現代の治療院集客にオンラインを使った集客は必要不可欠です。
とはいえ、ホームぺージをとりあえず作るだけでいいのか??と言われると、この令和の時代に正直「それだけでは足りない」と僕は考えています。
もはやホームぺージがあればいい、という時代はとっくに過ぎ去ってしまったのです。
何か検索をしてもSEOでの検索結果が出る前にPPC広告が掲載されたり、MEOによる地図が表示されたり、最近ではGoogle for jobsの求人結果が載ったりして、その後ようやくSEOでの検索結果が表示される時代です。
さすがにちょっと下のほうに下がりすぎですよね。汗
だからこそこれからは積極的に自身でオンラインの広告媒体を使い、自身のホームぺージへ訪れてくれる人を見つけていかなければならないのです!
特にまた新型コロナの流行が拡大してきた現在、少しでも集客を伸ばして行きたいのであれば、まず1番最初に力を入れてもらいたいものと言えば・・・間違いなくこれですね!
目次
治療院のオンライン集客はまずはPPC広告から始める
治療院のホームページにアクセスを集める手段としてオンライン広告を活用していく場合、とにかく力を入れていってもらいたいものはPPC広告です。(厳密に言えば、今回はグーグル広告のほうで解説を行っていますが、便宜上今回はPPC広告という表現を使っていきます。)
もしあなたがPPC広告をやっていなくても、単語くらいは聞いたことがあると思います。
実際、僕のクライアントさんでもほとんどの先生がSEOからのアクセス数よりも、すでにPPCからのアクセス数のほうが圧倒的に多く、オンライン集客の導線を大きくPPCに頼っている状態になっています。(SEOだとグーグルアップデートなどですぐに順位が変動したりしてしまうため頼りっきりになるのが怖いですが、PPCならグーグルは一貫して検索結果ページの最上部に掲載し続けてくれているので安心感がありますね^^先月にもグーグルのアップデートで順位の入れ替わりが起こってしまった院などもあるでしょうけど、PPC広告には関係のない話です。)
ちなみにPPC広告と言っても様々な種類があるわけですが、今回特に一番最初に力を入れて必ずやってもらいたいものはその中でも「検索連動型広告」と呼ばれる種類のPPC広告になります。
この「検索連動型広告」がもっとも広告費を抑えつつ、費用対効果が高まりやすいPPC広告の種類になってくるからなのです^^
そもそも検索連動型広告ってなに??
ちなみに検索連動型広告というのは、検索窓にキーワードを打ち込んで何かを検索する際に、SEOで表示されるページよりも上の部分に表示されているこの部分に表示されている広告となります。
(ちなみに、今は右側のPPC広告はスマホ表示に合わせて表示されなくなってます。)
このほかにもディスプレイ広告と呼ばれる各サイト内に画像として表示される広告や、youtubeの動画内に表示される動画広告もすべてPPC広告に含まれるのですが、今回のお話はあくまでも検索連動型広告に限定してお話させて頂きます。
検索連動型広告で費用対効果を上げるために最低限してもらいたいこと
半径をしっかりと絞る
PPC広告を行うにあたって、やってもらいたい設定はたくさんありますが、まぁまずは何と言っても広告を出す範囲をしっかりと絞って頂きたいです。
県内、市内などのざっくりした範囲設定もいいですが、ぜひ使って欲しいのは「自分の院を中心とした半径を指定する」ことです。(別に自分の院が中心でなくても構いませんが、基本は自分の院が中心ですね。)
これはPPC広告を出稿する範囲を、福岡県にある駅を中心に半径7kmの範囲内に設定しようとしたときの設定画面です。
都会でここまで集客範囲が広くないのであればもっと狭くすればいいですし、逆にかなり田舎のほうで集客範囲がもっと広いのであればもっと広く設定するなど、自身の院の状況に合わせて、広告の出稿範囲を設定していきましょう。(地方ならまだしも、都会のほうで半径7kmっていったら、結構広すぎて無駄クリックを生んでしまう可能性も高いので、この半径を参考にはしないでくださいね!笑)
基本といえば基本ですが、この設定をしっかりとするだけでも、かなり無駄な広告の出稿を減らし、広告の費用対効果を上げることができますよ^^
全部の広告をトップページに飛ばすのではなく、各症状ページに飛ばす
次にやってもらいたいのは、広告をクリックした際に飛ばすページをしっかりと意識するということです。
よく見る設定なのが、
このように、「腰痛」や「頭痛」や「膝痛」で設定した広告のどれをクリックしても、トップページに飛んでしまうという設定です。
何もしないよりはいいのですが、残念ながらこれではPPC広告の効果は最大化しません。
詳細は省きますが、PPC広告の性質上できれば
このように、各広告をクリックした際にはちゃんと各症状のページに飛ばしてあげるほうがはるかに成果が上がりやすいのですね!
