
治療院(というかあらゆる事業)を経営していくということは本当に難しいことですよね。
どんなに成功する確率が高そうな施策でも「絶対」なんてことはあり得ませんし、常に「失敗したらどうしよう」という不安が拭えないものです。
多くの先生とお話ししていると「最近、スタッフの動きが悪い」「ライバル院が増えて集客が落ちてきた」・・・・・・そんな風に、つい外部の環境や他人のせいにしたくなっている瞬間を目にします。
しかしその「不安」や「他責」の壁を乗り越えて、院を右肩上がりに成長させている先生たちは皆さん同じようにしっかりとした「経営者としてのマインドセット」を身に付けられています。
そこで今回は繁盛する治療院の院長が共通して身に付けているマインドセットがどのようなものなのかについてお伝えします。
目次
身に付けておかないと治療院経営がしんどくなるマインドセット
優れた経営者ほど多くのマインドセットを身に付けているものですが、そのすべてをここに記載するようなことはさすがにしません。(というか、すべてを書けるほど僕自身が完璧ではありません。笑)
ただその中でも特に大事な「とりあえず最低限これだけは経営者として身に付けておいたほうが良い」と思えるものだけ、今回いくつかお伝えしていこうと思います^^
1.「すべては自己責任」という自責思考
経営者が持つマインドセットの全ての土台になるといっても過言ではない考え方がこの「すべては自己責任」という考え方です。
スタッフさんであればあなたが責任を代わりに取れるかも知れませんが、あなたがトップである以上あなたの代わりに責任を取ってくれる人は誰もいません。
例えばどうしても能力の無いスタッフさんなどが居た場合に「他責思考」と「自責思考」では考え方が完全に変わってきます。
- 他責思考:頻繁にミスを繰り返すスタッフがいたら「仕事に影響するから、すぐに変更(クビ)しよう」と考える。
- 自責思考:ミスしがちな人材を選んだ自分の責任だから、すぐに改善(面接基準の見直し、ダブルチェックの導入など仕組みの強化)しよう」と考える。
このように自責思考のマインドセットを身に付けている経営者さんは、自分自身の「選択」や「判断」に対して100%の責任を持つ考え方をするのです。
「あのスタッフが悪い」「環境が悪い」と他人のせいにしている間は、残念ながら経営は伸びていきませんよ!
まずはじめに、すべてを自分の責任として捉えることで、何事にも慎重な目と、確かな判断力が身につくようになっていくのです!
2.「最悪を想定し、最高を信じて動く」真のポジティブ思考を持つ
経営者は常に最悪の状況を考え、リスクに備えておかなければなりません。
しかし、ひとたび決断したのであれば「最高の結果を得るために行動する」というポジティブな姿勢が不可欠です。
人は失敗が怖くなると、つい「現状維持」を選びたくなります。
ですが、残念ながらビジネスにおいて(というかどんなことであれ)「現状維持」は実在しません。
自分が止まっている間も、時間はどんどん過ぎていきますし、周りのライバルは成長しているからです。(現状維持とはそもそもとして自分しか存在せず、時間経過によって周りが不変であるという仮定の上でしか成り立たないものなのです。汗)
不安な気持ちもわかりますが、大事なのは「結果」に対してどうするか予め決めておくことだけです。^^
ただ単に何も考えずに「絶対うまくいくはず!GOGOGO!!」「自分が失敗なんてするはずない!!」と行動していくのは決してポジティブ思考とはいいません。それはただの「思考放棄」「嫌なことから目を逸らしている」だけです。
経営者が身に付けるべき真のポジティブ思考とは「もし仮に最悪の失敗をしたとしたら〇〇〇になるな。よし、それくらいならちゃんと△△△すればリカバリーができるな!だったらやろう!!」と、失敗した時の対応はしっかりと考えつつ、そのうえで「自分たちならきっとできるはず!」と覚悟を決めて行動できるような思考なのです!
3.成功を引き寄せる「すべてはテスト」と思えるスピード感
経営においてもっとも大切な考えの一つは「スピード感を意識すること」です。
事前にいろいろと考え、準備し、備えること自体はとても大切なことですが、かといってそのために何カ月も何年もかけているようでは今の時代のスピード感からは取り残されて行ってしまいます。汗
ある程度「まぁここまでやれば十分かな?」と思えるくらいの準備をしたのであれば、(それ以上細部を詰めるのではなく)あとはまずは見切り発車でもいいから動き出す、というスピード感のある意思決定こそが今の時代の経営者に求められるマインドとなります。
安心してください。
きっと行動している途中で何かアクシデントや、あるいはちょっとうまくいかない部分が見つかるでしょう。しかしそれで構わないのです!
どうせどれだけ万全を期しても、失敗の確率が0%になることなんてありえません。
だからこそ「すべてはテスト」だと思ってどんどん行動に移し、壁にぶつかるたびにPDCAサイクルを回して改善し、壁を突破していけばいいのです!
事前に問題をすべて解決しないと出発するのが怖い・・・・・・というのは、言ってしまえば「家から10kg先の目的地まで、すべての信号が青に変わるまで出発できない」と言ってるようなものですからね。そんな状況いつまで経っても来ないかも知れませんよ。汗
途中赤信号で止まってもいいから、まずは出発すれば良いのです。たとえ途中で赤信号で止まったとしても、問題解決さえしっかり行えば、また青信号になって進み始めることができるのですからね^^
このようにまずは「すべては自分の責任」と捉え、自信を持って行動するための「ポジティブ思考」を身に付け、「すべてはテスト」と割り切れるスピード感を手にすることが、まずは経営者さんに求められるマインドの基礎になってきますからね!(この土台の上にさらに次のマインドセットをどんどん身に付けてきましょう!)
まとめ.経営者はマインドセットをしっかり整える。ただしそれをスタッフにまで求めるな
今回お伝えしたマインドセットをしっかりと身に付けることができれば治療院の経営に対する向き合い方は確実に変わってきます。
しかしそれと同時に「なんでスタッフは自分と同じ熱量(考え)で動いてくれないんだ!」という、ある種疎外感というか、ズレを感じてくるようにもなったりします。
しかし残念ながら経営者としてのマインドを一般の雇われであるスタッフに求めることがそもそもの間違いです。
そもそも経営者と社員では見ている景色がまったく違います。例えば「借金」というアクション一つとっても
- 経営者:事業発展のためにあえて「借金(レバレッジ)」をして事業投資を行う
- 社員:借金は怖いモノであり、安定こそが一番だと考えている
これくらい経営者と社員では一つの物事にたいする目線が違うのです。
キャッシュフローを改善するために利子だけ支払うといったような判断も、一般の雇われで働いているビジネスマンにはなかなか理解できない感覚だったりします。
このように経営者の判断は時に「一般常識」とはかけ離れてしまうものです。
スタッフさんに自分と同じ視点を求めるのではなく「社員と経営者では思考が違うものだ」とある種の割り切りをすることも必要になってきますからね!
経営者は孤独なんて言われることもありますが(そしてある意味それは真実かも知れませんが)、そこも少し頭の片隅に入れたうえで、それでも治療院経営を改善していくためにしっかりと経営者としてのマインドを身に付けていってみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
- 「いいね」ボタンを押す
ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!


