
いよいよ今年の終わりも近づいてきましたね。
院によっては、もう今年の残り稼働日が7日間を切っているという院もあるでしょう。
インフルエンザなんかが流行っている地域も多いですが、ここまで来たら最後まで体調を崩さずにしっかりと今年の締めくくりまで走り抜けたいですね!
ところで年末年始に1年間の目標を立てられる先生も多いでしょうから、今回はそこに少しでも役に立てればと「全てはテスト」というマインドセットについてシェアしたいと思います^^
もともと僕自身この言葉は人から教わったものですが、今でも僕のマインドセットにおいても最重要マインドとして位置づけられています。
このマインドが腑に落ちるだけで、きっと来年以降のあなたの治療院が成長していくスピードも変わっていきますよ^^
これを念頭に来年の目標をぜひ立ててみてください!
では、どんな意味なのかと言うと・・・・・・
「全てはテスト」だと思えば、失敗が無くなる
治療院経営は基本的に決断の連続です。
- 来月チラシを撒くか?
- リピート対策でこの施策は有効なのか?
- 問診のテンプレートに変更を加えるか?
- 施術単価の値上げは何月からか?
- 来月のPPCの予算は増減させるか?
- 新しい広告媒体を追加してみたりするか?
- HPの修正をしたほうが良いのか?
- AI対策はどの程度取り入れるべきか?
SNS集客のための投稿にはどの程度をエネルギーを注ぎ込むべきか? - スタッフ教育のためにあのセミナーに参加してみてはどうだろうか?
- 新しい機械の導入はどれにするか?
etc…etc…
決断しなくてはいけないことを上げれば切りが無いほどです。
ただ、この時に多くの先生が「でも・・・失敗したらどうしよう・・・」と思って、結局行動できずに、なんだかんだで現場も忙しいからと言い訳をして今日と同じ明日をそのまま過ごしてしまうことになるのです。
行動しなければ何も変わらないことは分かっているのに「もし失敗したら・・・」が怖くて行動出来なくなるのです。
これがまさに行動量を激減させてしまう最も厄介なメンタリティなのですね。汗
そもそも失敗しなくて成功できると思ってるの?
意外に思うかもしれませんが、ぶっちゃけ治療院の経営が上手く行っている先生ほど「(過去の)失敗の数が多い」んです。笑
失敗が少ないから成功しているというよりも、失敗はたくさんするけど、それを上回る行動数・行動量で失敗を帳消しにし、さらにプラスまで持って行っているから成功しているのです!
おそらく割合でいうと(小さな失敗も合わせれば)10回のうちの6〜7回くらいは普通に失敗していると思います。期待通りに行くことなんて3回〜4回ってところでしょう。(下手したらもっと少なくて10に1つか2つくらいしか成功しないって方もいるかも知れません。それくらい成功って得難いものなんです!)
ただ、成功者ってのはこの失敗をただ失敗で終わらせずに、「なんでダメだったんだ?じゃあ次はこうしたらいいかな?」と気持ちを即座に切り替えて、次の行動に移ることが出来るだけなんです。無意識的にPDCAサイクルを(しかも高速で)回し続けている、と言ってもいいでしょう。
大事なのは「結果」に対してどうするか決めること
例えばチラシを撒くにしても、PPC広告をかけるにしても、HPを修正するにしても、最初からすぐに成功するか失敗するかなんてわからないですよね?(成功する確率を高めることは出来ても、100%上手く行く、なんて保証はどこにもないわけですから。失敗したらどうしよう・・・というメンタリティとほぼ同じですが「絶対に成功する(と誰かから保証される)」ことしかやらない、というメンタリティも厄介ですからね!)
でも、それが期待したものかどうかは別として、何かしら行動に対しての成功でも失敗でも「結果」は得られると思います。
もちろん期待通りにいけば素直に喜べばいいでしょう。
しかし、期待通りに行かなかった時どうするのか?
