多くの先生が勘違いしていることがあります。
それは、経営という観点から見たときにあなたが毎日やっている「治療」というのは「仕事ではない」ということです。
ここを勘違いしたまま「ふぅ。今日も頑張ったな」みたいなことを言っていると、経営はどんどんと悪い方向に傾いていってしまいますよ!どういうことかと言うと・・・・・・
「仕事」と「作業」は分けなくてはいけない
治療家としての使命は「痛みのある患者さんを良くしてあげること」。そしてそのための手段として「治療」をするということは、もちろん正しいことです。
しかし、経営という視点から言えば「治療」はあくまでも「作業」に分類される内容であり、決してあなたの事業を発展させるものでは無いということなのです。
トヨタが車を作ることだけに全ての時間を使っていると思う?
極端な話、トヨタが工場だけで永遠と車を作っていたとしたらどうでしょう?
広告宣伝もしない、商品開発もしない、プレゼン指導もしない、では今のトヨタはあるとは思いますか?
ちょっと想像ができないですね。笑
トヨタで言えば、「車を作る」というのはルーティン化された「作業」なのです。
それに対して「広告宣伝」や「商品開発」などの、ルーティン化されていない発展のための行動が「仕事」になるのです。(あくまでもこれは僕の捉え方ですので、ツッコミは無しでお願いします。笑)
つまり、「現場を回していく作業」と「経営を発展させていく仕事」は意味がまったく違うということです。
では、治療院の仕事ってなんなの?
治療院でいうところの「治療」が作業(あるいは、整骨院であればレセプト請求や返戻対応など)だとすると、治療院の経営を発展させていく仕事というのはなんでしょうか?
それは、多くの患者さんを診れるようにするための「人材教育」だったり、そもそもあなたの院に患者さんが必要十分な人数来てもらえるだけの「集客活動」だったりするわけです。
つまり気を付けないといけないのは、毎日「治療」だけをやっている日が続いているのであれば、基本的にそこには治療院の発展は含まれてない、ということなのです!
あなたは普段どれだけの時間を「治療以外の時間」に使えているでしょうか?
もちろんですが、勉強時間は違いますよ?あくまでも行動した時間です。
「いつも一生懸命頑張っているんだけど、、、なかなか売上が伸びていかないんだよな。。。」という先生は気を付けてください。全ての時間が「作業」に向けられてしまっているかも知れませんよ?
まとめ.「仕事」の時間をあらかじめ用意する
とは言っても、なかなか「作業」の合間に隙間を見て「仕事」を進めることは簡単ではありません。
あなたも「普段こんなに(治療や書類作業)で忙しいのに、どうすればいいんだ?」と思われるかも知れませんね。
ハッキリ言いましょう。
空いた時間に仕事をしよう、では結果的に本当に大事な仕事が後回し後回しになっていきます。
本当に「仕事」の時間を安定して持ちたいのであれば、毎日〇時〜〇時は仕事の時間、とあらかじめ時間をブロックすることが必要になります。
僕自身も、現場に出ている時は出勤前の早朝1時間は必ず「仕事」をする、と決めて毎日を送っていました。
電話もかかってきたりしませんし、めちゃくちゃはかどるのでオススメですよ。笑
ぜひ、あなたも普段の習慣の中でしっかりと「作業」の時間と「仕事」の時間を分けて考える感覚を身に付けてみてくださいね!
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