
整骨院の経営者として、どんなスキルが必要になってくるでしょう?
患者さんに信頼してもらうための表現力。自費のメニューをしっかり受けて頂けるだけのプレゼン力。スタッフを成長させることの出来るマネジメント能力。新患さんを常に呼び込むための集客力。当然、患者さんを治すための技術力も必要ですね。このように、経営者として、現場のトップとして必要になってくる能力は沢山あります。
しかし、これらの能力をある程度身に付けたとしても、地域でダントツの成果、売上を手に入れることに繋がるか??というと、厳しいでしょう。何故なら、これらの能力は誰でも考えれば思い付くことであり、みんな自分なりにその能力を日々高めているので差がつきにくいからです。
そこで今回は、ただこの能力がほかの人よりも優れているだけで圧倒的に競合に差が付けられる能力、についてお話していきましょう。
目次
常識の壁を超えて、真似できる能力
圧倒的に競合に差が付けられる能力、それは「ある業種で突出した成功を収めたものを自分の業界に置き換えて活用できる能力」です。少し分かりにくいですか?例えば、これまで整骨院業界で非常識、うまくいくわけがない、そんなの誰もやってないよ、と否定されてきたものがいくつあったでしょうか?
- 整骨院で高額の自費治療なんて上手くいく「わけがない」
- 整骨院でホームページを持ってる人なんて見たことないし、「必要ない」
- 整骨院で物販なんて「売れるはずがない」
などなど。これらは、ほんの10年前なら「当たり前」に言われていたのではないでしょうか?しかし、現実はどうでしょう?そんなことを言って導入が遅れた整骨院はどんどん衰退していきましたね。逆に、周囲の雑音を気にせずに誰よりも早く導入に踏み切った整骨院は、ほとんどのところが先行者利益を獲得し、地域でのブランドを築くことが可能になりました。
でも、一番初めにし始めたのって整骨院業界じゃないよね?
しかし、よく考えてみてください。これは当時そのことを思いついた先生が「超超超天才」だったのでしょうか?日本中の誰もやっていないことを思いついて実行したのでしょうか?違いますね。
例えばインターネットやホームページの導入に関して。最初にやり始めたのは他業種の方ですし、インターネットで莫大な利益を得ることに成功したのも他業種ですよね?ちなみに、日本で最初にホームページが作られたのは文部省の計算科学センターというところです。当時1992年でした。それから凄まじい速度で企業へのホームページ導入が決まりだし、わずか数年で数兆円市場という新しいマーケットを生み出したのです。
ここです。この世の中の現象を見た時に「どう感じるか?」が、これからの整骨院業界で必要な能力なのです。
普通なら、圧倒的に「先生A」思考の人が多いです。
しかし、業界にブレイクスルーを起こすのは常に「先生B」の思考です。そのことを現実として受け入れましょう。
整骨院業界はメチャクチャ他の業種のマネをしやすい世界
整骨院業界は特殊だから、他の真似が出来ないんだよね。。。なんてことをたまに聞きます。
何言ってるんですか!全くの逆です!整骨院業界はメチャクチャ他の業種のマネをしやすい業界なんですよ!!なぜって?それは、整骨院業界の成長速度が他の業界に比べると圧倒的に遅いことが理由です。大手の数自体が少ないので、新しい政策をどんどん行えるほどの資金力を持っているところなんかほとんどありません。結果的に、資金を豊富に持つ他業種のほうが圧倒的に行動が早くなるのです。
おそらく現在でもっとも常に新しいことを考えないといけない業界はネットビジネスの世界でしょうね。mixiやモバゲーを見てもわかる通り、かつて圧倒的に有名になったところが、ダメになるまでの速度が圧倒的に早いです。LINEやFacebookもいつか別の媒体に取って変わられることでしょう。
他の業種をマネしにくいのは、常に最前線を歩いている業種だけです。特殊だからマネできないというのは、ただ単に「動かなくて良い理由を勝手に作っているだけ」に過ぎません。
まとめ.業界にブレイクスルーが起きるのは常に他業種の考えを取り入れた時
高額商品の販売でもそうです。ホームページの導入でもそうです。
自分は違う業種だから。これは自分のビジネスには使えない。というのは愚かな思い込みです。たとえ何であれ、ある業種で突出した成功を収めたものを自分の業種に置き換えて活用できる能力は最も重要でパワフルで、そして有益なスキルです。
真似するべきは周りの整骨院がやっていることではありません。今後目を向けるべきは、他業種で圧倒的に成果を出していることなのです。それを自分のビジネスに置き換えて活用できる能力。それをあなたが手に入れることが出来れば、あなたはこれから圧倒的に地域の競合よりも優位に立てるでしょう!というか、勝負にすらならないくらい成功する可能性だってあります。
あなたは現在、治療院の勉強会ばかりに行ったりしていませんか?周りを見てください。同じことを同じ業種の人間同士で学んでいるのに、どうしてその人たちよりも圧倒的に抜け出せると言えるでしょうか??
一度、他の業種の勉強会などに参加してみることをオススメします。初めは、「こんなこと整骨院で活用できるわけがない」と思うことでしょう。しかし、それを突破して「あれ?これってもしかして整骨院でも使えるんじゃないか??」と思考の壁を超えられた時、次はあなたが業界にブレイクスルーを起こすことになるでしょう^^
それでは!