あなたの治療院の分単価設定はそれで大丈夫?

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治療院経営においても、ビジネスモデルというものは非常に大切になります。

このビジネスモデルを構築する段階でそもそもの構築ミスをしてしまうと、頑張っても頑張っても売上が目標に達しない、、、という、とても悲しいことになりかねないのです。

その中でも特に大事なことの一つに分類される要素が「分単価」ですね。

耳にタコができるくらい聞いたこともある人もいれば、整骨院で保険請求がメインでやっている先生なんかだと未だに「分単価かぁー、どれくらいかなー?」なんて人もいると思います。(最近ではわりと一般的な用語になってきているので、あなたはちゃんと知っていますかね^^)

しかし、この「分単価」の設定があなたの院の売上の大部分を左右してしまうんですよ!

今回は数字の例を挙げながら、どのくらいの営業日数で、どれくらいの単価の設定だと、はたして月商がどれくらいになっていくのかについてお話していこうと思います。

治療院経営を安定させたいなら、売上目標から時間単価を決めろ!

基本的に今回の話は1人治療院だろうと、スタッフさんを雇っている治療院だろうと同じ考え方です。

分単価さえ決まっていれば、売上の上限というのはおおよそ決まってしまうものなんですね。(計算を単純化するために、保険診療分や交通事故の自賠責で通院されているケースは除外して説明します。)

もちろん、美容や物販などを導入している院も多いでしょうから、分単価だけがすべてという訳ではありませんが、それでも非常に重要な数字にはなります。

では、どのように分単価の設定をすればいいのでしょうか?

 

あなたは毎月どれだけの売上をあげたいのか?

例えばあなたが1人院長で働いているとして毎月300万円の売上を目標にしていたとします。

その時のあなたの院の状況が仮にこういう状態だとしましょうか。

 

1カ月の診療日数24日

1日の診療時間8時間(=480分)

施術者1人

 

だとすると、

 

300万 ÷ 24日 ÷ 480分 ÷ 1人 = 約260円

 

この上で1人の患者さんにかかる施術時間が15分なら施術単価は260円×15分で3900円になりますし、20分なら260円×20分で5200円になるわけです。(他に売り上げの柱がないかぎりは、そうしないと300万円目標に届かないわけです。)

 

稼働率も計算に入れる

とはいえ、現実的に1日480分間フルに働き続けるなんて不可能です。1日だけならまだしも、それを継続なんてしてたら、、、、、、本当に体を壊します。汗

なので実際のところは、診療時間に稼働率というものをかけなければいけません。

先生自身の考えもあると思いますが、スタッフを雇っている所なら適切な稼働率はだいたい60%~70%くらいです。80%とか超えてくると体感的には「忙しい」と感じるようになります。

ただ、1人院長先生の場合なら稼働率は本人の気合次第で、まぁ稼働率80%はいけますね。90%を少し超えるくらいでも、なんとかギリギリ回せなくもないかな?といった感じです。ただし、疲労感はかなり感じるようになってくると思います。

とりあえず、ここでは仮に稼働率70%としておきましょう。すると480分のうち70%なので、、、

 

300万 ÷ 24日 ÷ 336分(480×0.7) ÷ 1人 = 約372円(目標分単価)

 

となるのです。

なので、現実的にこの治療院で売上300万と目指したいのであれば、1分単価372円に設定しなければいけないというわけです。

ということは、もし1人の患者さんにかかる施術時間が15分なら施術単価は372円×15分で5580円、20分なら372円×20分で7440円にしなければならないのです。(つまり、それだけの金額を払っても良い、と患者さんに思ってもらえるだけの価値提供をしなければならないということ。)

 

いくつかのパターンを見てみましょう

スタッフをしっかりと雇い、負担を分散することができれば、、、

売上目標400万

1カ月の診療日数25日

1日の診療時間9時間

施術者3人

稼働率60%

 

の場合、

 

400万 ÷ 25日 ÷ 324分(540分×0.6) ÷ 3人 = 約164円(目標分単価)

 

施術時間が20分なら、施術単価は3280円の設定になります。

これなら、スタッフさんが施術を行っても無理なくかなり設定しやすい金額と言えるでしょう。

 

あるいは稼働率をめっちゃ上げて、1人ですごく頑張れば、、、

売上目標200万

1カ月の診療日数25日

1日の診療時間9時間

施術者1人

稼働率80%

 

200万 ÷ 25日 ÷ 432分(540分×0.8) ÷ 1人 = 約185円(目標分単価)

 

施術時間が20分なら、施術単価は3700円の設定になります。

人によってはしんどいと感じる労働時間かも知れないですけど、最初のパターンのように1回の施術で7440円を患者さんに請求するのが無理、、、という先生でも、これくらい頑張れば月200万に届くってことです!

実際、1人治療院だとこの単価(3700円)よりもうちょい高い金額(4000円~6000円程度)を設定して、その分は営業日数だったり稼働率を調整して、月商200万を越えていくクライアントさんは多かったりしますね^^

 

 

まとめ.あなたの目標が達成できる分単価はいくら?

今回の例は、整体院だと割とそのままの計算ですが、整骨院で保険請求なんかをしていると1回の保険請求分だけ、施術単価の設定が安くてもよくなります。

また、自賠責などの売上も加算される分、実際にはもう少し目標達成は楽にいけるでしょう。

とはいえ、そこに頼っているようでは安定経営ができるとは言えません。

治療院が交通事故の患者さんを抱えている人数なんて、ほとんどの院で減少傾向にあったりしますからね。汗

だからこそ、治療というメインの部分だけでも、十分にしっかりと自分の目標が達成できる分単価を計算して導き出しておきましょう。

そして、自分の施術価値がその分単価に、あるいは1回の施術単価に見合ってないかも・・・と感じるのであれば、しっかりと自分の施術を納得できるレベルまで持っていくことが大事なことです。

理論上こうなるから、、、なんて価値に見合わない金額を設定しても長続きはしませんからね!笑

だんだんと提供している自分自身が精神的にきつくなってきますよ。汗

あくまでも提供する価値ありきです。

そのうえで、この分単価をしっかりと設定し、あなたの毎月の売上目標を達成できるようにしてみてくださいね^^

 

 

 

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