あなたの院が現在予約制でやっているかどうかはわかりませんが・・・
予約枠がいっぱいいっぱいなのに、突然通りがかりの新患さんが来院されることもあると思います。
(あるいは予約制ではなかったとしても、めちゃくちゃ混んでいる時に新患さんが来院されるとかね。)
きっとあなたも新患さんは少しでも多く来てもらいたいでしょうから、気持ちとしては新患さんを見たいとは思いますが・・・
しかしそういった場面だと、どれだけ新患さんを見たかったとしても、どうしようもないこともありますよね。汗
そして、結果的に新患さんを逃してガッカリするという・・・まさに治療院あるあるでしょう。笑
これを「0」にするのは難しいかも知れませんが、少しでもそんな風になるケースを減らすために、可能な限り新患さんを逃さずに対応するための現場での方法をお伝えします。
突然新患さんが来院された場合への対処法
単純に困っている新患さんを見られないことだけでも治療家の先生としては心が痛むでしょうし、治療院経営という観点から見ても新患さんを取りこぼすというのは痛いことです。
が、実際に予約を一切せずに飛び込みで来られる新患さんというのが一定数いる以上、こういった場面は避けられないですからね!
だからこそ、そういった場面で取るべき行動をしっかりと(受付さんなどのスタッフも含め)把握しておくことが大切になります^^
では、飛び込みで来院された新患さんに改めて予約を入れてもらうために取ってもらいたい行動とは何かというと・・・
問診票だけでも事前に書いてもらう
一番良くないのは「当院は予約制なので今は見れません」とか「今はいっぱいいっぱいでお受けできません」とただ事実だけを伝えることです。
確かにそれはそうなのでしょうけど、それをそのまま伝えるのではなく、せめて「当院は予約制でして、本日すぐに見ることはできないのですが・・・、本日の午後〇〇時か、あるいは明日の〇〇時などでしたら今すぐご予約をお取りしておくことができるのですが、いかがでしょうか?」と言う具合に他の選択肢まで含めてお断りできるようにしたいですね。
とりあえず最低でもこれをしておけば、高い確率とは言わないですが予約して帰ってくれる方もちゃんと出てきますからね^^
ただ・・・
ここで予約を入れてくれる人でも、その後ちゃんとその時間に戻ってきてくれるかどうかわからないのが、飛び込み患者さんの不安定なところですよね。笑
なので、ここで少しでもちゃんと戻ってきてもらいやすくなるようにするために「次回ご来院頂いた際は、すぐに先生に診てもらえるように準備させて頂きますので、こちらの問診票だけ事前にご記入をお願いしてもよろしいでしょうか?^^」といった感じで、事前に問診票の記入だけしておいてもらえるように誘導しましょう。
人は自分の行動が無意味になることを無意識的に避けるものです。
なので問診票を一旦帰られる前に、事前に記入しておいてもらうだけでも「せっかく問診票も書いたしな・・・」と、戻ってくるためのキッカケにもなるのです。
よっぽど急いでるとかでなければ、予約を取ってもらって返すだけでなく、その場で問診票だけでも記入してもらうようにしましょう^^(その際に受付さんでも対応が可能なのであれば、本当に軽くでも構わないのでプチ問診的なことをやって、患者さんの話を少し伺っておくだけでも印象はよくなりますよ!)
割引チケットなどを渡しても良い
また、さらに戻ってくる理由を増やすために割引チケットなんかを渡すのも手です。
変形のオファーですね。
「せっかくご来院頂いたのに、すぐ診療することができず申し訳ありませんでした。明日(後日)改めて来られる際にこちらのチケットのほうをお持ち頂ければ、初回の施術料を割り引きさせて頂きます。」
なんていう風に伝えて自費治療の割引チケットを渡しておけば、そのチケット自体が再びちゃんと戻ってくる理由になりますからね^^
オファーを出すのは嫌かも知れませんが、新患さんを完全に取りこぼすことのほうが嫌でしょう?汗
もし作成しているのであれば、一緒にパンフレットなども渡してしまいましょう。
治療の方針や、過去の喜びの声の写真などが掲載されているのであれば、そういった情報を見てもらうことで少しでも「(他の場所を探してもいいけど・・・)まぁせっかくだし、やっぱりここで診てもらったほうがいいかな?」という気になってもらえる可能性が高まりますからね^^
あくまでも予防線の一つですが、オファーを利用することに抵抗がないのであれば、こういったものもぜひ用意しておきましょう。
まとめ.新患の取りこぼしも努力次第
通りがかりの突然の新患さんの取りこぼしは、実際どうしようもないケースも多々あります。
とはいえ、それをただ「仕方ない」で済ませてしまうのか、それとも「何かできることがあるはず!」と準備しておくのでは、その取りこぼしの数に確実に差が開いていくのも事実です。
年に数回程度どころか、月に数回こういった場面に出くわす・・・という忙しい院さんもあるでしょう。
今回の例では飛び込み患者さんを例にあげましたが、もちろん電話での「今日行けませんか?」というようなケースでも考えとしては同じです。
ただ単に「今日はすでにいっぱいです」というだけで終わってしまうのか、それともそこからしっかりとフォローする体制を十分に院内で準備できているのかで、こういった取りこぼしの人数は減らすことが可能になるのです。
電話での取りこぼしや、飛び入り新患さんの取りこぼしなどをどれだけ抑えられるか?で、その月の新患さんの数が本当にじわっと変わってきますからね^^(年間で言えば結構な人数だったりしますからね!決して軽く見積もってはいけませんよ!)
もし今現在あなたが、こういった「どうしても見ることが出来ない」タイミングでの患者さんの来院について特に何も対策を持っていないのであれば、ぜひ今回の施策でできそうな部分だけでも実践してみて頂けたらと思います^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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