自費移行した整骨院が気づかない内にハマる落とし穴

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今回は自費移行を達成し、すでにいくつかの自費メニューを患者さんに提供している先生に対して、もしかしたら今後ちょっと気を付けたほうがいいかも!?と思われることをお伝えしていきますね。

ちなみに、この落とし穴にハマってしまうと、折角自費メニューであげた売上が結果的にどんどん食い潰されかねない危険性も出てくるので、本当に気を付けられてください。

整骨院に残す自費メニューは絞りきらなくてはならない!

正直に言って、自費メニューを導入すると保険のみでやっていた頃とは比べ物にならないくらいの売上があがる事も珍しくありません。

ですが、どれだけ練って作った自費メニューでも毎回大ヒットするとは限りません。

爆発的な売上を作り、院の収入の柱になるようなメニューもあれば、思うように患者さんに受けてもらえず、細々とした売上しか作れないようなメニューも出てくるでしょう。

その時に、本来経営者であれば「ある決断」をしなければならないのですが、それを先延ばしにしてしまっている先生が多いように感じます。それは・・・自費メニューの続行、破棄の判断です。

 

見えない負担をしっかりと把握する

自費メニューの維持には目には見えない負担が存在することが多々あります。

例えば、本来保険で提供している手技とは違った技術を提供しているのであれば、その技術をスタッフに教えるためにかかる教育時間などです。

あるいは、そのメニューを告知するために作成するチラシやホームページの維持費かも知れません。

そのメニューを提供しているスタッフの時間あたりの人件費もそうですし、原価がかかる自費メニューなら、その材料の在庫管理なども負担もそうですね。

このように1つのメニューを維持し続けることには、それなりの負担と力が組織にかかってきます。要は、その負担と収益が果たしてちゃんと釣り合ってるの??って話なのです。

 

自費メニューの1番いけない状況は、毎月すこーしだけ出続けること

この状況が1番良くないです。

なぜならば、撤退しても、継続してもどちらにせよリスクがかかってくるからなのです。

もしこれがサッパリ売れないメニューなら、あなたもその自費メニューを無くすことに何の問題も感じないと思います。

しかし、毎月すこーしだけなら売れるメニューだと「もっと広告費をかければ意外と売れるんじゃないか?」とか「毎回新人に教えるのも大変だし、本当は無くしたいけど、喜んでくれる患者さんもたまにいるんだよなぁ・・・」なんていう悩みが出てきてしまうんですよね。

ですが、もしあなたがこんな風に毎月細々とだけ売上を作る商品をいくつか持っているのであれば、スッパリと止めてみてください!思った以上に気持ちが楽になるのを実感すると思います。

一番のメリットは、そのメニューのことを「考える時間」が一切無くなるということです。

あなたにも経験があるかも知れませんが、あれもこれもと考えながら行動していると、結果的に目の前の仕事まで効率やクオリティが下がってしまうことは決して少なくありません。

だったら、いっその事なくなってしまったほうが楽ですし、実際余計なことを考えなくなった分、本当に売上のあがる自費メニューに集中して、時間も広告費もかけることが出来るのです。

それが結果的にはさらなら売上と、患者さんの満足度を高める結果となるのです。

 

まとめ.定期的に自費メニューの整理整頓をする

整骨院の売上に本当に貢献してくれる自費メニューというのはそれほど多くはありません。

ちょっと売上があがることを経験すると、思わず次のメニュー、次のメニュー・・・と自費メニューを増やしてしまいたくなる気持ちも正直わかります。そして、実際本当に売上があがるかどうかというのは、市場に出して見ないとわからないのも事実なのです。

ですから、作ることが悪いとは私も思っていません。

必要なのは、例えば1年に1回だけでも自分の院の商品を棚卸して、「本当にこのメニューは今後も続けていくだけの価値があるのか?」ということを自分に問いかけて、自費メニューの整理整頓を行うことだと思います。

整骨院は、ドン・キホーテやコンビニなどのように商品を増やしても、ただ並べればいいだけではありません。

身につけるために必要な時間、教育者が教育する時間、在庫リスク、広告費・・・自費メニューを維持するための様々なリスクもあるのです。

それらの時間、コストをもっと適切で大事なメニューに回せたら?

これを常に頭の片隅に置くことによって、初めて高利益体質を維持した整骨院経営が可能になってくるのです。

あなたの院には一体いくつのメニューがありますか?

一度振り返って見てみるのも面白いと思います^^

 

それでは!

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