
2026年7月に実施された柔道整復療養費改定。
これにより、整骨院が「保険のみ」で経営を成り立たせ、安定させていくためのハードルがまた一つ上がってしまいましたね。汗
「そろそろ、いい加減に自費移行を本気で進めないとヤバい……」
そう危機感を感じて動き出す先生もここから増えてくることでしょう。
しかし、いざ自費移行に踏み切ったものの、「患者さんがドッと離脱してしまい、保険時代より売上が落ちてしまった……」という悲しい失敗談が後を絶たないのも、また事実なのですね。汗
実はこの手の失敗談って、話を聞いていくと共通点があったりするんですよ。
結論から言ってしまえば、自費移行の成否を分けるのは決して「治療技術の高さ」ではありません。(もちろん治療技術自体が高いに越したことはありませんが、そこが一番重要ではないということです。)
今回は、療養費改定という逆風をチャンスに変え、あなたの院を「地域から選ばれる強い自費治療院」へ生まれ変わらせるための鉄則をお伝えしていきますね^^
目次
治療技術ではない!自費移行成功のために意識すべき鉄則
まずは、自費移行をスタートするにあたって、絶対に間違えてはいけない「全体像」のお話からさせてください。
多くの先生が、自費移行と聞くと「メニューの単価を上げること(=新しい料金表を作ること)」だと思ってしまいがちです。
でも実はこれ、自費移行成功というミッションの全体量から考えれば、メニューの単価を上げることなんていうのは海の上に突き出た氷山のほんの一角、わずか1割程度に過ぎないんですよ。
本当に大事なのは、海の下に隠れている残り9割の部分。
つまり「その自費料金でもリピートが続く仕組み作り」と「自費料金でも喜んで来てくれる新患さんを集める集客導線の構築」なのです!
ここを整えないまま、「よし、自費にするぞ!」といきなり料金だけ値上げしても、残念ながら上でも挙げたような、「患者さんがドッと離脱してしまい、保険時代より売上が落ちてしまった……」という失敗の道を辿ることになってしまうでしょう……
初回リピート率や、その後の通院指導の仕組みが整っていないザルの状態で、値上げだけしてただ待っているようではいつまで経っても自費移行なんてできませんからね!
本気で自費移行をしようと思えば最低でも、
①仕組みを整える → ②値上げする → ③(自費院として)集客する
この順番だけは間違いないように意識してください!
まずは値上げや集客を行う前段階で、まずは「この金額でも通いたい」と患者さんに納得してもらえる初回問診のテンプレート(型)を作り込み、カルテ枚数が増えていく流れ(できれば最低でも初回リピート率で70%前後が出せる型)を先に構築しておくことが最優先です!
もちろん、値上げをする前の話なので実際に数字が出せるわけではないかも知れませんが、それくらいの意識を持って初回問診のテンプレート作りに力を入れるようにしてくださいね!(保険の時にやっていた問診と同じままで自費移行するなんて失敗の元ですからね!)
ベース料金の引き上げ!中途半端な「オプション販売」を卒業する
次は実際に料金やメニューをどう変えていくかという話に入っていきましょう。
自費移行に失敗する院の一つのケースとして、保険請求を完全に手放すのが怖くて、「ベースの保険治療(例えば窓口500円とか700円など)にプラスして、追加で3000円〜4000円の自費メニューを提案する」という、いわゆる「オプション販売」の形式で自費を取り入れようとしてしまう院があります。
しかし、はっきり言いますと、このやり方では自費売上は絶対に伸びていきません。
安い保険施術のみで済ませる選択肢が目の前にある以上、一定数以上の患者さんはどうしても最低支払額で済まそうとしてしまうからなんですね。汗(単純になかなか自費メニューが出にくくなります。)
本格的に自費移行するなら、オプション販売の形式を手放し、「ベース施術(基本料金)」そのものを思い切って自費価格(最低でも5000円前後)に上げきることが鉄則です!
