナ禍を経た現在では、スタッフを増員し、分院を増やせば増やすほど、なぜか経営が苦しくなっている・・・・・・という先生も増えていたりもするのです。

むしろ逆に「店舗が減ったら本当に利益が増えた!」「スタッフが居なくなって1人でやり始めて本当に楽になった!」と喜んでいる先生もいるのです。

1人高単価治療院で月商300万とか出している院はこういう感じだったりしますし、これはこれで1つの成功のイメージだったりするでしょう。

結局何が大事なのかといえば「あなた自身がどういう成功のイメージを思い描いているのか?」だったりするのです!

果たしてあなたは「成功のイメージ」を追いますか?それとも実である「利益」を追いますか?

続きを読む

整骨院や整体院はまずサンキューレターで患者との関係性を作る

継続した患者さんのリピートを獲得していくためには、患者さんとの関係性をある程度深めていくことがとても大切です。

もちろん、まるで友人のように近すぎる距離感は、治療効果を下げてしまう恐れもあるので、あくまでも適度に・・・といったところですが。汗

それでも、やはりある程度患者さんとの距離感が近い院のほうが平均のリピート回数は高くなってくる傾向にあります。

距離感を詰めていくって行動は、相手に対して「しっかりと興味を持っています」ということが伝わるからですね^^

院内での対応に関しては言うまでもなく大切ですが、それだけだと他の院も他の先生も誰でも意識してやっていることなので、大きな差別化には繋がりません。

他院との違いを少しでも感じてもらうために大切なのは、院内での対応による関係性構築ではなく、院外での仕組みによる関係性の構築なのですね!(とはいえ、院内での対応のクオリティが高いことは大前提ですよ!?)

そういった院外での関係性を作っていくために、まず最初に患者さんに取ってもらいたいアプローチはこれです。

続きを読む

回数券やプリカ販売におけるリピート以外のメリット

回数券やプリカを販売することによって、単発で施術を行うよりも「リピート回数が安定しやすい」ということはよく言われます。

そして実際に多くの院でそういった傾向がみられるのは事実だと考えています。

ただしプリカなどを使用した場合には1回1回で見た時の料金は少し下がっているでしょうから、「リピートが伸びる」という点だけがメリットなのであれば、回数券なんかを使わなくてもしっかりとリピートが取れる先生は回数券やプリカなどの販売はしないほうが良い、という考え方もできるでしょう。

とはいえ、数回くらいのリピートならまだしも、10回20回の通院となると、さすがに単発よりも回数券やプリカを導入いる院のほうがリピート率が安定する場合が多いですけどね。汗

実際、僕のクライアントさんでも回数券やプリカの導入を決めてからググっとリピート率が伸びてくる先生も多いです。

ただ、実はあまり意識することはありませんが回数券やプリカにはそれ以外にも経営面から見た際の非常に大きなメリットがあったりするんですよ!

回数券やプリカを導入している治療院は、こういった側面も最大限活用できるよう意識されてみてくださいね^^

続きを読む

カップラーメンに学ぶ治療院の仕組み化の「本質」

治療院業界ではこれまでマンパワー至上主義というか体育会系の文化がしばらくずっと続いていたため、仕組み化やツールの整備が整っていない院が本当に圧倒的に多かったです。

その反発もあるのか、令和に入る前後くらいになった頃からは逆に多くの先生が「仕組み化が大事」「ツールが大事」と言うようになってきたように思います。

まぁ現場で頑張ってるからこそ、マンパワーの限界というものをひしひしと感じる場面も多かったのでしょう。汗

確かに仕組み化やツールは非常に大事です。

何も無いよりも絶対にあったほうが良いです。

しかし、それをまるで「魔法」かのように過信してしまうと、逆に売上が低下することにもなりかねません!

何事もメリットがあればデメリットもありますし、使い方を間違えれば痛い目にだって会うのです!

だからこそ「仕組み化の本質」をしっかりと理解して、「メリットの恩恵」を最大限得られるようにあなたの院へ仕組みをインストールしていってくださいね!

