理想の顧客ばかり集めようとすると売上が低下するワケ

一般的なマーケティングの理屈から言えば、売上を伸ばすための集客の基本は「あなたの院にピッタリとあった患者さんを集客すること」です。

悩みも深く、回数券やプリカを購入し、長期の通院にも積極的・・・等々。

まぁこういった属性を持つ方ばかりが集客段階で訪れてくれれば、治療院経営も随分と楽になることでしょう。笑

理想的といえば理想的なのは間違いありませんね。

しかし、この言葉自体はたしかに間違っていないのですが、表面上の言葉だけをサラッと聞いて理解した気になって、ちゃんと自分の院にピッタリの患者さん「だけ」を集客しよう!と考えて集客を始めるとだいたい失敗します。汗

この「あなたの院にピッタリとあった患者さんを集客する」というのが、どの程度の塩梅を指すのか、どの程度の絞り込み方だと、適切な人数の患者さんが来院してくれるようになるのか、について経営的な側面を含めてお伝えしていこうと思います。

続きを読む

あなたの施術が値上げ出来る根拠

あなたの院では過去に何度商品の値上げを行なったことがあるでしょうか?

あるいは、あなたの院では過去に自費移行や自費導入を成功させたことがあるでしょうか?

僕のクライアントさんも自費移行後には、毎年1度は何かしらのメニューの値上げを行っている、という先生は少なくないです。

さすがに無限に価格を上げられるとまではいいませんが、おそらくあなたが思っている以上には、値上げというアクションは現実的な選択肢なのです。

もちろん「技術力や成果が伴っている」という前提にはなりますが、決して値上げというのは特別なことではなく、普段から選択肢にのぼる候補の1つでしかないのです!

治療院という業界で働いていると「値上げ」に対するメンタルブロックがどうしても大きくなってしまいますが、その上で価格決定には驚くほど「弾力性」が働く、というお話をしていきましょう。

もしあなたが値上げに対して抵抗を感じているなら、この考え方をしっかりとインストールしてみてください!

続きを読む

出来る限り安全に自分の院を専門技術に特化させる方法

あなたの院では、何か一つの症状に特化した手技を提供していたりはするでしょうか?

腰痛専門院とか、五十肩専門院とか、産後の骨盤矯正専門院とかってことですね。

地域の競合院との競争が激しくなってくると、自分の院のポジショニングを明確にするために専門特化させることが戦略としてはアリになってきます。

特に集客段階では、何かに特化したメッセージを発信することで地域の方の目に留まりやすくなる可能性も高まるため、最近ではご自身の治療院を専門院化させる先生も少なくありませんね。

と言っても、地域と院の状況によっては、「幅広くいろんな症状に対応できる」ほうが集客が最大化するケースと、「1つの症状に特化して対応する」ほうが集客が最大化するケースの両方のパターンがあるのは事実なので、どちらがより有利なのかはちゃんと調べてみないことには分かりませんけどね!(この辺の判断基準は過去記事の同じ地域に強い競合院がある時にあなたがすべきことをご覧になってみてください。)

そこで今回は仮に専門技術に特化していく際に、『安全・確実』に院を移行していくための方法をご紹介しましょう。

続きを読む

「チャンス」ではなく「戦略」を追求する

今回は、治療院経営において大きく成功しやすい人と、逆になかなか上手くいきにくい人の特性についてお話していきたいと思います。

スキルとか、ノウハウではなく「特性」のお話です。

このことを知っただけで成果が出るような直接的な話ではありませんが、知っておかないと成果が遠のく可能性は十分に考えられるお話です。

世の中には大きく分けて2種類の経営者さんがいます。

そして、「ある特性」に従って経営を行う経営者さんは売上をどんどん伸ばして行ことができ、そして「別のある特性」に従って経営を行う経営者さんは売上が伸びるどころか、常に自分の資金を無駄なものに投資し続ける可能性が高まる、経営が一行に前に進まない、という恐怖のループに陥ってしまうのです。

では、その違いを生む経営者が持つ「特性」とは、それぞれなんなのでしょうか?

続きを読む

ぜひ取り入れて頂きたいチームの結束力を高めるための習慣

あなたの院では、毎日しっかりと朝礼や終礼を行なっているでしょうか?

普段から朝礼や終礼を行っている院からすれば想像もしにくいかも知れませんが、意外と朝礼や終礼をやってない院というのは多いのです。

1人治療院の時の意識のまま、なんとなくパートさんを雇って、なんとなく忙しくなってスタッフを雇って・・・と環境に押されてスタッフを雇ってしまった先生にそういう傾向があるように思いますね。汗

しかし多くの治療院を見ている上で、チームの結束力や売上が高い院は必ずといっていいほど、この朝礼や終礼をしっかりと行なっている院が多いです。

しかもただ惰性でやるのではなく、しっかりと中身まで重視しているのです。

それだけ朝礼や終礼にはスタッフの成長や院の売上増加に繋がるパワーがある、ということの証明でしょう!

そして、その中でもぜひ取り入れていただきたいのが、チームの結束力をさらに高める「ある習慣」です。

続きを読む

治療院のブログ集客に最初から手を出してはダメ

僕のブログでもたまに「治療院もちゃんとブログ(やInstagram等)を更新して集客の導線を増やした方が良い」ということは言います。

ぶっちゃけ近年ではYMYLの施行に伴って、かなり治療院業界ではブログ集客がやりにくくなったので、現在の無料集客といえばその媒体はyoutubeやInstagramなどのほうが主流になりつつあると言えますね。

まぁ、ブログであれyoutubeであれInstagramであれ要は「無料で行えるオウンドメディア構築型の集客」をなにかしらやったほうがいいよってことですね!

