ライフタイムバリューという数字を知っていますか?

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今日は整骨院経営において、とても重要な指標となる

ライフタイムバリューという数字についてお話します。

 

この数字をある程度把握しておくだけで、集客にかけられる

金額がグッとあがるので是非覚えておいてください^^

 

 

そもそもライフタイムバリューって何?

 

ライフタイムバリュー(以下LTV)とは、日本語で

顧客生涯価値と書かれます。

 

ざっくり言うと、「1人の患者さんが来院してから、

リピートするのを辞めるまでに使う金額」のことです。

 

当然、この数字は院によって全く違います。

 

顧客単価の高い院や、平気リピート回数の高い院なんかは

当然LTVも高くなっていくからです。

 

例えば、保険と自費の合計が初診で3000円で、それ移行の通院では

1回あたり保険と自費の合計が1500円くらいの整骨院があったとしましょう。

 

そして、新患さんの平均リピート回数が5回くらいだとすれば、その院のLTVは

 

3000円+1500円×5回=10500円(LTV)

 

となるのです。

 

つまり平均してあなたの院には1人の患者さんが来ると、

最終的に10500円の売上になる、ということですね。

(この数字はかなり少なめに見積もっているので、実際はもっと大きな数字に

なってくるはずです。)

 

 

LTVを出す意味って何かあるの?

 

もっともな質問です。笑

 

確かに、ただ数字を出すだけじゃ意味がありませんね。

 

基本的には、このLTVとは集客する時にどのくらいの費用を

かけていいのか?を算出する時に必要となる指標です。

 

このLTVを出すことにより、集客する時に掛けられる

最大額を導き出すことが可能となるのです。

 

詳しくは過去記事(1人の患者さんを集客するためにかけてもいいコスト

で解説しているのでこちらも一緒にチェックしてみてください。

 

 

LTVのここに注意!

 

さて、このLTVですが、一つだけ注意することがあります。

 

それは集計期間についてです!

 

今回の例では一生を通して、患者さんがどれだけ平均して

通ってくれるか?という形でお話しました。

 

が、実際に一生を通してどれだけ患者さんが平均して

通ってくれるかなんて数字を出しようがありません。

 

休眠患者も居れば、閉院するまで永遠と通ってくれる

患者さんもいらっしゃるでしょうからです。

 

しかもいくら一生で〇〇〇円の費用を回収できると言っても、

一生をかけて回収していたら、それまでに資金繰りが上手く

いかなくなって閉院する、なんてことにもなりかねないからです。

 

ですので、基本は3ヶ月や長くても

6ヶ月程度を集計の期間にしましょう。

 

3ヶ月や、6ヶ月で平均何回リピートするか?

で計算するのです。

 

これなら、過去3ヶ月あるいは6ヶ月の新患さんを

遡ればいいだけです。

 

ぶっちゃけて言うと、

 

3ヶ月間の新患が作った売上÷3ヶ月の新患の総数

 

で、そのまま3ヶ月間の1人あたりの平均LTVが出ちゃいます。

 

イメージとしては3ヶ月で患者さんから頂ける売上が

〇〇円だから、そのうちの〇〇%は集客に使えるな!

というイメージですね。

 

このくらいの期間で回収できる数字を目安にしておけば、

未収金のせいで資金繰りが苦しくなってしまうことも

考えにくいのでかなり安心して、その金額を集客コストに設定できます。

 

 

多くの整骨院の先生というのは、自分の院で発生するほとんどの

数字を把握していないのが現実です。

 

何も全ての数字を把握しろ、とは言いませんが、

安定して経営を続けて行くために必要な数字くらいは

1度集計してみるのもいいのではないでしょうか?^^

 

それでは!

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