あなたの院では、毎日しっかりと朝礼や終礼を行なっているでしょうか?
普段から朝礼や終礼を行っている院からすれば想像もしにくいかも知れませんが、意外と朝礼や終礼をやってない院というのは多いのです。
1人治療院の時の意識のまま、なんとなくパートさんを雇って、なんとなく忙しくなってスタッフを雇って・・・と環境に押されてスタッフを雇ってしまった先生にそういう傾向があるように思いますね。汗
しかし多くの治療院を見ている上で、チームの結束力や売上が高い院は必ずといっていいほど、この朝礼や終礼をしっかりと行なっている院が多いです。
しかもただ惰性でやるのではなく、しっかりと中身まで重視しているのです。
それだけ朝礼や終礼にはスタッフの成長や院の売上増加に繋がるパワーがある、ということの証明でしょう!
そして、その中でもぜひ取り入れていただきたいのが、チームの結束力をさらに高める「ある習慣」です。
この習慣でスタッフ間の結束力を強めろ!
いろんな価値観を持つ人間が集まると、どうしても「人の問題」というものが起こってきます。
これはコントロールが効きにくい部分なだけあって、ヘタするとマーケティングの問題なんかよりよっぽど改善が難しかったりします。
ぶっちゃけスタッフさんを多く雇っている先生の場合、売上よりも人の問題に頭を悩ませている時間のほうが長いのでは・・・・・・?と思います。
これは、決して過言ではないと私は思っています。
とはいえ、治療院の経営を安定させていき、売上を500万以上ぐらいに上げていこうと思うのであれば、スタッフ問題はどうしてもなかなか避けては通れない道です。
では、どういった施策を行えば、スタッフ間のコミュニケーションはプラスに向いやすいのでしょうか?
それが、まさに今回お伝えしたい「朝礼・終礼」の上手な活用なんですね!
まずは朝礼、終礼の時間をしっかりと取る
まずは、やり方よりも何よりも、こういった朝礼や終礼といった形でスタッフが集まって輪を囲むような情報共有の時間を取り始めることが大事です。
そもそもこの時間さえ取っていないからこそ「あの人が普段何考えてるかわからない」とか「スタッフ間で共通の認識が無いような気がする・・・」と言ったような状況に陥ってしまうのです。
仮に「報連相」だけしかやらなかったとしても(もちろん、本当はもっといろいろやったほうが良いわけですが。笑)、この時間をしっかりと取り始めることから始めましょう。
「褒め」習慣を作る
さて、今回の本題の部分ですが、スタッフ間のコミュニケーションが上手くいかない要因の一つとして、「スタッフ同士の関心そのものが薄れてしまう」ということがあります。
社員が数百人もいるような企業ならそれでもやっていけますが、スタッフが4〜5人しかいないような治療院で、チームがお互いに無関心になることは致命的です。
これはあくまでも私の私見ですが、多くのケースにおいてスタッフ同士に問題が起きるのは「自分はちゃんとやっているのに〇〇さんはやってない」という不満が積もっていくことから始まっているように感じます。(これは院長がパートさんに対しても感じたりすることが多かったりしますね。ただ、意外とそういったスタッフでもよく見てみればちゃんと仕事をしていたりもするのです。結局減点方式で見てしまっているから、「出来てない仕事」が1つあるだけで仕事をしていないように見えてしまっているだけだったりすることも良くあるんですね。)
それを回避するための習慣がこの「褒め習慣」です。
では、具体的にどんなことをするのかと言うと・・・
- 朝礼で今日1日観察する人(対象者)を選ぶ
- 診療時間、あるいは休み時間など、他のスタッフはその人の動きなどを1日よく見ておく
- 終礼にて、今日1日の中で対象者の良かった点や感心した点を理由を添えてみんなの前で発表する
というような流れです。
この環境を作ることにより、スタッフは最低でも1人の他のスタッフのことをじっくりと見る機会が与えられます。(意外でも何でもなく、こういうことは意識しないと、スタッフがしている良いことや動きには気づかないものです。)
結果的にスタッフへ意識を向けるという習慣が付きます。
意識を向けてみると、意外と自分では気づいてなかった仕事を代わりにやってくれていたり、自分ではそこまでやらないかも・・・・・・と思うような作業をちゃんとやっていたりするスタッフの姿が目に入ったりするのですね^^
そこで気づけたことを、実際に終礼の場で発表するわけです。
すると、終礼で褒められたスタッフは「〇〇さんは自分が意識してやっていたことをちゃんと見てくれているし、評価してくれてる!」とか「自分でも気付かなかったけど、みんな自分のこんな所を評価してくれてるんだ!」といったような自己評価、自尊心を高めてくれることにも繋がるのです!
人間だれしも「(他のスタッフが)自分に関心を持ってくれている」と感じられるというのは、とてつもない自己重要感を満たしてくれるものなのですね。
こういったチームに属するスタッフ同士がお互いにやっていることを認識して、認め合うっていうのは本当に大切なことなんですよ^^
まとめ.チームの結束力は習慣で高める
スタッフの辞める理由の一つは「自分はここに居る必要が無いんじゃないか・・・(自己重要感の欠如)」と感じてしまうことです。
いわゆる「自分の居場所はここじゃないのでは??」という居心地の悪さを感じるということですね。
そんな風に思ってしまうのは、なかなか普段チームメイトからどんな風に思われているか聞かせてもらう機会が無いからなんですね。(こんなご時世ですから、なかなか飲みニケーションを頻繁に取る、というのも難しいかも知れませんしね。汗)
しかし、こういった「褒め習慣」を取り入れることにより「チームから自分は認められている!」と思えるようになることは、スタッフ同士の自己重要感を高め、チーム力を強くするための一歩として確実に有効な一手になります。
また、自分が相手(他のスタッフ)になんとなく感じていた不満を取り除くキッカケが生まれたりもするものです。
あなたが終礼や朝礼にどんな要素を期待しているかは分かりませんが、もしチーム力の向上に悩んでいるのであれば、こういった施策を取り入れてみてはいかがでしょうか?^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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