自分しか治療家がいない治療院だとしても、受付さんだけは雇っている、という先生は多いのではないでしょうか?
個人的にも、いくら1人治療院にこだわりがあったとしても、ある程度の売上を上げていくためには受付さんくらいはパートやバイトで構わないので雇うべきだと考えています。
やはり院長が電話対応から受付、ベッドメイクなどの雑務までやらなきゃいけない環境では、どうしても生産性が高まりきらないですからね。汗
そして、受付さんを雇う以上はある程度のクオリティを求めなくてはいけません。
たかが受付と思うなかれ!
クオリティの高い受付さんは、十分治療院の売上にだって貢献してくれるんですよ^^
では、その際にどういった部分に気を付けてほしいのかというと・・・・・・
目次
治療院の売上は受付さんのクオリティで変わる!
あなたの治療院では受付さんにどんなことをしてもらっているでしょうか?
もちろん、電話対応やレジ打ちなどの受付業務は当然やってもらっているでしょうし、治療院によっては電気付けやベッドメイクなどの施術補助もやってもらっているかも知れませんね!
そんな受付さんの仕事の中でも、特にクオリティを上げることで売上にさえ貢献してくれる部分といえば・・・
まずは電話対応のクオリティをあげる!
直接治療院に来院する方もいますが、多くの場合は患者さんとのファーストコンタクトは予約や問い合わせの電話であることが多いです。
特に最近の自費治療院であれば、基本的には予約制を採用しているところが多いため、電話予約の問い合わせは多いことでしょう。
ということは、患者さんは先生よりもむしろ受付さんと最初に接触する可能性のほうが高いくらいなのです!
ですので、この電話対応で「イマイチな印象」を持たれないようにすることは必須と言えるでしょう。
そんな時に必要になるのが、電話対応のトークスクリプトです。
患者さんから電話がかかってきたときに、どんな順番で、どんな質問をして、そしてどんな声色で聞くのか、どんな場面なら治療家に電話を変わるのか、などをあらかじめ決めておきましょう。
こういった部分をしっかりと決めずに、受付さんの自己判断だけに任せていると、問合せは来たけど、来院には結びつかなかった、、、という新患さんが増えます。
受付さんの予約の取り方が上手じゃない・・・
受付さんが新患さんの問い合わせを結構落とす・・・
なんて話もたまに聞きますけど「ちなみにどんな質問をするように教育してるんですか?」って聞くと、「いや、そこは受付さんに任せてました」なんて返答を頂くこともあります。汗
いやいやいや・・・笑。
それじゃ先生にも責任あるでしょうって話です。汗
大事な患者さんとのファーストコンタクトでの対応スキルなんですから、しっかり責任を持って先生自身がちゃんと受付さんを教育できるようにしておきましょう^^
また近頃では、最初の予約がLINE公式アカウントを通じて届くという院も増えているでしょうし、そういった際の返事を受付さんに任せているのであれば、こういった返答メッセージの文面に対しても完全に任せる前に、しっかりと院としての返答文面の例などを指導した上で任せるようにしましょうね!
笑顔で名前を呼んで対応ができるか?
新患さんだと特にそうですが、患者さんは来院されるときに不安なのです。
その不安を取り除くためには「私たちはあなたを受け入れてますよ」としっかりと態度で伝えてあげる必要があるのです。
では、そのために何が必要かと言うと明るい挨拶と、そして笑顔なのです!
あるいは、既存の患者さんであれば来院されてすぐに名前を呼んでもらえることでも、一気に心理的な安心感がでます。
ぶっちゃけ、どんなに治療効果が高くても、「あそこの治療院は何だか居心地が悪いな、、、」と患者さんに思われてしまっては、通院の足も遠のきます。
そして居心地の良さとは、どれだけ自分のことを受け入れてもらえていると感じているか?が非常に大きいのです!
たまーにあるんですけど、治療院に入っても受付さんがぶすっとして、小さな声で挨拶をしてくる。治療中も先生は真剣な表情なのか、しかめっ面で治療をする。そして帰りも受付さんは小さな声で「またお待ちしております」、、、、、、
って、本当に来て欲しいと思ってます!?。笑
それじゃ本当にそう思っていても、相手には伝わらないでしょ!って感じです。
コミュニケーションの基本は、自分がどう思っているかではなく、相手がどう感じたか?です。
相手が「この治療院は居心地がいいな」と感じるためにも、受付さんはしっかりと笑顔で明るく、そして可能であれば患者さんの名前まで呼んで対応するように成長して頂きたいですね。(理想を言えば、予約制なんかでやっている治療院であれば、例えば5時に新患さんが来ることが分かっていて、5時前くらいに見たことが無い人がおずおずと入ってきたのであれば「本日5時からご予約の〇〇様でしょうか?(ニッコリ)」なんて対応が出来れば、施術を行う前から新患さんの治療院への評価はきっと上がるはずですよ!もちろん、2回目や3回目の来院の際にも同様に名前を読んであげられるのが理想ですね。)
配布物の重要性など、戦略に理解はあるか?
受付さんだからと言って、言われたことをただやっているだけではクオリティは上がりません。
ステップレター(患者教育のための資料等)を渡しているのであれば、何故それを渡す必要があるのか?
LINE公式アカウントの登録や、会員の誘導などを受付にお願いしている場合、何故それをする必要があるのか?
回数券などの販売まで受付さんに任せているのであれば、何故回数券を提案することが患者さんのためになるのか?
など、「その作業の意味・重要性」を受付さんに知ってもらうことは非常に重要になります。
「意味の分からない作業」をしている受付さんと「意味をしっかりと理解して仕事」をしている受付さんでは、クオリティの違いに相当な違いが生まれます。
何と言っても(重要性を理解することによって)一つ一つの作業に気がこもりますからね。
受付さんだからいいや、、、ではなく、しっかりと整骨院で一緒に働く仲間として業務一つひとつの意図を教える手間をかけましょう!
まとめ.受付さんのレベルが整骨院のレベルも決める
飲食店などでもそうですが、人はお店のレベルを判断する際に、トップの人間のクオリティではなく、末端の人間(たとえばバイト)のクオリティを見る人は多いです。
バイトでもこんなにレベルが高いのか!!
受付でもこんなにしっかりと対応してくれるのか!!
と、そこに感動が生まれるのです。(もっとも有名な例でいうと、ディズニーランドのキャストさん達はバイトなのにあのクオリティなの!?と皆さん驚かれますよね?)
逆に、どれだけ院長の施術が良くても受付さんのクオリティが低ければ、一気に院そのものの印象すら悪くなってしまうのです。
その証拠に最近ではグーグルマイビジネスなんかの口コミを見ていると、特に「治療は良かったけど、受付さんの対応がイマイチだった」っていう星1とか星2の口コミを付けられいる治療院さんを結構見ますからね。これは非常に勿体ないと思いませんか?
それくらい患者さんは受付さんのことも見てるってことです。汗
あなたの治療院そのもののクオリティをあげようと思うのであれば、自分自身で全てをやってしまうのではなく、受付さんのクオリティまでしっかりと意識するようになれば、必ず患者さんが感じるあなたの整骨院のレベルも高まります^^
ぜひ、受付さんの成長に期待し、しっかりと教育してみてくださいね!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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