
最近では、そうでもありませんが・・・
昔気質な治療院の経営をしている先生の中には「うちは口コミと紹介でやっていける院を作りたいからチラシやPCC広告なんかはしない!」と言っている先生もいらっしゃったりします。
一見こだわりをもって経営をしているように見えなくもないですが・・・
このこだわりって果たして患者さんのためになってるのでしょうか??
集客やマーケティングに売上を上げるための経営的な側面が大きいことは否定しませんが、集客活動だってちゃんとその地域に住む方のためになっているのですよ!
集客などに過度に反応するのではなく、もっとフラットに捉えられるようにこういった側面があることもぜひ意識されてみてください^^
目次
こだわりではなく怠慢になっていませんか?
以前あった話なのですがこんなことがありました。
正確にこんな会話だったかは覚えていませんが、話の筋としてはこんな流れでした。
いろいろ思うところもあると思いますし、個人の考え方は自由ですが、僕は「ちょっと残念だな」と思いました。
集客をしたからって口コミや紹介の価値は損ねないよ?
当然ですが口コミや紹介だけで院がめちゃくちゃ流行るなら、それはそれで良いことです。(広告費も浮きますしね。笑)
ただ、口コミや紹介を大事にすることと、チラシを撒いたりPPCのような広告をかけることって果たして両立しないことでしょうか?
広告を行ったら口コミや紹介がなくなるんですか?そんなこと無いですよね。
ちゃんと集客活動もしつつ、毎月たくさんの紹介を頂いている先生なんて、僕が知っているだけでもたくさんいます。
決して集客をかけることが、口コミや紹介を否定することには繋がらないんですね。
情報が見つけやすいことで患者さんも助かる
たとえばあなたの院を誰かから紹介された人が「○○さんは良いって言ってたけど、ほんとにいいのかな??ちょっと不安だから自分で調べてみよう」って調べることもありますよね?
そのときにあなたの院のホームページが見つからなかったり、(SEOの下のほうにあったりして)見つけにくかったりしたらどうでしょうか?
不安がぬぐえないから調べようとしているのに、すぐに情報が出てこないほうが不親切と思いませか?
何も稼ぎたいとかだけのために集客をかけているわけではないんです。
調べたい、必要としている人が不自由することなく情報を集められるようにするために、「調べたいと思っている人のために」集客活動をして情報をキャッチしやすくしているんですよ?
あくまでも相手のためなんです。(もちろん、自分の院の発展のためということもありますが。)
自分の腕の力だけで流行ったらかっこいいから、なんてほうがよっぽど自分本位で相手のことを考えてないと思いませんか?
集客なんて邪道、なんて言ってるのは言葉を換えれば「患者さんが自分の院を見つけやすくする必要なんてない」と言っているのとさほど変わらないんですからね。
下手すると本来大事にしているハズの患者さんのことすら無視している考えと言えなくもないのです!
まとめ.各種集客媒体の力と口コミの力を足し合わせる!
口コミや紹介を大事にしていきたい、という思いは僕も大事だと思います。
実際、クライアントさんにはその辺りの施策にも力を十分に入れてもらえるようにしています。
しかしそれが行き過ぎて「だからそれ以外はやらない」というのは違いますよね。
結局新しいことをするための勉強をしたくないことを、自分のこだわりだと言ってるだけなんじゃないかと。それはただの怠慢に過ぎません。(あるいは、広告費をかけたくないという気持ちを別の表現で誤魔化しているのかも知れませんね。)
「チラシを撒いたりHPをSEO対策やMEO対策をしたり、PPC広告もやって、できる限り情報を必要としている人の目にとまりやすくしてるけど、でも本当に大事にしているのは紹介や口コミのほうなんです。」って先生のほうがよっぽどかっこよくないですか?
それに、今の時代はむしろ「数多くの口コミ」+「各種集客媒体」の相互作用で、両方の力を十分に活用して新患さんを獲得するような時代ですからね!すでに「どちらかだけ」という考え方自体が古い考え方なのです!
自分のこだわりや想いを持つ、優先するのはいいですが、その上で「相手にとってあったら便利なものは正直大変だけど積極的に取り入れる努力をする」、このような視点で集客活動を捉えてもらえるようになればうれしいですね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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