今日は多くの人が勘違いしているニュースレターの
意味と活用法についてお話します。
ニュースレターは売上を作るためのものじゃない!?
多くの先生に言われるのが、
「ニュースレターを発行しても、ニュースレターから売上があがらないんだよね」
ということ。
ニュースレターで売上を作る、ここが大きな勘違いの始まりです!
そもそも患者さんとは何かを売り込まれることが基本的には大嫌いなのです。
それを「ニュース」レターなんかでやった日には、ヘタすると患者さん離れが起こり、
逆に売上が低下することもあるかも知れません。
ニュースレターの基本は、とにかく患者さんが興味のありそうなこと、
もしくは少しでも役にたつことを書く事です。
ストレッチの仕方や、季節ごとの身体のケアなんかは喜ばれるかも知れませんね^^
それと、意外にスタッフの私生活なんかも書くと好評だったりもします。
売り込みをせずに、読んでくれた患者さんが楽しく読め、さらに学びとなれば
それは最高のニュースレターと言えるでしょう!
しかし、こう言うと
「売上が作れないのなら、発行する意味はあるのか?」
という意見も聞こえてきそうですね。笑
結論から言うと、「あります。」
では、ニュースレターの本来の役割をお話しましょう。
ニュースレターの本来の役割とは?
ニュースレターの本質的な役割とは、
外部の攻撃から患者さんを守ったり、どこか遠くへ行ってしまい
元の場所へ戻れなくなるのを防ぐ「柵」のイメージです。
患者さんは常に他の治療院からも狙われているのです。
あなたもそうではないでしょうか?
広告費をかけ、紹介に頼り、口コミをおこし、
あらゆる手で新規の患者さんを自分の院に来てもらおうとしますよね?
その中には当然、今まで他の院に通っていた人も
ターゲットに含まれるわけです。
あなたは他の院に通っている患者さんを呼び込んでいるのに、
どうして、「あなたの院に通っている患者さん」が
他の院の集客に引っ掛からないと言えますか?
ここで、あなたの院と周りの院との綱引きが起こるのです!
ニュースレターを定期的に患者さんに届け、少しでも患者さんの
意識の中にあなたの院が残っていれば、以前通っていた強みもあり、
十分に綱引きに勝てる可能性が出てくるのです!
仮に、今もずっと通っている患者さんならさほど問題ないでしょう。
しかし、以前は来ていたけど今は来ていない患者さんは
以前ほどあなたの院に対して重きを置いていません。
意外ですか?1度通った院ならば、問題が起きたときに
毎回選んでくれると思いますか?
そんなことはありません。
下記は一般的な患者さんの離脱理由をまとめたものです。
顧客の離脱率
1%:死亡
3%:引越し
5%:何らかのトラブル
7%:友人から他の院を勧められて
13%:自分で調べて。新しい情報が入ったから試しに行ってみる。
68%:1度行きそびれて、そのまま忘れる。大事にされてないと感じるため。
上の割合を見てわかる通り、患者さんは思った以上に簡単に
あなたの院に通っていたことを忘れてしまいます。
その他、どうしようも無い理由も確かにあります。
しかし「友人から他の院を勧められて」や、「新しい情報が入ったから試しに行ってみる」は、
まさに他の院の集客との綱引きに負けてしまったパターンですね。
しっかりとニュースレターを届けていれば、患者さんはそれでもあなたの院を
選んでいてくれたかも知れません。
「そのまま忘れる。大事にされてないと感じる」というのは、まさしく
定期的にニュースレターを届けていれば、未然に防ぐことが出来るでしょう!
ニュースレターで患者さんの頭の中に残り続ける
ニュースレターの究極の目的は、患者さんの頭の中の独占です。
例えば「ハンバーガーが食べたいな」と思った時に、一番最初に
マクドナルドが候補にあがるように。そのためだけに、マクドナルドは常に
莫大な広告費と宣伝費をかけているのです。
最近また身体の調子が悪いな、と思ったときに、一番最初に
「そういえば〇〇院からずっと何か届いてたな」と、思い出してもらうのです!
それだけで、患者さんが再びあなたの院に来てくれる可能性は一気に跳ね上がります!
ニュースレターで売上を作るという発想から、
ニュースレターで患者さんを囲い込む、という発想に。
そうすれば、あなたの院の既存患者離れは一気に低下していくことでしょう。
結果的にそれが一番確実に売上を伸ばしていける方法であると言えるかも知れませんね^^
それでは!