PPC広告の運用費が上がっている時にすべきこと

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ウェブ集客の導線として、SEOやポータルサイトだけには頼り切れなくなってきている現在、PPC広告の運用を始めてみたという先生が非常に増えています。

むしろウェブ集客のメインはすでにPPC広告になっている、という先生も決して少なくないでしょう。

僕としてはPPC広告はウェブ上における最高の広告媒体の一つだと考えているのでぜひオススメなのですが・・・・・・

とはいえ、もともとPPC広告を使っていた先生なんかからは「今までやってなかったところがPPC広告を出してきて、広告費が高くなった」というお話もよく伺います。

PPC広告の性質上ライバルが増えれば広告費が上がってしまうこと自体は仕方ないので、徐々に徐々にコストが上がってしまうことを完全に避けることは難しいですが・・・・・・

そんな中で少しでも広告費を有効活用するために設定を見直すべき点についてお伝えしていきます!

PPC広告の運用費が上がっている時にすべきこと

細かいところまで全部話すとキリがないので今回は「除外キーワードの設定」「広告ランク」「出稿範囲の見直し」「戦略設定」などについてお話していきたいと思います^^(一応今回の話は検索連動型広告についての話をメインにしています。)

 

除外キーワードの設定

PPC広告では、広告の出稿を狙っていくキーワードを決めて、そこに対して広告を出稿していくわけですが・・・

数週間も運用していると、こちらが想定していなかったキーワード検索でも広告が出ていたり、あるいは想定していたキーワードではあったけど全然予約に結び付かないキーワードというものが出てきます。(特に現在主流となっている「部分一致」によるキーワード設定だと、こういうことは必ず起こります。どうしても自分で設定したキーワードだけで広告を出したいという方は「完全一致」や「フレーズ一致」という設定を使うことも検討してみましょう。)

そんな時に利用してもらいたいのが「除外キーワードの設定」になります。

設定方法自体はグーグルで調べて頂ければいくらでも出てくるので割愛しますが、この「除外キーワードの設定」を行うことで、こちらが想定していなかったキーワードや、予約に結び付かないキーワードでの広告の出稿を防ぐことが可能になります。

 

例えば「地域名 骨盤矯正」などのキーワードでPPC広告を出していると「骨盤矯正ベルト」「骨盤矯正 ガードル」なんかのキーワードでも広告が出ていたりすることがあります。

あなたの院が骨盤矯正ベルトやガードルなんかも販売しているなら良いかも知れませんが、そうでないのであればこのキーワードで検索した人にあなたの院の広告が表示されてクリックされてもぶっちゃけ広告費の無駄になる可能性が高いですよね?汗

そんな時に除外キーワードに「骨盤矯正ベルト」というキーワードを設定しておけば、今後は検索の際に「骨盤矯正ベルト」というキーワードで検索されたとしても、あなたの院の広告は表示されなくなるのです^^

 

他にも僕は「〇〇とは」というキーワードは最初から除外キーワードに設定していたりします。

「〇〇とは」ってなに??って思うかも知れませんが。笑

「脊柱管狭窄症とは」とか「坐骨神経痛とは」なんて検索するユーザーが結構いるんですけど、この検索っておそらく治療院を探しているのではなく知識を増やしたい人が(おそらく学生とか、もっと自分の抱えている症状をもっと詳しく知りたい人とかですかね?)検索しているだけですよね。

でも除外キーワードを設定していないと、結構こういう検索でも広告が出てしまいクリックされてしまったりしているので、広告費の無駄に繋がったりしてしまうのです。

なので最初からキーワードから想定される「〇〇とは」という単語が含まれていた場合には広告が出ないように除外キーワードに設定していたりするのです。

(その他にも「整体 英語」とか「肩こり wiki」とか、要はあらかじめ関係なさそうな検索になりそうなキーワードは初めから消しておくってことです。)

 

この除外キーワードを上手に使うことは広告費をより有効に活用する上で必須となるので、ぜひ活用してみてくださいね^^

 

 

広告ランク

PPC広告には広告ランクという設定が存在します。

詳細は省きますが1~10段階までの評価となっており、10に近い数字をもらえればそれだけ1クリックにかかる広告費が安くなる大事な設定なのです^^(僕自身も出来る限り狙ったキーワードで広告ランク8~10を獲得できるよう意識しています)

では、何をすれば広告ランクが上がるかといえば基本的には「クリック率」を高めることになります。

これが広告ランクを決める大きなウエイト(それだけではありませんが)を締めています。

広告文をしっかりと作り込み、見た人がクリックしたくなるような広告を作成できれば自然とクリック率は高くなってきます。

結果的に広告ランクが上がり、広告費が下がることによってさらに多くの人にたくさんクリックされるという好循環が生まれます。

なので、ぜひ広告文はしっかりと作り込みたいところですね^^

 

他にも広告文とページ内容の一致率なんかも大事になってきますね!(広告文に対して飛んだリンク先があまり関連の無さそうなページ内容になっていると広告ランクは低くなります)

設定しているキーワードがリンク先のページにあんまり使われてない場合とかは広告ランクが低くなったりもするので、そういった際にはちゃんとキーワードをページ内に含めるようにしたりすることも効果があったりします。

