新人スタッフよりベテランスタッフのほうが成績が悪い??

今日の話はすでにスタッフを雇われている先生にとっては「確かにそういうことってあるな・・・」と頷かれる話かも知れません。

あるいは、1人で治療院を経営されている先生からすると「え?それは無いでしょ。」と思われるような信じがたい内容だと思います。

どんな内容かと言うと・・・実は、治療院経営をしていると入社1年目くらいの新人スタッフよりも入社して数年経ったベテランスタッフのほうが「成績が悪い月がたびたび出る」ということが、ちょくちょく起こる現象なのです。

ここでいう成績っていうのは、回数券やプリカの成約率だったり、その販売単価だったり、リピート率だったりといった各数字を指しています。

普通の感覚で考えればベテランスタッフのほうが常に良い数字を残しそうですよね??

それなのに、いったい何故そんなことが起こってしまうのでしょうか?

そして、そうならないためにどのような対策をしておく必要があるのかと言うと・・・・・・

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治療院集客は2つの集客法をしっかりと使い分ける

このブログでは何度も「新規集客の数ばかりを追いかけてはダメ」という話を繰り返していますが、とはいえ新患さんがまったく来ないっていうのも当然困ります。

既存の患者さんが残り続けることも大事ですが、院の新陳代謝となる新患さんの流入も大事なことに変わりはありませんからね^^

既存患者さんと新規患者さんの両輪がうまく回り続けることが治療院経営の安定には必要なのです。

しかし残念ながら世の中の整骨院や整体院には、必要最低限の新患さんすら集客出来ていないという治療院があるのだって事実です。

そういった治療院はリピート対策などに力を入れつつも、当然集客にも全力を尽くしていかなければなりません。

では、そういった治療院はどんなアクションが足りていないから集客が十分に行えていないのでしょうか??

それは・・・・・・

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回数券やプリカで施術を売るな!ゴールをプレゼンしろ!

治療院での初回問診において、回数券やプリカの契約がバンバン決まる先生もいれば、なかなか回数券やプリカを成約できない先生もいます。

必ずしも、回数券やプリカを出さなくてはいけないわけではありませんが、それでも回数券などを購入して頂くことによって患者さんの症状がしっかりと治るまでの道筋が立てやすくなることも事実です。

また、経営面でのメリットを考えても、リピート率は単発に比べ伸びやすくなりますし、売上自体も安定する場合がほとんどなので、よほどこだわりが無ければ回数券やプリカなどの先払いの仕組みは導入すべきだとは考えています。

手元に少しでも早くキャッシュが生まれることで、次のアクションも打ちやすくなりますからね。

ところで、いろんな先生たちの問診を聞いていると、実は回数券が出る先生と、出ない先生とでは、それぞれにある共通点があることが多いです。

果たして回数券やプリカが出る先生と、残念ながら回数券やプリカが売れない先生とでは、どの部分に決定的な違いがあるのでしょうか?それは・・・

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治療院経営を成長させるための2種類の真似る能力

あなたは物事を成功に導くためには「まずしっかりとうまくいっている人をそのまま真似るのが大事」という話を聞いたりしたことはないでしょうか?

これは本当に的を得ていることだと私も思っています。

先駆者の成功例というのはまさしく教科書であり、ゴールを指し示す地図であり、模範なわけです。

ある程度の段階まで成功するのであれば可能な限り成功例を模倣することが、おそらくもっとも手っ取り早い手法だと言えるでしょう。

しかし、あなたがもしそこからさらにもう一段階上のステージに辿り着きたいのであれば「ただの真似」だけではなく「もう1つ別の(難しいけど強力な)真似」を身につけなければなりません。

実はビジネスにおける真似には大きな「2種類の真似」が存在するのです。

あなたはただの真似だけではなく、もう1種類の真似方まで身に着けているでしょうか?

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治療院経営はカルテ枚数を増やしていくという感覚を意識する

あなたの院では毎月どのくらいのカルテ枚数を行き来しているでしょうか?

1人治療院であればカルテ枚数はだいたい70枚~150枚くらいの間に落ち着くことが多いですね。(ちょっと幅は広いですが。笑)

予約枠の時間にもよりますが、さすがにこれ以上の枚数を抱えようとするとキャパオーバーしがちです。

スタッフさんを雇っている治療院であれば、もっと多く200枚とか300枚くらいのカルテ枚数を抱える治療院だって少なくありません。(保険診療メインの整骨院なら400枚を超える院も多かったりしますね。)

もちろん単価にもよりますが、カルテ枚数が150枚もあれば250万前後くらいの売上を作ることは無理ではありませんし、カルテ枚数が300枚を超えている院であれば500万を超える売上を立てることも十分に出来ますので一つの目標としやすい数字にもなってくるでしょう。

このカルテ枚数に注視し、この枚数を増やしていくことこそ、治療院経営の安定化と成功に直結してくるのです。

その月の終わりに結果的に今月は何名来た、ではなく、あなたはしっかりと「このカルテ枚数を目標にして、その数にたどり着く」という意識を持って施策を行えているでしょうか?

