あなたが治療院を経営しているのであれば、これまでにチラシでの集客を行なったことがあるかも知れません。
私自身、これまで何度もチラシを作成して来ましたし、1度のポスティングで50人、あるいは100人近くの集客成果をあげる事もあります。
しかし、セミナーなどでお会いする先生とお話をさせて頂くと、せっかくお金をかけてチラシを撒いたのに全然集客に繋がらなかった・・・と言われる方も少なくありません。
では、成果が得られるチラシと、成果が得られないチラシでは一体何が違うのでしょうか?
今回は、チラシ作成において集客数に影響を及ぼす4つの要素についてお伝えしていきたいと思います。
整体院チラシで集客数を最大化させるための4つの要素
実は、チラシの集客数を最大化したいのであれば、チラシの内容だけを考えるだけでは足りないのです。
もちろん、チラシの内容を考えるだけでも頭がパンクしそうになるのもわかります。しかし、せっかくやるんだからこそチラシを撒く前の準備も大事にしてみてください。
では、本題です。チラシの集客数を最大化するために必要な4つの要素、それは「リスト」「オファー」「タイミング」「コピー」という要素になります。(これらは広告業界の呼び方ですので、それぞれ解説していきますね!)
これら4つを全て考えることによって、あなたの院に来る新患の数は劇的に増えるでしょう!
リスト
聞き慣れない言葉かも知れませんが、これが一番重要な要素であると言われています。
ちなみに、チラシ効果に影響を与える4つの要素の内、リストの影響力はなんと50%を占めると言われています。
何のことかと言うと、「どこの誰にチラシを撒くか?」と言うことです。
例えば、あなたが作成したチラシが「肩こり・腰痛・頭痛・膝痛・五十肩・オスグッド・・・なんでも施術しますよ!」というようなチラシだったとします。この場合ターゲットはほぼ全ての人でしょう。
しかし、何となく分かると思いますがターゲットを広くし過ぎたチラシは結果的に言いたいことが散り過ぎてしまって、誰にも見てもらえないチラシになりがちです。
それよりも「産後の骨盤矯正します!」というように、ターゲットを明瞭にしたほうが少なくとも「産後の骨盤矯正」が気になっているターゲットに刺さる内容のチラシが出来上がるのです。
ただ、ここで重要なのが「あなたが選んだターゲット層」は果たしてチラシを撒く地域にちゃんといるのか?ということです。
どういうことかと言うと、あなたの治療院の周りがベッドタウンなら家族で住んでいる戸建も沢山あるでしょうが、もしあなたの治療院の周りが学生や単身赴任の人が多く済む町であれば、もしかしたらどれだけ良いチラシを作っても「産後の骨盤矯正」で来る人はいないかも知れません。
それなら初めから「部活の怪我なら任せてください!」や「仕事疲れの肩こりを解消します!」というチラシのほうが反応数は伸びるでしょう。
このように、地域の特性を無視して自分の院でやっているからという理由で、そのメニューのチラシを作ることは必ずしも地域のニーズに合うとは限らないということなのです。
さらに気を付けなければならないことは、チラシもただ適当な距離に撒けば良いという訳ではないということです。治療院が地域ビジネスである以上、どうしても商圏は限られます。
そんな中で反応が取れやすい距離というのもデータとして存在するので、過去記事の地域ビジネスにおける広告戦略も1度目を通されてみてください。
この「誰をターゲットにするか?」と「どの範囲の距離までチラシを撒くか?」を念入りに考えることが、チラシ集客を成功させる鍵の半分を握っているのです!
オファー
次に大切なものがオファーです。チラシ効果に及ぼす影響は20%前後と言われています。
オファーとは何かと言うと「チラシを読んだ人のメリットは何か?」という部分です。
チラシを撒いてとりあえず来てください、では相手からすると何故「今」行かないとけないのか?がわからないんですね。
チラシを見て、ターゲットにマッチした内容であれば来てくれるだろう、と思うのは甘い考えです。
あなたにも経験がありませんか?
市民税や自動車税など、払わなくてはいけないのはわかっているけどなかなか払いに行かなくて、結局期日のギリギリになって慌てて税金を収めるというような・・・
つまり、人は行きたいな、行かなくちゃな、と思っていても行動できないことなんてザラにあるのです。
こういう時に有効なのが「期限付きの割引」や「先着〇〇名限定プレゼント」などの、オファーと呼ばれるチラシを見て行動してくれた人だけに与えられるメリットなのです!
このオファーが強力であれば、強力であるほど、人はメンドクサイという気持ちを振り切って行動を起こしてくれます。
是非あなたなりの強いオファーを考えてみてください!
オファーの出来が良くて、適切なターゲットと地域に撒くだけでもかなり集客効果が上がるでしょう。
また、割引やプレゼントに抵抗がある人は治療院における初回割引の考え方も見ると、少し考えが変わるかも知れません。
タイミング
次はタイミングです。チラシというのは撒くタイミング自体が重要な要素の1つとなっていて、これもチラシ効果に及ぼす影響は20%前後と言われています。
タイミングに関しても、地域ビジネスにおける広告戦略で詳しく話していますので是非1度見られてみてください。
コピー
最後がコピーです。これは一言で言うとチラシの内容、「何をどんな文章で書くか?」ということになります。
治療院の先生の多くがこの「どんな事を書けばいいんですか?」という内容に関して質問をしてくるのですが、実はこのコピーがチラシの集客力に影響を及ぼすのは全体の約10%程度しかないのです。
だからと言って、適当に書いても良いというわけではありませんので詳しい書き方については過去記事の魅力的な広告を作る方法を参考にされてみてください。
まとめ.多くの先生が陥っている罠とは?
ここまで読んで頂けた先生なら、なんとなく気づいているかも知れませんね。
そう。成果の出るチラシとは大事な90%(リスト、オファー、タイミング)を重要視しているチラシなのです。
しかし、多くの治療院の先生が聞いてくることと言えば「どんなチラシを作ればいいのですか?」という10%(内容、コピ-)のことばかり。
これでは成果が上がりにくいはずです。
チラシ作りに必要なのは、前提となる地域のリサーチや、タイミングを合わせるためにチラシを何回も撒くという継続力、そして自分たちの院に来てもらえる確率を少しでも上げるための強力なオファーなのです!
治療院ビジネスは地域ビジネスです。
地域ビジネスにおいて、チラシ集客はまだまだ成果の得られる集客方法であることは間違いありません。
あなたが、もし新患さんを増やしたいと思っているのであれば、是非チラシ集客を1度検討してみてはいかがでしょうか?
それでは!