もし、今現在使っているキーワードの広告ランクが低いようでしたら、一度広告文やリンク先のページ内容などを見直して、しっかり広告ランクを高めに持っていけるように頑張ってみてくださいね^^

 

 

出稿範囲の見直し

グーグル広告などでは院を中心に半径〇kmといった具合に広告の出稿範囲を決めることができます。(yahooリスティング広告はもう少し大雑把で市県などの範囲での設定となります。yahoo広告のほうもディスプレイ広告であれば半径〇kmという範囲設定が使えますね。)

なのでとりあえず半径2kmとか、半径3kmだとか(田舎のほうだと半径7kmにするとか幅は結構あります)設定して広告を出稿していくわけですが・・・

当然範囲をどんどん大きくしたからといって、どこまでも集客できるわけではありません。

仮に10km先に広告を出せるからといって、10km先に住んでいる人がわざわざ時間をかけてあなたの院まで来るとは限らないからですね。汗

なので普段からネットで予約来院した患者さんの住所を意識するようにしてください!(あるいは、グーグルマイマップにてどこから集客できているか確認するようにしてください)

この時に自分がPPC広告で出稿している範囲全体からちゃんと集客できているのであればOKですが、仮に7kmまで出稿するようにしているのに5km圏内からしか集客できていないのであれば、これは完全に商圏の読み間違いとなります。

結果的に5km~7kmにかけて出稿しているPPC広告へのクリックはすべて無駄な広告費となっている可能性があるため、その際はしっかりと撤退すべきか判断して出稿範囲の再設定を視野にいれましょう!(逆に5kmまで設定していて、出稿範囲内から満遍なく集客できているなら、出稿範囲を6kmに拡大したりするのも集客拡大のため視野に入れて良いかも知れませんね^^)

 

 

戦略設定

10年前のPPC広告とは違って、現在のグーグル広告は基本的には「AI」を用いた広告運用がメインになっています。

自分で全部細かく設定するというよりも、ある程度基礎となる配信方針はAIに任せてしまっているということですね。

そのAIの方針として「クリック数の最大化」や「コンバージョン数の最大化」や「目標コンバージョン単価」や「コンバージョン値の最大化」など(他にもまだいくつかあります)といった方針が用意されています。

この戦略設定のそれぞれの詳しい説明は省きますが、この戦略を変更することで広告の運用自体にわりと大きな変化が起こります。(ちなみに、この部分を変更すると数日間「学習期間」というものに入って、動きを変えるための猶予期間みたいなものが発生するため、この部分の変更の効果を測定するのは1週間なんていう短い期間ではなく、2週間とか1カ月くらいの単位で変化が出ているかどうかを見極めるようにしましょう!この点は成果を焦り過ぎてはいけませんよ^^)

今の主流は「目標コンバージョン単価」をオススメされるケースが多かったりしますが、では必ずそれが一番広告の費用対効果が良いのか??と言われると、院によっては他の戦略設定を活用したほうが良いケースも多々あるわけです。

実際、自分もクライアントさんごとに「クリック数の最大化」を使っていることもあれば「コンバージョン数の最大化」を使っていることもありますし、もちろん「目標コンバージョン単価」を使っていることもあります。最近では「コンバージョン値の最大化」を使う院もちょこちょこ増えていますね。

ですので、もし広告コストが上がっていると感じているのであれば、こういった戦略設定という根本の部分に手を加えてみることも一考の余地があると言えるでしょう!

 

 

今回はメインでは触れませんでしたが、当然キーワードの追加や広告文の修正も広告の費用対効果には関わってきます。

あるいは電話番号表示オプションやサイトリンクやコールアウト、構造化スニペット(それぞれグーグル広告と一緒に表示される各オプション設定のこと)といった「アセット」をしっかりと設定しきっておくことも重要になります。

グーグルビジネスプロフィール等と同じように、こういった設定できる部分をそもそも設定せずに広告を運用している場合、それだけで多少損失を出している可能性もあるので、可能な設定は出来る限りちゃんと設定しておいてくださいね^^

 

 

 

まとめ.PPC広告は設定して終わりではない

今回お話したことは、一度PPC広告を設定した「後」の話になります。

ある程度稼働させて市場の反応を見た上で、その反応に合わせてPPC広告の設定を変えていけばどんどんPPC広告自体の費用対効果は高くなっていくものなんですね^^(それでも、10年前ほど安いクリック単価で運用できるかと言われれば、さすがにそれは厳しい部分もあったりしますが。汗)

業者さんなんかにPPC広告の運用を任せていると、最初設定してくれたはいいけどその後1度も修正することなく「除外キーワード」なんかの設定も1つも追加しないまま運用を続けている・・・といったところも少なくありません。(一応現在は「自動適応」といって、勝手にグーグル広告内の設定を切り替えてくれる機能があるので、業者さんが手動でやらなくても設定が少しずつ切り替わったりもしますが、個人的には「自動適応」に完全に任せきった運用には少しリスクを感じますね。汗)

まぁそれはそれで業者さんに任せているので仕方ないとは言えますが・・・・・・

PPCの広告費が徐々に上がりつつある現在、ぜひご自身でPPC広告を運用している先生なんかは、このあたりまでしっかりと気を使って広告費を有効活用できるように頑張ってみてくださいね^^

 

 

 

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