あなたの整骨院では毎月何人くらいの新患さんが紹介で来院してくれるでしょうか?
紹介がいない・・・・・・という整骨院はさすがに少ないですが、数字を調べてみると思ったよりも少ないな、と感じる整骨院は少なくありません。
そういった紹介が思ったように起きてない先生たちにお話を聞くと、そこにはある共通点があったのです。
目次
整骨院の紹介は自然発生を待っていてはダメ!
結論から言いましょう。
自分の整骨院に対する紹介が思ったように増えない先生たちに共通したのは『紹介は患者さんが自然とお越してくれるのを待っている』ということでした。
これでは当たり前ですが、紹介で来院される新患さんの人数は最大化しません。
何人くらいが紹介だったらいいの?
もちろん多ければ多いほうがいいのは当たり前なのですが、一つの目標として、先月のレセプト枚数の10%くらい紹介が起こっていると、十分良いと言えるでしょう。
例えば、先月のレセプト枚数が150枚なら、今月の紹介が15人はいる、というような感じですね。
このハードルは院によっては意外と高いハードルだったりするのですが、紹介ほど広告費の安い集客法も無いので、ここは是非しっかりと目標を定めて頑張ってみてもらいたいところですね。
紹介を待っている人のメンタルブロックとは。
では、最初にお伝えした「紹介は自然と患者さんが起こしてくれるのを待っている」先生達は、紹介に対してどんな考えを持っているのでしょうか?
僕のクライアントさんや、セミナーなどでお会いする先生に質問をすることがあるのですが、『腕があれば紹介は勝手に起きる!だからそんなこと俺はしなくていいんだ!』と思っているような先生は少ないということがわかりました。
本心はそうではなく、「患者さんに紹介をお願いするのが悪い気がする」とか「本心を言うと、自分の施術スキルに絶対の自信が無いから、紹介を頼みにくい」といった、後ろめたさが足を引っ張っている人のほうが多かったのです。
紹介は自然発生するものでは無いと言い聞かせる
残念ながら、そんな気持ちでは当然紹介は生まれません。
(自分の施術スキルに自信が無くて紹介を頼めない、というのは・・・さすがにまずは患者さんを治せる自信を持ってくださいとしか言えませんが。笑)
確かに、わずかな人数なら自然と紹介が生まれることもあります。が、それでレセ枚数の10%程度の紹介が生まれるかと言われれば厳しいです。
そうではなく、積極的に自分から患者さんに紹介をお願いするということが大事なのです!
実際に整骨院に紹介してもらう方法
①まずは質問をする
とはいえ、いきなり「誰か調子の悪い人がいたら一緒に来てくださいね!」なんて言われても患者さんは困ります。
そうではなく、「ご家族に、〇〇さんと同じように△△が痛いと言っている人はいませんか?」とか「同僚の方も、〇〇さんと同じように△△が痛いとか言ってたりする人はいませんか?」というように、患者さんの頭の中にしっかりとターゲットを思い浮かべさせて上げてください。
そうすれば患者さんは「実はうちのおばあちゃんが・・・」とか「いますよ!同じ課の先輩が・・・」といった風に、お体のことで悩んでいる人の存在を思いだしてくれるのです。
②その人を紹介してください、と伝える
そのように患者さんの頭の中で紹介出来そうな人を思い浮かべさせてから、「でしたら、私がしっかりと診ますから、良ければその人にこの院を紹介してみて上げてください^^」という感じでしっかりお願いするのです。
そうするからこそ、患者さんは『先生がこう言ってるし、今度連れてきてみようかな?』と思ってくれるのです。
本来患者さんも、自分の痛みが取れれば良いのですから、こうやってわざわざ紹介出来そうな人を思い浮かべさせて、そして言葉でお願いしなければ、紹介が増えることなんてありえないのですよ!
③できれば紹介カードや名刺などを用意しておく
最後に可能であれば、促販物を用意しておくと患者さんはさらに紹介を行いやすくなります。
例えば、紹介カードや先生の名刺なんかですね!
そういったものがあれば、患者さんがあなたの院の説明を詳しくしなくても、ある程度の情報をしっかりと相手に伝えることが可能になるからです。
紹介カード自体の内容に関しては、意図的に整骨院に口コミを起こす紹介カード作成法をご覧になってみてください。
④紹介してくれた人にしっかりと感謝を伝える
ここは非常に大切です。紹介とは1人ひとりが、それぞれ1人ずつ紹介してくれるものではありません。
むしろ、紹介しない人は絶対に紹介しない代わりに、紹介してくれる人は1人で5人でも6人でも紹介してくれます。笑
しかし、せっかく紹介してくれたのに、あなたが知らんぷりをしていてはダメです。
別に何か割引をしろ、という訳ではありませんが患者さんの紹介で誰か来たのであれば、しっかりと「〇〇さんのご紹介で△△さんが来られましたよ。ありがとうございます!これからしっかりと責任を持って見させていただきますね!」と伝えるからこそ、患者さんも『また、他にも身体が悪い人が居たら紹介しようかな?』と思ってくれるのです。
こういった気遣いを忘れないようにしましょうね!
ここまでしっかりと行うことが出来れば、今よりもさらに紹介が増えていくでしょう!
まとめ.患者さんだって整骨院に紹介してよいか迷ってる
「先生、今度うちの旦那を連れてきてもいいですか?」なんて聞かれたことはありませんか?
患者さんによっては、自分で紹介者を勝手に連れてくることにすら遠慮してしまう人もいるのです。
あるいは、『あの人とかも来たらいいんだろうけど、私から紹介するのもなぁ、、、』と、自分から率先してあなたの院を紹介することに抵抗がある人だっているのです。
そんな時に先生のほうから、「その人に是非当院を紹介してあげてください!私に任せてください^^」というような内容のことを言われたらどうでしょうか?
その患者さんは『先生がそういうんだから紹介しよう!』という風に思ってくれるものなのです。
何事も待っているだけでは状況は変わりません。
しっかりとメンタルブロックを脱ぎ捨てて、あなたのほうから患者さんに対して紹介をお願いするようにしてみてくださいね^^
追伸
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。お金はいりません。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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