多くの治療院のコンサルをしてくると、「あ。この人うまくいきそうだな〜^^」という先生と、「あ。ちょっとこの先生は厳しそうだから、コンサルはお断りさせて頂こうかな・・・」という先生の差がわかってきます。
言い換えれば、経営において、成功しやすい院長と、失敗しやすい院長の差はコンサルをやる前からある程度見えてくるものである、ということです。
もちろんこれは能力の話ではありません。
皆さん、今の自分では出来ないことがわかっているからこそコンサルに頼みたいのでしょうから。その時点で本人自身が自分の能力に満足がいってないのは当たり前です。
では、いったいどんな資質の差が明暗を分けるのでしょうか?それは・・・
上手くいく院長と上手くいかない院長の差ベスト3 その2 「あ。それ知ってます」思考
前回の記事から引き続き、2つ目の上手くいかない人が持っている資質は「あ。それ知ってます思考」ですね。これも相当厳しい資質になります。笑
「あ。それ知ってます思考」ってどんな人を指すのかと言うと、、、こんな人です。
どうでしょうか?セミナーや勉強会などに沢山参加する、いわゆるノウハウコレクターに起こりやすい現象です。
ちなみに、「知っている」とこと、「実際にやってみた」ことと、さらに「実際にできていること」の間には、一万光年レベルの差があります。笑
ついつい知っていることは、すでに自分が出来ることと錯覚してしまいがちですが、決してそんなことはありません。
成果に繋がるのはあくまでも「出来ること」だけです。
極端なことを言ってしまえば、勉強会などに沢山参加していて、ノウハウなんかを沢山持っている先生なんかは、新しい知識を探すよりも、「今知っていて、そしてやれていないこと」を真剣にこなすだけで成果が出ることなんて死ぬほどあるのです!
大事なことは「実行」に移せる知識であること
勉強家の人ほど、セミナーなんかですでに知っている知識を聞かされると「あ。それは知ってるからいいや。知らないことが出てきたら真剣に聞こう」なんてなったりします。
そして、自分が知らない知識をどれだけ増やしてくれるか??という基準で、そのセミナーが良かったか、悪かったか、を判断してしまうのです。
しかし、これは危険です。
確かに、知識が増えればそれで良い、という先生はこれでも良いかも知れません。しかし、僕らが欲しているのは成果、つまり売上が上がることですよね?
だったら、セミナーの価値や勉強会の価値なんかは、売上を上げられるかどうか??で判断すべきなのです。
ここに重きを置いてください。
例えば、僕のクライアントさんなんかにもいるのですが、「知ってるけど、やってなかったことがこんなにあったなんて・・・」とか「尻を叩かれて、強制的にやらなくちゃいけない環境を作ってくれることに価値を感じてます。」と、知識以上に、実行してもらう環境を作ることに価値を感じているクライアントさんも沢山いるくらいなのです。
大事なことは「行動」まで落とし込める方法で、ノウハウを伝えているかどうか?なのです!
まとめ.「知っている」ことを素直にやってみる
「知る」ためにかかる時間なんてたかが知れています。
1回のセミナーに出る。本を1冊読む。人から話を聞く。「知る」ためにはこれで十分でしょう。
しかし、「やってみる」そして、「できるようになる」ためには、そこから圧倒的に時間がかかります。おそらく「知る」時間の10倍はかかるでしょう。もちろん大事なのは「できるようになる」ことです。
その上で、自分の院に合わなかったりする分には構わないと思いますが、、、やる前から、「うちではあわないかも??」って、、、それはやるのがメンドクサイだけなんじゃないですか?って話です。
セミナーや勉強会、コンサルで意識するべきことは、「知らない内容を知ること」、ではなく、知ってようが、知ってまいが、「やれていないことをやれるようにすること」です。
成功が続く院長になっていくためにも、あなたも是非「実行」にこそ価値を置いてみてくださいね^^
追伸
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
- 「いいね」ボタンを押して記事をシェア
- 記事を友人に「ラインで送る」
のどちらかでもして頂き、あなたの友人にもノウハウを共有してもらえると嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!