最近は予約制を導入して院を稼働させる治療院もかなり増えてきました。
自費でやっていると、予約制のほうが色々と都合の良いことが多かったりしますし、ある意味自然な流れと言えるでしょう^^
とはいえ予約制のデメリットというか、予約制じゃなかったところから予約制に切り替えた院の悩みの一つとして、、、、、、、
「流行っている感」が出しにくかったりする、特に新患さんが来た時にいつもと院の雰囲気が違って困る、という話を聞きます。
そこで今回は予約制にしたときの「流行っている感」の出し方をお伝えしていきます。
予約枠をしっかりと考えていれる
予約制にしなければ、患者さんが一定の時間に詰めて押しかけるので、そういったときは院の雰囲気が非常に作りやすかったと思います。(もちろん、まったく患者さんが来てない時間はとても気まずかったでしょうけど、、、笑)
しかし、予約制にしてしまうと常に患者さんの数が少なめになってしまうというか、以前のように患者さんが「待つ」時間というものが消えてしまい、非常に雰囲気が作りにくくなってしまうと感じる先生が多いようです。
そこで何を考えていかなければいけないかというと・・・
院の滞在時間を考える
治療の枠を考えるときの基本時間というのはあくまでも施術家が治療に携わっている時間を基準にして考えていると思います。
であれば、例えば施術をする時間が15分だったと仮定しましょう。
きっとその場合の予約枠は15分か、あるいはコミュニケーションを取る時間も含めて20分枠くらいで取っていることでしょう。
ここで手技のみでやっていると、院の雰囲気は間違いなく作りづらくなってくるのですが、電療やEMS、ほかの機械などを使うことで、1人の患者さんが院に滞在時間する伸ばすことができるのです。
手技は15分だけど、ハイボルトやEMSを10分とか30分程度当てれば、実質的に院の滞在時間はかなり伸びてきますよね?
そうすれば施術者が1人だったとしても、施術している患者さんが1人、電療をしている患者さんが1人、さらに必ず予約枠の5分前には患者さんに来てもらうように指導していれば、次に施術する患者さんが1人で、1人の施術家に対して、常時3人くらいは患者さんが院に居てくれるようになります。(施術家が2人になれば6人。これくらいいれば雰囲気を作るのは余裕ですよね?)
このように滞在時間をうまく調整することによって、院に常時いる患者さんの人数をコントロールする意識が大事です。
予約枠は前後に予約が入っているところにできるだけ入れろ!
もう1点大事なのが、そもそも予約を入れるときの状況をしっかりと把握できているかどうかです。
予約制を取り入れるのであれば、患者さんの言う通りに予約を入れるのではなく、しっかりと自分たちで予約を入れるタイミングをコントロールする、という意識を持つことが非常に大切になります。
これは先生もそうですが、特に「受付さん(が予約を取っているのであれば)」に意識してもらいたい点になりますね!
例えば、予約枠が30分で16時と17時に予約が入っているなら、出来る限り患者さんには16時30分からの予約でいかがでしょう?とこちらから提案してみるのです。(もちろん無理な場合もありますが、多くの場合わりと患者さんのほうで都合がついたりします。)
こうすることによって、常に前後に患者さんがいるような状態を意図的に作り出すのですね。
またこのように既存の患者さんをある程度詰めて予約を入れるからこそ、どこか一部分では1時間程度「完全な空き時間」を作ることが出来たりするので、そこで突発的な新患さんの予約なんかにも対応できるようになりますからね^^
非常にメリットが大きいと言えるでしょう。
新患さんの予約がすでに入っている時なんかは、特にこの「前後の予約を埋める」という点を意識することが非常に大事になります。
新患さんに入っている前後で患者さんが一切いないと、かなりつらいですよね?笑
雰囲気がやりにくくなるのはもちろん、当然患者さんだって「あれ?もしかして今自分しかいない?なんか気まずいな、、、(ひどくなると、あれ?ここ流行ってないのかな?とかね)」って感じてしまいます。
新患さんの前後には必ず既存の患者さんの予約を埋めていく習慣をつけていくようにしましょう!
まとめ.患者さんを集中させて雰囲気を作る
予約制をやりながら上手に雰囲気を作っていくためには、治療院側もやることが多くなります。
ただ、患者さんに予約の時間を聞くだけでなく、あえて少し汚い言い方をすれば「こちらが来て欲しい時間」に患者さんに来てもらえるようにコントロールしていく必要があります。
そうすれば、仮に患者さんの数が多少少なかったとしても、新患さんが来る時間帯だけは患者さんがいるように見せたりして安心感を演出することも可能になります。
ぜひ、予約制で院内の雰囲気を作るのに苦労している先生は、その場で雰囲気を作る苦労をするのではなく、来院する時間のコントロール時点で多少苦労して予約をコントロールしてみてはいかがでしょうか?^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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