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売上の柱を複数持つことは大事だが小さい柱を増やしすぎるのはダメ

あなたの院には今現在いくつの(十分な売上のあがっている)メニューがあるでしょうか?

治療院経営の安定化を目指す手法の一つとして、収益の上がる柱を複数持つということは非常に理にかなった戦略です。

一輪車と二輪車と三輪車と四輪の自動車が、それぞれ地面に接しているタイヤの数が増えれば増えるほど安定性が増すのと同様、治療院でも売上の柱が複数あるほうが売上が安定しやすいのは事実ですからね。

保険のみで経営を行っている院よりも、保険と自費を組み合わせて経営を行っている院のほうが。

保険と自費に加えて美容メニューなども取り入れている院のほうが。

さらにそれに加えて物販などの販売も積極的に行っている院のほうが。

経営基盤が強いのはなんとなく想像がつくと思います^^

しかし・・・・・・。

実は、ある程度太い柱を増やしていくのは経営に取ってプラスになるのですが、小さい柱を増やしすぎるのは逆に経営に取ってマイナスに働くことも多いんですよ!

これは気をつけてくださいね!

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ザイオンス効果を利用して整骨院・整体院への定着率を上げる

基本的に自費の治療院へと移行していけば行くほど、患者さんの定着率を高めるのは難しくなり、逆に保険メインの整骨院ほど患者さんの定着率が高めやすいです。

この定着化が起きやすい理由のひとつには確かに「価格が安くて通いやすい」という理由も含まれているのですが、その通いやすいという理由が持つもう一つの側面がより定着率を上げることに寄与していたりするのです。

それは「ザイオンス効果」と呼ばれる心理効果を利用したものなのですが・・・

これを意識して活用することで単価の高い、自費の治療院でも患者さんの定着率をしっかりと上げていくことは可能なんですよ^^

おそらく名前くらいは聞いたことがあるであろうこの心理効果を、あなたはしっかりと意識して使いこなせているでしょうか?

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治療院経営はセグメントによってサービスを変えることが重要

あなたの治療院では、優良患者さんと、一般患者さん、あるいは短期患者さんなどといった風に患者さんのセグメント分け(一定の基準による区別)を行っていたりするでしょうか?

「患者さんを区別するなんて失礼じゃないか」なんていう声も聞こえて来そうですが、もちろん治療自体は患者さん全員に対して治療家として全力で行わなければなりません。

しかし「治療院経営」という観点から患者さんを「顧客」として見た場合には、提供するサービスを「ある意味公平にする」ためにも、そういった視点が必要になるのです!

誤解を恐れずにいえば、提供するサービスを一定にし過ぎることこそ、逆に「不公平を生んでしまう」とも言えるのですよ!

ちなみにセグメント分けというのは、いろんな基準で分けることが出来るので、何も分け方が一つとは限らないのですが、今回はLTVを基準にしたセグメント分けをした際に考えるべき、各アプローチの変化をお伝えしていきたいと思います。

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ライバル院に対して競争優位性を保つためのビジネスの基本

ビジネスを長く続けるに当たって本当に大切なことの1つに、自分のビジネスの『競争優位性を理解して保ち続ける』ということがあります。

何故このことが重要かと言うと、競合に比べて自分の院が勝っている「強み」がハッキリしていないと常に価格競争に巻き込まれてしまうことになるからです。

全国チェーン店の牛丼屋や、クイックマッサージ店などが過去に行った価格競争の結果を見ればなんとなくわかりますよね?

競合に対して優位な点がないから、値段で差別化を図るしか無くなってくる・・・結果として価格競争の末に利益が残らず疲弊しきってしまうのです。

だからこそ、今ではそういったチェーン店であっても自社の強みを押し出すためのメニュー開発などを行って、少しでも競合との差別化を行っていますね。

今回はそういったあなた自身の”売り”を簡潔にまとめたフレーズ『USP』というものについてお話していきます。
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整骨院において自費メニューが売れる問診とは?

自費移行した初期の整骨院において、自費メニューを提案していく際に、初回のリピートが伸び悩む先生は非常に多いです。

まぁ、これまでとは違うことをやろうとしているわけですから、最初は上手くいかないのも仕方ないかも知れません。(というよりも、最初のほうだけと言わず自費移行した先生はどこまでいっても基本常に初回問診のクオリティを突き詰めることに悩み続けていることが多い印象です。)

ちなみに、この原因の多くは「保険診療の時のままの問診で、自費メニューを提案しようとする」ことが原因だったりすることが多いです。

当然ですが価格が高くなっている以上、問診自体のクオリティも求められるレベルが高くなってきます。

それこそ実は単価アップの影響としては、施術内容以上に問診内容のほうが高いクオリティを求められるようになるのです。

では、自費メニューをしっかりと提案していくときの初回問診は、何を意識してどのように変えていくべきなのでしょうか?

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