もっといえば、この設定にしたほうが1回にかかるクリック単価も下がる傾向にあるので、結果的に広告費用も抑えられ、さらに費用対効果が上がりやすくなるのです。
これまでPPC広告といえばトップページにとりあえず設定していた、という先生はぜひここだけでもしっかりと変更できるようにしましょう^^(もちろん各症状ページがしっかりと作り込まれていることが前提ですが。)
キーワードを少し絞り込む
最後に意識してもらいたいのがキーワードの設定です。
PPC広告は設定したキーワードを誰かが検索したときに、対応する広告を出すという仕組みなので、当然キーワードの設定は非常に重要になってきます。
そんな時にたとえばキーワードを「腰痛」とだけ設定していたとしましょう。
これはいわゆる部分一致と呼ばれるキーワードの設定で、かなりアバウトに「これも関連するかな?」といったようなキーワードまで全部拾ってしまうキーワード設定なのです。
例えばこの設定だと
- 腰痛 治療
- 腰が痛い
- 腰 違和感
- 腰痛 整骨院
- 腰のストレッチ方法
- 福岡市 腰痛 病院
などなど、このキーワードで広告を表示してもぶっちゃけ集客には繋がらないだろ・・・・・・っていうようなキーワードまで広告を出稿してしまうのですね。
無限に広告費がかけられるのであればそれも否定しませんが、少ない予算で成果をあげようと思うのであればこの方法だとなかなか厳しいものもあるのです。(費用対効果に関わらず、コンバージョン数のみを追っかけるのであれば、これはこれで手法の1つではありますが、予算が限られている先生が最初から使うにはリスキーでもあります。)
では、限られた予算で成果を出していく際にどんなキーワード設定を使って欲しいかというと、「フレーズ一致」か「絞り込み部分一致」というキーワードの設定方法を上手く使って欲しいんですね。
どういう設定かというと、例えば絞り込み部分一致で「+腰痛」と設定しておくと、キーワードの一部に腰痛という単語が入っている時のみ広告が出稿されるようになります。
上記の例でいくと
- 腰痛 治療
- 腰痛 整骨院
- 福岡市 腰痛 病院
で検索された場合のみ広告が出稿されるような設定になっているということですね!
こうなると少し自分の意図しているキーワードに近い部分で広告が出稿できているように感じると思います^^
さらにフレーズ一致というのがどんなセ一定かというと、キーワードを設定する際に「 [腰痛 整体] 」と設定しておくと、このフレーズが検索で使われた時だけ広告が出るように出稿出来たりするんですね!
例えば、
- 腰痛 整体 オススメ
- 福岡市 腰痛 整体
みたいな感じですね。逆にフレーズ一致を設定してしまうと
- 腰痛 整骨院 オススメ
- 腰痛 オススメ 整体
- 腰痛 福岡市 オススメ
など、少し文面が崩れただけでも広告が出ないような設定になってしまうので、本当に自分の狙ったキーワードに自信が無い人はあまり多用するとまったく広告が出ないようなことになってしまうこともあるので気を付けてくださいね^^
こういったキーワードの設定を使うだけでも、ただキーワードを設定しているよりもはるかに費用対効果の高い広告運用ができるようになりますよ!
まとめ.オンライン集客を始めたいならまずはPPC広告から手を付けてみる
今回お伝えしたことはPPC広告の手法の中では特段珍しい手法ではありません。
むしろごくごく一般的なことです。
まだまだサイトリンクやコールアウト、構造化スニペットなどのオプション設定や、デバイスごとの出稿金額を変更したり、広告自体の配信時間を適切な状態に変更したり、広告によっては配信するユーザーの年齢や性別なんかも調整出来たりはしますが、まずは一旦今回の部分を最低限行ってもらって、その後慣れて言ったら徐々にこういった部分に手を付けられるようになると良いでしょう^^(細かくやればやるほど、成果につながる部分も増えてくるのがPPC広告の醍醐味ですね!)
ただ、そういった部分を最低限気を付けるだけでもしっかりと成果を上げてくれるくらい素晴らしいものがPPC広告(検索連動型広告)なのです!
もしあなたがこれから何かオンラインを使って治療院集客を仕掛けていきたいなー、、、と考えられているのであれば!
このコロナ環境下に、少しでも今より費用対効果を上げつつ集客数を伸ばしていきたいのであれば!
ぜひ、まずはPPC広告から力を入れ始めることを試してみてはいかがでしょうか?^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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