確かにこれらをやったほうが良いというのは事実ではあるのですが・・・

いくらお金がかからないとはいえ、この「ブログやyoutubeなどの無料集客」の優先順位がメチャクチャ高いと思ってはダメですよ!

ここを勘違いして、こればかりに注力してしまう先生がたまに居たりするんですけど、これは治療院経営にとって非常にリスキーなアクションだったりもするのです・・・

自身でコンテンツを追加していく集客媒体には、ちゃんと「始めるべきタイミング」があります。

そのタイミングとは・・・

続きを読む

治療院集客におけるそれぞれの媒体の適正水準

あなたの治療院では普段いくつの集客媒体を利用しているでしょうか?

そして、その際の広告費はそれぞれどのくらいになっているでしょうか?

そのときに「あれ?もしかして自分の院って広告費高すぎる?」と感じることはあったりするでしょうか?(あるいは「自分の院って広告費かけて無さすぎるかな??」というパターンも。)

つい先日もクライアントさんから「うちって広告費が掛かり過ぎですかね??もうちょっと下げた方がいいですか?」という質問を受けました。

結論から言えばそのクライアントさんの売上で考えれば広告費が掛かり過ぎってことは無かったのですが、できれば少しでも広告費を抑えたいっていうのが人情ですからね、気持ちはわかります。汗

もちろん売上が100万しかない治療院と、売上が400万とか500万を超えている治療院では広告費に掛ける金額も変わってきます。

前者が毎月20万も広告費を支払っていたらかなり経営的にしんどいでしょうけど、後者であればむしろ20万くらいであればしっかりと支払って集客を安定させるほうが望ましいくらいです。

大きく分ければ治療院の集客はPPC広告やInstagram広告などのようなオンライン媒体と、チラシやミニコミ誌などのようなオフライン媒体に分けられます。(もちろん紹介や通りがかりもありますが、紹介や通りがかりはその都度コストがかかる方法ではないので、今回の広告費の話からは省きます。)

そこで今回は適切な集客を行うために、それぞれの媒体でどれくらいの集客コストで納めれば、安定した利益体質の治療院経営が行えるかをお伝えします。

続きを読む

もはや口だけの専門では通用しない

治療院にマーケティングの概念が浸透し始めてからというもの・・・

「○○専門」という表記をホームぺージやのぼり、チラシなんかに掲げる治療院が非常に多くなってきたように感じます。

確かにマーケティングの概念が浸透していった初期の頃は、とりあえず「腰痛専門」とか「交通事故専門」とか「産後の骨盤矯正専門」なんて名称をホームページに掲載しておくだけでもそれなりに効果はあったと思います。

しかし、、、

これだけ治療院が増え、どこもかしこも「○○専門」と掲載するようになってきた現在では、そう上手くいかないケースも増えてきているようですね。

ウェブ上での集客などで優位に立つために「ただ施術が出来るから」という理由でなんでもかんでも「専門」とつけて集客を行い、仮に少し集客がうまく行ったとしても、結局患者さんが居つかなかったりしてる院も多いんです。汗

つまり院内設備や実際の対応など、しっかりと本質的な中身もちゃんと見られるようになってきているということです。

あなたははたして「専門院」と掲げるだけの準備と対応をしっかりと行えているでしょうか?

続きを読む

成果を出し続けるためにメンターから学んだマインドセット

過去にも何度かお伝えしたことはありますが、今回は以前から僕が意識している「成果を確実に出す」ためのマインドセットのお話をしようと思います。

と言っても、もともとこの考え方自体は、僕もメンターから教えてもらったことです。

そして、それからずーーーっと自分自身成果を出すために大事にしている考え方ですので、ぜひ今回の話でピンと来た先生にも意識して頂きたいと思います!

もちろん、あくまでも自分が「あ、この考えは大事なことだな」と思っているだけなので、全員に対して同じように思って欲しいわけではありません!

この考えは自分に合わないな・・・と感じられるのであれば「へー、こんな考えもあるんだな」くらいに捉えて頂けたらなと思います^^

とはいえ、少しくらいはピンと来る先生もいると信じています。笑

では、それはどんなマインドセットなのかと言うと・・・・・・

続きを読む

治療院経営の安定を目指したいならセールス力を磨け!

多くの治療院を見ていると、売上が上がっている院も、下がっている院も見ることがあります。

そして、残念ながら売上の下がっている院の共通点を見ていくと、多くの場合で売上の下がっている院は治療技術ではなく「セールス力」が弱いことが多いです。

セールスっていう表現を使うと抵抗があるかも知れませんが、要は「相手に提案する能力」ですね。

治療技術があることは大前提にはなりますが、月商300万くらいまではぶっちゃけマーケティングとセールスの力が一番売上に与える影響が大きいです。(月商500万超えを目指すくらいになってくると、教育力やマネジメントスキルのウエイトが大きくなってきます。)

将来的に分院展開したり、スタッフを雇いたい先生からすれば教育力やマネジメントスキルを身に付けることも重要ではありますが、まず「今売上を伸ばしたい」のであればマーケティングとセールス力を磨くほうがよっぽどリターンを得るのが早いです!(そして、売上という土台が安定してから改めてマネジメントスキルなどを身に着けていくのもアリでしょう。)

特に自費移行をしたい院、自費の売上を伸ばしていきたい院に関してセールス力アップは必須の課題とも言えますね!

あなたの院ではしっかりとセールス力を磨けているでしょうか!?

続きを読む