それは・・・・・・「期待通りに行かなかったという結果を得ることができた」と思えばいいだけなんですね^^
もともと成功するか失敗するかなんてわからないんです。
だったら、大事なのは上手くいったら、じゃあ次はどうするの?あるいは、上手くいかなかった、じゃあ次はどうするの?というアクションをしっかりと予め考えておくことだけなんですね!
いいんですよ、別に最初から上手くいかなくったって。
うまくいかなかったことを改善を繰り返していくから、最終的にうまくいくようになるんです。
サッカーやバスケットのシュートの練習だって、テスト勉強だって、失敗したり間違ったりしながら繰り返すことで上手にできるようになっていったんでしょう?
そういう気持ちでアクションを捉えれば、それまでの行動は全て上手くいくかどうかの「テスト」でしかないってことなんですよね。
かの有名な発明家であるトーマス・エジソンも似たようなことを言っています。
トーマス・エジソンは、生涯に1,000件以上の発明をし、電気事業にも成功した発明家・起業家です。
エジソンは、白熱電球を長く点灯させるためのフィラメント(発光・発熱部分)の素材を探す過程で失敗を繰り返し、およそ20,000回にものぼる実験の結果、日本産の竹が最適だと発見しました。
「私は実験において失敗など一度たりともしていない。
これでは電球は光らないという発見を、いままでに20,000回してきたのだ。」
(引用元:藤島昭,『時代を変えた科学者の名言』,東京書籍)
20000回も繰り返すことが出来るのは、なかなか真似できないレベルの凄まじいメンタリティだと言わざるを得ませんが、まさにこういうことなんです。
テストだと思えば、上手くいかないことがあったって別に構わないと思います。だってテストなんだから。
エジソンみたいにここまで突き抜けられるかどうかは別としても、そのメンタリティの在り方はぜひ参考にしたいですよね。
最初から成功するか失敗するかの本番だと思うから、失敗が怖くて行動できなくなってしまうんです。
これがアクションを「全てはテスト」だと捉えるマインドセットです。
そもそも成功しようが失敗しようが、どっちでもドンと来い!ってマインドなんですね!
まとめ.行動しないことが最大のリスク
失敗を恐れるあまりに、極端に行動が遅かったり、行動の回数が少ない先生がいます。
失敗することによって失ってしまう「何か」が怖いのかも知れません。
それは場合によってはお金かも知れませんし、信用かも知れませんし、自信なのかも知れません・・・・・・。
確かに、何かしらを失ってしまうものがあることもあるでしょう。
しかし、現在の治療院業界を見渡してみてください。
どんどん環境は変化を続け、ますます状況は厳しくなっていると思います。
保険請求が何も問題なく入ってきていた過去の安定していた時代であれば、動くことはリスクだったかも知れませんが、現在のように環境がどんどん厳しくなっているのであれば、むしろ動かないことのほうがリスクなんですよ!?(少なくとも動かなかったことによって時間だけは必ず失い続けているわけですからね。)
どんな行動にも失敗はつきものです。
常に成功と失敗の確率が50%ずつのギャンブルを行い続けろ、とは言いませんが、どれだけ万全を期しても失敗の確率は0%にはなりません。10%とか20%程度の失敗確率は残り続けてしまうでしょう。
ですので、成功も失敗も「すべてはテスト」の結果と思って、どっちの目が出ても、次の行動に活かせるようにすればいいのです!
そうすれば、「失敗」だって、別に起きてもいいものに成り下がります。
その結果、あなたは行動に対する恐怖に対して勇気で打ち勝つことができるのです!
このマインドセットは、ビジネスの先輩から教わったあくまでも僕が大事にしているマインドセットです。
僕にとってこのマインドは最高の学びのひとつだったと思っています^^
もしかしたら「どうしてもこれは受け入れられない」っていう先生もいるかも知れません。
ですが、もしこのマインドを取り入れることで行動量が増やせそうだ!と感じたのであれば、ぜひこのマインドを取り入れた上で、来年の目標設定にでも活かしてみてください^^
きっと来年は今よりももっと院の成長が加速していくと思いますよ!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに


