整骨院における院長から経営者になるタイミング

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あなたは今、現場で治療に入っているでしょうか?

 

もちろん、現場が好きで治療に携わっていたいのであれば、

そのまま治療に入り続けることをオススメします。

 

しかし、50歳や60歳になってときに同じだけの体力で

仕事を続けられるかどうか不安だったり、、、

 

出来れば現場の院長だけでなく、経営者としてビジネスの拡大を

行なっていきたい、という欲求があるのであれば、今日のお話は

役に立つかも知れません。

 

 

まずは仕事を作る

 

意外と多いのが、

 

「いざ現場を抜けるとやる事がなかった・・・」

「現場を抜けた後は何をしたらいいのですか?」

 

と言われることです。

 

このように、現場を抜けた後のビジョンが明確に描けていないのであれば、

まだ現場で一生懸命がんばりましょう!

 

おそらく現場を抜けるメリットよりも、人件費が増加するデメリットのほうが

大きくなってしまいます。

 

現場を抜けるための準備として、まずは現場で治療に携わりながら

「仕事をどんどん作ること」です。

 

経営者の仕事とは、マニュアルを作成し業務の自動化をしたりすることや、

出来る限り多くの患者さんを院に呼び込むための集客です。

 

ですので、最初はマニュアル作りや、

集客の導線の作成を倍に増やしてみましょう!

 

「ただでさえ日々の施術で忙しいのに、そんなことしても

大丈夫なの??」と不安に思うかも知れませんね。

 

安心してください^^

 

死ぬほどキツイですし、多分時間は足りません。笑

 

ですが、それでよいのです。

 

あなたがそれだけ頑張っている姿を見せるからこそ、一緒に働いている

スタッフはあなたのために時間を作ろうと思ってくれるのです!

 

 

成果をしっかりとスタッフに認識してもらう

 

死ぬほど頑張っていると、何かしらの成果が出てきます。

 

特に集客なんかは、新患さんが徐々に増えてくるので数字としての

成果が見やすいでしょう。

 

その時にしっかりとスタッフに対して、あなたが取ったアクションが

成果に結びついたのだと認識させることです!

 

ここが上手くいかないと、なかなか現場を抜けることが出来ません。

 

逆にここが上手く行くと、スタッフも

 

「これだけ成果が出るなら、院長にはもっと集中して経営的な

仕事をしてもらったほうがいいかも知れないなぁ・・・」

 

と感じてくれるのです。

 

もちろん、そう思ったからと言ってあなたが

「すぐに現場を抜けて経営の仕事をしたい」

と言ってもダメです。

 

そんなことをしては現場が回らなくなる、もしくは忙しくなるのが

目に見えてるからです。

 

ですので、このタイミングでの伝え方は

「スタッフを1人増やしたい、何故ならそうすればもっと経営的な

仕事をする時間が確保出来るからだ」としっかり伝えるのです。

 

これであればスタッフも、

「1人増えるなら現場は何とかなるし、院長にも経営の仕事をする

時間が作れるからアリかも知れない」

と考えてくれるのです。

 

意外と多いんですよ?

 

自分がしたいように現場を抜けて、好き放題裏で仕事を始めた頃に

スタッフから反発が出て、そのままスタッフが辞めてしまう。

 

そしてまた現場に戻らなくてはいけなくなる・・・という院長も。

 

全ては”スタッフからの反発なく”院長から経営者になるための準備です。

 

雇用している側だから、スタッフの気持ちなんか配慮しなくても、

スタッフは自分のために働いてくれるんだ!なんて思うのは大きな間違いですね。

 

 

徐々にフェードアウトする

 

次のステップは現場から徐々に抜けることです。

 

午前中だけ抜けるとか、忙しくないときは抜けるとか、

整骨院内で仕事はしてるけど現場には出ないとか、

徐々に現場にあなたが居ないことにスタッフも患者さんも

慣れさせていくのです。

 

新しく雇ったスタッフが最低限現場で仕事が出来るようになれば、

実際にあなたが現場で患者さんに対応しなくても現場が回るようになります。

 

ただし、この段階ではあなたの代わりに「院長」をこなしてくれるスタッフが

居るわけではないので、あなた自身は出来る限り整骨院内には居てあげましょう。

 

時々いるのですが、現場を抜けた段階で、整骨院からも居なくなる先生がいます。

 

これはやはりスタッフの不安という心理的ストレスが一気に高まってしまうので、

あまりオススメはしません。

 

あくまでも患者さんから見えない「スタッフルーム」や「裏のスペース」で

しっかりと経営者としての仕事をしているところをスタッフに見せるように

することと、何かあったときにいつでもスタッフが質問出来るような状況を

作ることが望ましいですね^^

 

ここまでやれば実質的にあなたは治療家としての院長というよりは、

整骨院の経営者としての院長にポジションチェンジすることができます!

 

このやり方がベスト、だとは言いませんが、

自分の経験や、他の整骨院の先生を見たときに、

かなり上手く行きやすいやり方ではあったと断言できます。

 

(もっと院の外にまで出られるような経営者になりたい、というのであれば、

この後に現場で1番出来るスタッフに対して院長教育というものをやっていく

ステージもあります。が、院長教育の方法はまた別記事で書きますね!)

 

競争の激しくなっている整骨院経営において、

治療だけでなく、経営者としてのセンスも伸ばせるように。

 

こういったことを視野に入れていた先生は、是非頑張ってみてください^^

 

それでは!

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