治療院経営は競合に勝つために一歩だけ先を行けば良い

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治療院経営は基本的には地域ビジネスです。

日本全国で商品を売っているような無限商圏でもなければ、ライバルが日本全国の整体・整骨院というわけでもありません。(全国を対象に物販を行っていたり、県外からも頻繁に患者さんが訪れる、なんて院さんもあったりしますが、それはまぁごく一部のケースですしね。笑)

ということは、あなたが地域で競合に勝つためには何も全国レベルで1番にならなくても、地域の競合に勝つことさえできれば、しっかりと安定した治療院経営を行えるのですね!

他県にあるような超大型グループ院をライバル視して、地元にある足元のライバル院を見ずに足元を疎かにしてしまっているようでは、それはそれでダメってことです!

このあたりを感覚では理解しているのに、ついついやってしまいがちなミスを今回はお伝えしていきます。

治療院経営は地域の競合より一歩だけ先に進めば大丈夫

この業界で頑張っている先生たちというのは本当にまじめで、治療院系のセミナーなどに行かれる先生も多いので、ついつい「全国クラスのめちゃくちゃすごい治療院」に負けないように、なんでもかんでもこのレベルのやっていることを真似してしまおうとする先生がいます。(といっても、新型コロナの影響で去年なんかはオフラインでのセミナーが開催される数なんかは減っちゃってましたけど。汗)

もちろん、こういった向上心は大事ですし、目標が高いこともいいのですが・・・

特に田舎や地方のほうで治療院を開業している先生に多いのですが、それがあなたの地域の競争のレベルで必ずしも必要になるか??と言われると決してそんなことはないのですね。

どういうことかと言うと・・・

 

必要以上のマーケティングは余計なコストと一緒

わかりやすいように極端な例を上げます。

セミナーなどで最新のHPを見て来たとしましょう。

「これは素晴らしい!」と感じ、ぜひ自分の院にも真似したくなり、業者さんに見積もりを出してもらうと全部で120万円かかったとします。

それでも「最高のものを作りたい」と意気込み、120万円でHPを作成したのは良いけれど・・・

 

実は自分の治療院を開業している地域を見渡すと、ほとんどの治療院がHPなんてただあるだけ、見栄えもパッとしないし、スマホサイトさえ持ってない治療院も多い地域だった。。。

こんな地域なら、30万~60万くらいをかけたある程度見栄えが良く、スマホサイトも完備したサイトを用意しておくだけでも十分地域で圧倒的な一番を獲得できるのですね。(これは極端な例ではありますが、実際そういった地域もまだまだ日本には沢山あります。)

この差額である60万~90万というコストを上乗せでかけたとしても、そこまで集客力に影響するものではないのです。

すでにあなたの地域で一番良く選ばれているサイトが、さらに良くなって(デザイン面において)圧倒的な一番になったからと言って、治療院に訪れる地域の患者さんの母数が増えるわけではありませんからね。汗

 

結局、すでに地域のライバルより1歩先に進み、競争に勝っているのであれば、そこからさらに2歩、3歩進んでも、売上的な部分では大きな変化が出づらいのです。汗

最大限のコストをかけて、最大の成果を得ることが必ずしも正しいわけではありません。

ときには必要最低限のコストで最大の成果を得ることも覚えていかないと、なかなか利益が残らない経営体質になってしまいますからね^^

 

長く続く新型コロナの影響でも経験したと思いますが、手元にキャッシュを残しておくというのは本当に大切なことです!

今だって再びコロナの感染者数が増えつつありますし、第7波が来るの?ぎりぎり耐えそうなの??というようなタイミングですしね。汗

第5波や第6波の時なんかに、一気に売上が落ち込んだりした院さんは、かなり資金繰りが大変だったそうですからね。汗

キャッシュが回らなくて黒字倒産なんて辛すぎます。汗

こんなご時世だからこそ、自身の投資判断が、過剰投資になりすぎてキャッシュが無駄に流れて行っていないかは常に注意しておきましょう。

 

 

田舎でうまく行ったマーケが都会で通用するわけでも無い

上記とは全く正反対の例になるのですが、地方や田舎で撒いたチラシなんかがすごい成果を出したとしましょう。

あなたはある程度都会のほうで治療院を経営しているのですが、セミナーなどで「このチラシで○○な成果が出た!」と聞いて、「それはすごい!このチラシはやばいやつだ!!」と感じて、自分の院でもそのままデザインを真似て撒いたとします。

しかし結果は惨敗・・・

本当にそんなに反応出たのか??と疑うような成果が出ることもあるのです。

これはチラシの内容が自分の院と合ってなかったとか、そういったコンテンツ的なものもあるかも知れませんが、もっと大きな理由として「地方・田舎のほうのマーケティングレベル」と「都会でのマーケティングレベル」が違いすぎた、ということが一番可能性として大きいのですね!

 

基本的には都会のほうが商圏内にライバルも多く、競争も激しいため、マーケティングレベルも上がって行きやすい傾向にあります。

逆に田舎のほうでは商圏内にライバルも少なく、そこまで競争も激しくないため、ある程度のマーケティングレベルでも十分成功できる環境が整っていたりするんですね。

つまり、地方のほうでは一歩先を行っていたチラシも、都会では一歩遅れているチラシということも十分にあり得るのです。

これもチラシというものを「絶対値」で捉えてしまった時に起こりがちな失敗なんですね。汗

 

 

 

まとめ.マーケティングレベルは競合よりも常に「1歩」だけ先へ

実際、僕らの治療院業界は何も日本全国をライバル視して戦う必要は一切ありません。

ライバルは自身の商圏内にいるライバル院だけです。

彼らよりもほんのちょっとだけ抜きんでれば良いのです。

すでに地域ではダントツなHPを永遠とコストをかけ続けてさらに良いものにするのは、もしかしたら不必要な出費でしかないのかも知れません。(ライバルが追いついてきてるなら別ですよ?)

あるいは、すでにグーグルマイビジネスで地域で圧倒的1番の口コミ数を獲得しているのであれば、それ以上そこにエネルギーを集中するくらいなら、他にホットペッパービューティーの口コミ(ホットペッパービューティーではまだまだ地域1番ではなかったりすれば)集めにエネルギーを集中するようにフォーカスを変えてみることだって重要でしょう!

田舎で成功した治療院のマーケティング手法をそのまま都会の治療院が真似ても、マーケティングレベルがむしろ一歩追いついていないかも知れません。汗

大事なのはあくまでも「自分の地域」で、ちゃんと一歩だけ先に行くことです。

進みすぎても余計なコストがかかるだけ、足りなければ当然競争に勝てない。

ぜひこのバランスを見極めながら治療院経営を行っていくように頑張ってみてくださいね^^

 

 

 

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