あなたが居なければ自立型スタッフが育つ理由

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あなたは現場で働いていて、スタッフが「自分で考えて行動できるスタッフ」に成長してくれればどんなに良いことか・・・と思ったり、考えたりしたことはありませんか?

しかし、現実ではすぐにスタッフが「これはどうすればいいですか?」とか「これで大丈夫ですかね?」と判断を仰いできて、全然自分で考えて行動をしてくれない・・・という場合が本当に一般的です。

だからこそ「どうやったらスタッフが自立して行動してくれるようになりますか??」という相談は結構多いです。汗

でも実は・・・スタッフが自立するかどうかは本人の本質とか能力に左右するというよりも、ぶっちゃけた話「環境」がそうさせてしまうケースがほとんどなんです!!

実際には”こういうこと”を辞めることが出来れば、自然とスタッフは自分の判断に従って行動し始めるものなんですよ?

現場からトップが消えれば、スタッフは自然と成長する

あえて極端に言いますが、院の経営責任者であるトップが現場から消えれば、それだけで現場を任されているスタッフの自立度はどんどん高まっていくのです。

逆に言えば、経営者がいつまでもずっと現場で治療を行なっている状態では、なかなか他のスタッフの自立度は上がっていきにくいと思って頂いて構いません。(やり方によっては不可能ではありませんが、成長しにくいのは間違いないです)

大げさな言い方かもしれませんが、決して冗談とかではありません!

何故そうなるのか?を、あるストーリーを交えてご紹介していきたいと思います。

 

電話に出なかったら・・・

もう結構前の話ですが、クライアントさんの1人に、スタッフがいつも何でもかんでもすぐに自分に判断を聞きに来て困っている、とおっしゃった先生がいました。

自分が現場に居るときはもちろん、少し往診に行ったり、セミナーに行っているときにですら、わからないことがあったら電話をかけて来て、判断を仰いでくるから困っている、と。

それに対して僕は「だったら、電話がかかってきても無視すればいいですよ。現場に居たらスタッフの話を聞かないのは難しいかも知れませんが、とりあえず現場の外にいるときの電話は全部無視しちゃいましょう」と提案しました。

当然クライアントさんはビックリしていましたね。笑

「いやいや!そんなことしたら現場が止まっちゃって大事になりますよ!無理です無理!」なんてお返事を頂きました。笑

そこで10分ほどかけてなんとか先生を説得して、とりあえず騙されたと思って試してみてください、という形でしぶしぶ納得してもらったんですね。

 

それからしばらく経った後日。

 

突然かかって来たクライアントさんからの電話の第一声は「先生!すごいですよ!スタッフが自分で考えて行動して、動いてくれていたんです!!」という喜びの声でした。

詳しく話を聞くと、どうやらセミナーを受けている最中に何度も院から電話がかかってきたらしいんですが、僕との約束を思いだして、死ぬほどソワソワしながら電話を取るのを我慢していたそうです。笑

セミナーが終わると着信が6件。

我慢の限界が来て、セミナーも終えて、院の診療が終わった直後くらいに電話をかけてスタッフに「ごめん、どうしても電話に出れなかったけど、何かあったの??」と質問したそうです。

するとスタッフから「ああ。ちょっとどうしようか悩んで伺おうと思ったことがあったんですけど、解決したんで大丈夫です!」と返事がかえってきたのです。

このとき先生はメチャクチャ驚いたと言ってます。笑

 

僕に掛かってきた電話は、ざっくりとこんな感じの内容でした。

そう。結局スタッフは、答えが聞けなかったら聞けなかったなりに、自分で行動できたってことなんですね。

 

 

結局スタッフの成長を阻害しているのは自分

上のような話は別に珍しいことでも何でもありません。

後輩や、部下なんかは、先輩や上司がいない時こそ、成長するものなんです。

自分で考えて行動できるだけの能力は持っているけど、でもどうせ上司や先輩がいるんなら「念の為に」あるいは「そっちのほうが良かれと思って」、さらには「メンドクサイから」意見を伺ってしまうんですよね。汗

そう、、、。分かってるけど「念の為」確認しているのです。

あるいは「(自分で勝手に判断するよりも)院長が居るんだし、聞いたほうが良いよね」と聞いているのです。

あるいは考えたら分かることでも「メンドクサイ」から聞いているのです。

考えてもわからないし、自分でまったく判断がつかないから、院長であるあなたに聞いているわけじゃないんですね。

 

 

しかし、もともと能力はあるわけですから、他に確認できる人がいなければ、自分でそれなりの答えを出して行動出来るんですね。

聞いてくることは全部わからない、あるいは出来ないこと、と思うのは勘違いです。(もちろん、そもそも教えてないことやできないで当たり前のことを質問されるのは当然です。教育が足りてないスタッフはまず最低限できるようにさせてあげることが第一で、あくまでも今回の話は「本来なら一通りの業務は絶対にわかるはず」というスタッフが、もう一段階成長するためのステップです。)

それなのに、全部片っ端から対応して、答えを出しているから、スタッフがどんどん楽をしてしまう、あるいは「院長に聞くことこそが正解」と勘違いしたりしてしまうのです。

 

 

まとめ.トップがいるとスタッフは凡人に、トップがいないとスタッフはエキスパートになる

もちろんごく稀に例外だってありますが、実際スタッフからの質問に「その場で対応」しないと経営がやばくなる、なんてことはほとんど有り得ません。

であれば、今回の話のように、スタッフを成長させるために、あえてスタッフからの質問にすぐに答えられないような環境を作る、というのも一つの有効な手段なわけです。

あるいはあなたのほうから予めちゃんと「あえて俺はしばらく答えないから、自分たちで考えてやってみて欲しい、もちろんそれで何かあっても責任は俺が取るから」と伝えるのも良いでしょう。(責任の部分に関しては、スタッフが思い切って行動できるようにするためにも、しっかりとちゃんと伝えておいてあげたいところですね^^)

すると、思った以上に「あ、あれは大丈夫です!解決しました!」という返事が聞けることに驚くと思いますよ^^

スタッフはトップがいると凡人になりますが、トップが消えた瞬間にエキスパートになるのです。笑

もちろん、ただ連絡を受けないだけでなく、本当にスタッフが伸び伸びと自律型に成長していくためには、他にもやらなくてはいけないことも沢山あります。

今回の「電話を受けない」ということだけが全てではありません。笑

ただ、今回の話からまずは「スタッフは決して無能でもなく、ちゃんと自分で考えて動ける能力は持っているもの」ということを知ってあげてください^^

そのうえで「自分で考えて行動する必要がある状況」さえ上手に作ってあげることができれば、思った以上に成長してくれるスタッフさんも出てきてくれますからね!

 

 

 

 

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