もし今の施術をそのまま値上げすることに「申し訳ないな……」というメンタルブロックがあるなら、いっそ「施術時間や治療内容そのものを組み直す」のが一番おすすめですよ。
例えば、「1回10分の保険治療」から「1回30分のしっかりとした自費治療」へとメニューを新しく作り直すのです。
そうすれば患者さんも納得しやすいですし、先生ご自身も罪悪感なく堂々と自費を請求できるようになりますからね^^
待っているだけでは、いつもと同じ患者さんしか来てくれない!自費院としての集客に切り替える
さて、ここからが自費移行において一番作業量も多く、大変なポイントとなってきます。
リピートしてもらえる仕組みを整えて、値上げも決断した。
「よし、これで自費院デビューだ!」
そう思ってホッとしている先生、ちょっと待ってください。汗
実はここで多くの院がやってしまいがちな落とし穴があるんですよ。
それは「集客導線を、保険時代のままで放置している」ということなんですね。
当たり前の話ですが、HPやSNSの発信内容が「肩こり・腰痛、保険適用可」といった保険時代の訴求のままだったり、広告も特に打たずにただ看板を出して待っているだけだったりすると……(保険適用可、と書いて無ければそれでOKという話ではありませんからね!自費でやっていることの明記と、そしてその自費価格でもなお興味を持ってもらえるような内容に変えて初めて、発信内容が自費院のものに変わってくるのです!)
そこに集まってくるのが、相変わらず「保険で安く済ませたい」と思っている患者さんばかりになってしまったも仕方ありませんよね?汗
せっかく仕組みを整えて自費価格に上げたのに、来院した患者さんが料金表を見て「え、こんなに高いの……?」と驚いて、そのまま静かに離脱してしまう。
これでは、せっかくの値上げも水の泡になってしまいますよね。汗
仕組みを整えて値上げをしたら、そこで終わりではなく「自費料金でも来てくれる新患さんを、こちらから積極的に集めにいく」というアクションが必要不可欠なのです!
HPやSNSの発信内容を、自費院仕様のものへと作り替えることから始めましょう。
「保険で通える」ではなく「根本改善のためにしっかり時間をかけて治療する」「他院とは違う専門性がある」といった、自費でお金を払ってでも通う価値を伝える発信に切り替えていくわけです。
そのうえで、PPC広告やメタ広告(Instagram広告など)を活用し、地域に住む「自費でも本気で治したい」と考えている層にピンポイントで情報を届けにいきましょう。
紹介や看板などといったコストの掛からない集客だけに頼るのではなく、PPCやメタ広告やチラシなどの集客コストを支払ったとしても認知を広げていく手段を持っておかないと、自費移行直後から必ず新患さんの獲得で困ることになりますからね!
集客に大きなお金を使うのが不安という先生もいらっしゃるかも知れませんが、安心してください。
ここで最初の段階でリピート率が十分に確保できる初回問診の型を作っておいたことが効いてくるのです。
先にリピートがしっかりと取れる体制を作れているからこそ、ここで広告費をかけても赤字にならず、しっかりと利益として積みあがっていく経営状態が作れているのです!
このような流れで、仕組み・値上げ・集客の3つがしっかりと揃っていれば、自費移行はうまく回り出しますからね^^
まとめ.自費移行は「仕組み・値上げ・集客」の3点セットで考える
今回の療養費の改定は、確かに保険メインの整骨院にとっては厳しい出来事だったかも知れません。
しかし裏を返せば、「なんとなく保険でごまかしていた経営」から抜け出し、自分の技術を安売りせず、高い価値を提供してしっかりと稼ぐ「プロの自費治療院」へと羽ばたく、最高のチャンスでもあるわけです!^^
値上げすることだけに怯えるのではなく、
①リピートの仕組みを整える
②ベース料金を自費価格まで引き上げる
③HPやポータルサイトの内容と広告を自費仕様に切り替えて、しっかり新しい層に届けていく
この3つをセットで進めていけば、自費移行後にありがちな大きな失敗を避け、成功へのルートに入っていくことが出来るようになります!
ぜひ、今回お伝えした3つの鉄則を意識して、あなたの院を地域から選ばれる自費治療院へと育てていってくださいね!^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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