続きを読む

長期連休明けの離脱はLINE@で防ぐ

近頃の治療院ではお盆休みは取らない、という院もわりと見かけるようになりましたが、それでも一般的には来週になればお盆休みに入る、という先生も多いことでしょう。

身体をしっかりと休めて、お盆明けからまたしっかりと頑張れるようにするためと思えば数日程度の休みも決して悪いものではないのですが・・・

しかしその一方で、長期連休を境にピタッと通院されなくなる患者さんが増えることも多く、お盆休みや正月休みに対してなんとなく嫌な感じを持っている先生も多いことでしょう。笑

長期連休を堺に離脱患者さんが増える、ということは大なり小なりおそらく毎年毎年あなたも経験されているのではないでしょうか?汗

こういった患者さんを全くの0人にするのは難しいですが・・・

少しでも離脱される患者さんを減らすためにも、ぜひこれくらいはやっておいてくださいね!

続きを読む

最終的にライバル院に対して競合優位性を保ち続ける要素

現在では治療院業界にもマーケティングの波がどんどん浸透してきて、以前よりもはるかに集客活動が活発になりましたね。

もはやホームぺージを持っていない治療院のほうが少数派でしょうし、最近ではホットペッパーの掲載規定なども緩くなり、ホットペッパーへ掲載する治療院さんもどんどん増えていますね。

PPC広告やFacebook(Instagram)広告も業者さんに頼めば割とササっと稼働までこぎつけることもできます。(成果が出るかどうかは業者さんの腕次第ですが。汗)

しかし、、、残念ながらこういう「手軽」にできることでは、なかなかライバル院との「差」はつきにくいものなのです。

本当にライバル院と差をつけていきたいのであれば・・・・・・

続きを読む

治療院経営は競合に勝つために一歩だけ先を行けば良い

治療院経営は基本的には地域ビジネスです。

日本全国で商品を売っているような無限商圏でもなければ、ライバルが日本全国の整体・整骨院というわけでもありません。(全国を対象に物販を行っていたり、県外からも頻繁に患者さんが訪れる、なんて院さんもあったりしますが、それはまぁごく一部のケースですしね。笑)

ということは、あなたが地域で競合に勝つためには何も全国レベルで1番にならなくても、地域の競合に勝つことさえできれば、しっかりと安定した治療院経営を行えるのですね!

他県にあるような超大型グループ院をライバル視して、地元にある足元のライバル院を見ずに足元を疎かにしてしまっているようでは、それはそれでダメってことです!

このあたりを感覚では理解しているのに、ついついやってしまいがちなミスを今回はお伝えしていきます。

続きを読む

一切教育のいらない治療院における最強のチームの作り方

今回はスタッフ教育を苦手とする先生にオススメしたいチーム作りの手法の1つについてお伝えしたいと思います。

ちなみに、おそらく今回僕があなたに提案するチーム作りの手法は、あなたが想像するチームとは別の形のチームになる話です。笑

もしかすると「え?それってチームって言っていいの?」とさえ思うかも知れません。

そういう意味では決してあなたが求めているチーム像では無いかも知れませんが・・・

とはいえ、治療院経営を盛り上げ、売上を伸ばしていく、という意味ではこれも立派なチームの形だと僕は思っているので、1つの参考にでもされてください^^

続きを読む

治療院のV字回復は新規集客とリピート率の同時改善で実現する

5月はゴールデンウィークもあり稼働日数が比較的少なくなりやすいため、売上的な記録は出しにくい月だったりするのですが、2院のクライアントさんが月商の新記録を叩き出しました!

どちらの院もコンサルを受けた段階では月商100万ちょっと、というぐらいの売上を行き来していたのですが、見事に2院とも月商300万の壁を越えて、400万前後の月商を叩き出していきました。

ぶっちゃけ先生たち自身がとても頑張って行動されているため、僕の力はあんまり関係なかったりもするんですが、それでもこうやって喜びの報告をもらえると嬉しいですね^^

スタッフさんが沢山いる院となると、月商500万を越え、800万とか1000万とかを目標にコンサルをしたりすることもありますが、1人治療院や少人数でやっている院に関しては1つの目標として月商300万を目標に据えてコンサルを行うことが多いので、400万というのはかなり立派な数字と言えると思います。

ところで、こういった「結果を出す院」が何か特別なことをしているかっていうと実はそんなことはないんですね。汗

細々したことは確かにいろいろやってはいますが、特に力を入れてやっていることなんていうのはたった「2つ」のことだったりするのです!

続きを読む