整骨院経営における「〇〇専門院」というニッチ戦略の本質

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近頃の整骨院経営において「〇〇専門院」という風に、何かしらの症状や技術に特化した整骨院を運営する先生も増えてきました。

もちろん、メリットがあるからこういったことをするわけですが・・・・・・(そして、最近整骨院を開業したような後発組の先生からすれば確かにそれはメリットが多いことだったりするわけですが)

何も考えずにただ「専門化させたほうがいいのだろう」といって真似すると、逆に整骨院経営が悪化する可能性もある戦略なんですよ!

そこで今回は、この「〇〇専門院」という戦略を間違えずにしっかりとメリットが受けられるようにするための、ニッチ戦略の本質をお伝えしていきたいと思います。

ニッチ化の本質は大手に勝つための弱者の戦略

「〇〇専門院」というように市場を細かく区切るニッチ戦略の最大のメリットは「あらゆるタイミングで自分を市場のトップに持ってこれる」という点につきます。

この市場トップというポジションを確立することは集客において人が自然に流れ込んで来やすくなるという最高のメリットが得られる非常に重要なことなのです。

 

市場トップには人が集まりやすい

SEOなどでもそうですが、上位に表示されればされるほどクリックされやすいのは想像できると思います。

それと同じで市場のトップというのは、常に自然と人が流れ込んでいきやすくなるのです。

 

例えば、一般的な整骨院のように「肩・首・腰(膝や肘なんかも)の根本改善」なんかをうたっていると市場としてはかなり広くなりますよね?ほぼ全身どこでも、なわけですからね。

そうすると、全体的な範囲をターゲットにしたとても広い市場が生まれるわけなのですが、競争の結果人気のある上位層と、なんとか経営をやっていける下位層とにだんだんと市場が別れていくのです。

この時に、もしあなたの院が人が集まりにくい下位層へと位置してしまうと、一気に人が集まりにくくなり苦戦を強いられてしまうことになるのですね。汗

先ほどもお伝えしたとおり、なぜなら人は基本的に上位の人気店に流れやすいものだからです。

こうなってしまった場合に、上位層である人気店に真正面からぶつかろうとすると、相当の資金力か、あるいはかなりのマンパワーなどが必要となってしまうため、なかなか簡単に上位層へと移っていけないハードな戦いを強いられてしまうことになるのです。(というよりも、そもそもこれは得策ではありませんね。汗)

 

 

広い市場での人気店と直接戦わず、ニッチ市場に戦場を移す

このような状況で役立つのが今回のテーマである「〇〇専門院」というニッチ化戦略なのです。

「肩・首・腰の根本改善」などといった広い市場で1人院長の個人院が上位層に入るのは並大抵のハードルではありませんが・・・

あえて視点を変えて、例えば「ヘルニア・坐骨神経痛の専門院」や「五十肩の専門院」などといったように新しい市場を自分で定義してしまえば、実は地方レベルではそもそもそんな市場で戦っているライバル自体が少なかったりするので、楽に上位層に自分の院のポジションを確立できたりするのです!

この時に市場は下記の図のような形へと変化していきます。

 

新しい市場の上位層に位置づけられたため、「ヘルニアや坐骨神経痛」に悩んでいる患者さんにだけは強烈にあなたの院の存在が刺さるようになり、自然とこの市場のトップであるあなたの院に今まで集まらなかった患者さんが流れ始めるようになるのです。

 

この時に気を付けて欲しいのが、あくまでも小さな市場で勝ち取ったトップのポジションなので全体で見た時の集客できる母数自体は減っているというわけなのです。

 

ここが気を付けて欲しいところなのですが、つまりもし上位層にすでに入っている整骨院の先生なんかが「時代はニッチ化だ!」なんて勘違いして整骨院の専門化なんかをやってしまうと、これまでもちゃんと集まっていた患者さんたちがターゲットから外れてしまい、ただただ自分たちの獲得できる市場を減らしてしまい、集客できる患者さんの人数が減ってしまった・・・なんてことになりかねないのです!

つまりニッチ化戦略は強者が取ってもあまりメリットの無い戦略であり、あくまでも最近開業した1人治療院やそれに近い形の弱者が取っていってこそ意味のある戦略なんです。

1人治療院であれば、そもそも毎月新患さんは30人も40人もいらないわけですから(15人~20人ちょっとで十分)、市場が狭まったとしてもそれくらいの数なら集客に困らないためメリットだけが強く受けられるようになるんですね^^

 

 

 

まとめ.ニッチ化の本質は市場の再定義とポジションの移動

今回お話したように、整骨院などが「〇〇専門院」といった風に経営の性質を変えることによって起きる、ニッチ化の本質的なメリットとは市場を細かく細分化することで自分の院を強制的に市場トップのポジションに持ってくることにあるのです!(その結果として集客力が伸びる)

ですので、例えばすでに「腰痛専門」という市場でもライバルがたくさんいるようだと、仮にあなたの整骨院が「腰痛専門」をうたっても、結局下位層にしか入れずにニッチ化のメリットが受けられない場合すらあり得るのです。

あくまでもニッチ化戦略を使っていくのであれば、ちゃんとあなたの院が市場においてトップのポジションに立てる市場でニッチ化させなければ意味がありません。

もちろん誰もライバルがいないからっていって、自分の手技では成果が出せなかったり、苦手とする分野の専門を掲げるのはダメですよ?笑

ちゃんと自分が自信を持って成果を出せる分野で専門化を行ってください。

たまに、ただ「〇〇専門院」とつければ集客できるようになると勘違いしている先生がいたりしますが、自分の院がすでに最初から上位の層に入っている整骨院なら、そんなことしても集客できる人数が減るだけですし、仮に〇〇専門院とつけても、結局地域にその〇〇専門院がすでにたくさんいるようでは意味がなかったりします。

とはいえ、しっかりと市場リサーチを行い、自分の技術の強みがライバル院の少ない市場とマッチすれば、それだけでしばらくは集客に困らなくなるくらい圧倒的なポジションを確立できたりもする有効な戦略ですので、ぜひ本質を忘れないようにしながら、活用できる整骨院の先生はニッチ化戦略を活用してみてくださいね^^

 

 

 

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