きっとあなたも人生のうちに何度かは「好きなことを仕事にしよう」っていうような言葉を聞いたことがあると思います。
割と一般的によく言われる言葉ですよね。笑
でもこれってどうなんでしょうね?
本当に仕事って好きなことをすることが一番いいんでしょうか?
好きなことだけをすることが仕事なんでしょうか?
それが本当に社会貢献に、あるいは自分のために繋がるんでしょうか?
この業界で長く頑張っている先生は「治療」や「患者さんと接すること」が好きな先生は多いと思います。
あなたもそうかも知れませんね^^
しかし、経営者という立場になってみると「数字を管理」したり、「集客」を行ったり、「人材教育」を行ったりと、1人の治療家としてだけで生きていくには必要なかったことまでやらなくてはいけなくなったりしますね。
そして多くの場合「治療」だとか「人と接すること」が好きだった先生は、数字とか集客とかマーケティングにはさほど興味が無かったりすることも多いのですね。
じゃあ自分が嫌いだからと言って、そういった部分に取り組まずに、それからも治療をひたすらし続けるだけで良いのか・・・?
好きなことに取り組むために、嫌々したくないことに取り組まなくてはならないのか・・・?
この考えに対して自分としては、こんな風に考えています。
価値のあることに本気で取り組めば好きになる
もちろん最低限生きて行ければそれで良い、っていうなら「好きなことだけをし続ける」という考え方もありかも知れませんが、ほぼ間違いなくこの考えでたくさんのお金を稼ごうと思っても無理だと思っています。
だって、価値の方向性が「自分が楽しめる」っていう自分に向いているんですよ?
ビジネスって基本的に相手に価値提供をして、相手が喜んでくれるからこそ、その対価として「お金」という形で結果が返ってくるわけじゃないですか。
ってことは、やっぱり「自分が好きなこと」だけやってちゃ大きく稼げないのは道理だと思うんですよね。(もちろん「たまたま」自分の好きなことがすごい社会貢献を含むこともあるかも知れませんが)
そうではなく本当に仕事である程度売上を立てて稼ぎたい思うのであれば、思考の中心はやっぱりお客さん(僕らの世界でいえば患者さん)であり、そこに自分の好き嫌いなんて本来関係ないと思うのです。
患者さんの悩みや解決してもらいたいことよりも、自分の好き嫌いのほうを重点的に考えるようになってしまったら、やっぱりビジネスとしては崩壊に突き進むんじゃないでしょうか?
嫌いなことでモチベーションが上がるのか?
ちなみに、じゃあ顧客のためだったら、自分の嫌いなことでもモチベーションを高めて一生やり続けろっていうのか??と言うと、実はそれもちょっと違うと思っていて・・・汗
嫌なことをし続けるには、ちょっと人生は長すぎますよね。汗
しかし、よく思い出してみてください?
今まであなたがやってきたことって全部「最初から好きなこと」でしたか?
多分そんなことないですよね?
最初は面白さがわからなかったけど、やり続けるうちに楽しさがわかってきたってこともたくさんあったと思います。(勉強なんかもそうだったりしますよね!最初は面白くなくても、勉強し続けるうちに勉強が楽しくなってくる瞬間ってあったりしますよね?無かったですか?笑)
最初は患者さんの痛みを取ってあげられなくて悩んでいた頃があったとしても、だんだん技術を磨いていって、気づいたら患者さんから笑顔で「今日もありがとう。よくなったよ^^」と言われるのがうれしくなって、それから治療が本当に好きになった人もいるんじゃないですか?^^
きっと価値あることに真面目に取り組んでいるうちに、だんだん最初は見えなかったことが見えてくるようになるんですよ。
人の身体、治療技術なんてまさにそうですよね?
いつまで勉強したって、いまだに新しい学びがたくさんあると思いますし、だからこそ楽しいんだと思います^^
気づけば5年、10年もやっていると心から「自分は昔からこの仕事が好きだった」と言えるようにもなっていると思います。(一番最初の頃から好きだったかどうかなんて、それに比べれば些細な問題とさえ思うわけです。)
自分の好きなことから始めたことでなくても、きっとその頃にはモチベーションは自然と上がっていることでしょう。嫌々やってるなんてことにはなってないと思います^^
集客やマーケティング、人材教育なんかもやり続けるうちに面白さを見出すことって、決して少なくないと思うんですよね。
つまり「好きなことを仕事にする」んじゃなくて、「価値あることに真剣に取り組めば自然とその仕事を好きになる」んじゃないかと思うんです^^(それでもどうしても苦手・嫌いという意識が取れなければ、外部の専門家に任せるとかをその段階で検討すればよいと思います。最初から「自分はこれ嫌いだから」と手放すのは勿体ないですよ!)
まとめ.今、なんとなく避けてることない?
このブログを読んでいる人はおそらく経営者さんか、あるいはあまり人から指図される立場にない人が多いと思います。
そういった立場になると、従業員だった頃と比べて「自分が嫌」だと感じることを無理にしなくても良い環境にいることが多いです。
そのせいか・・・今なんとなく「やったほうが良いのはわかってるけど・・・」といって先延ばしにしてしまっている勉強や仕事が増えてしまったりしていないでしょうか?(マーケティングだとか、人材教育とかね。汗)
そして気づくと「自分の嫌いなことまでやる必要はない!」といってやらないことを正当化してしまったりするわけです。汗
本当にそうでしょうか?ただ自分がそれの楽しさを見いだせるほど真剣に取り組んでないだけではないでしょうか?
やっているうちにだんだん楽しくなってきた・・・そんな感覚を忘れてしまっているだけではないでしょうか?
本当はやったほうがいいんだろうなと思いつつも、もし最近ずーーーっと避けてしまっている事柄があるのであればぜひ振り返ってみてください。
マーケティングを学ぶことなのか?
集客に本気で取り組むことなのか?
あるいはもう一段階治療技術を伸ばすことなのか?
もしかしたらそんな部分に、あなたが次のステージに駆け上がるためのブレイクスルーが隠されているのかも知れませんよ^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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