あなたの治療院ではチラシを使った集客を試したことがあるでしょうか?
あるいは、今現在も定期的にチラシの配布を行っていたりするでしょうか?
すべての地域でしっかりと成果が出る、とまでは言いませんが、まだまだチラシ配布で新患さんを確保できる地域が沢山あるのも事実です。
ところでチラシというのは面白いもので、まったく同じものを撒いたとしても、撒き方によって全く違った反応が出たりします。
そういう意味では、実はチラシ集客は『撒き方を知る』ということが非常に大事になってくるのです。
決して、チラシの中身だけで全てが決まるわけでは無いので、最後まで気を抜かずにしっかりと配布部分にまで気を配らなくてはいけないのですよ!
治療院チラシ集客の成果の半分は撒き方で決まる!
チラシの反応とは、「どこの誰にどうやって撒くか?」が50%、「そのチラシに反応するとどれだけお得か?(オファー)」が20%、「どのタイミングでチラシが届いたか?」が20%、「どんな内容のチラシか?」が10%と言われています。
実はチラシの中身なんてチラシの反応において10%程度しか意味をなさないのです。(とは言っても、これはあくまでも広告業界での平均値的な話ですから、治療院業界でまったく同じ割合とはいいませんけどね。あくまでも考え方の目安です。)
この内容をみると、まずは一番どこにこだわる必要があるか?は一目瞭然ですね!
そう。まずは要素の半分を占める「どこの誰にどうやって撒くか?」を徹底的に考えるべきなのです!
まずは「どこに撒く?」か決める
正直に言いましょう。よほどのゴッドハンドや知名度のある先生でない限り、治療院の商圏なんてせいぜい2km〜3km程度です。(都会で、治療院が密集している地域ならもっと狭いですし、田舎で車社会ならもっと広くなりますが。)
実際、院からの距離が近ければ近いほどリピート回数も伸びる傾向にあるので、地域ビジネスである治療院業界では、まずは配布範囲の限界を調べることが重要になるのです。
それと、もう1点。
治療院までの距離は同じでも、反応の出やすい地域と反応の出にくい地域というものは確かに存在します。
分かりやすい例で言えば、小学校や幼稚園が集中している地域では産後の骨盤矯正などのチラシの反応は良くなりやすいですし、逆に一切学校や幼稚園などがない地域はそういったチラシは当然反応も下がりがちです。
他にもリアルな話で、裕福層が住んでいる地域のほうが反応が出やすくて、貧困層が住んでいる地域のほうは反応が出にくかった、という地域もありました。
というように、治療院の距離はどうあれ、地域にはその土地の文化もあるので、何度かチラシを撒いてみて一切反応が出ない地域は距離的には近かったとしてもいっそ『撒かない』という選択を取るのも重要ですね。(反対に、何故か少し距離は遠いはずなのに毎回異様に成果の出る地域というのもあります。)
そして浮いた分の資金は他の地域に回せばいいのです。そうやって同じ資金で少しでもチラシの反応が高まるように随時チェックを行なっていきましょう。
「誰に撒く?」
これは良く言われる「ペルソナ」を決めろって部分ですね。
産後の骨盤矯正も、腰痛も、シンスプリントも、ヘルニアも、足底筋膜炎もなんでも全部お任せ!みたいな広すぎるターゲットを指定してもさすがにそのチラシを読んだ人は「ここの治療院って本当に大丈夫なのかな?」と警戒してしまいます。
地方のほうでは絞りすぎてターゲットの母数が少なすぎる、、、なんてこともあるのでそこはバランス次第ですが、やはりある程度は読んだ人が「あ、これまさに自分のことだ」と感じやすくなる程度にはターゲットを絞ってチラシを作成しましょう。
「どうやって撒く?」
チラシとは言っても、撒き方は様々です。
ポスティング業者に配るのか、あるいは新聞折込みにするのか、地方の地域情報誌に挟んで配布してくれるものもありますし、ご自身で手配りするのも手です。
この時に重要なのは、媒体によってチラシの配られるターゲットが少しずつ変わってくるという点です。
分かりやすい例として、新聞折込みは当然新聞を取っている家にしか配布されない訳ですが、傾向として新聞を取っている家は比較的年齢層が高くなっていて、20代で新聞を取っている家というのは減少しているようですね。
逆にポスティング業者はアパートやマンションなど、一気にドバっと配布できるところのほうが楽なのでそういったところに撒くことが多いです。そしてそういった所に住んでいる人は20代の方や、30代の独身の方が住んでいることが多い傾向にあります。
ということは、あなたが膝痛の人をターゲットにチラシを作成したのであれば、どちらかと言えば新聞折込みを使うほうが成果の出る可能性は高くなりますし、産後の骨盤矯正や痩身を目的にした内容のチラシを作成したのであれば、最初はポスティングで試すのが無難と言えるでしょう。(あくまでも最初の仮定としての話ですが。)
まとめ.最終的には実際にテストを繰り返すことが大事
今回の内容はあくまでも、チラシ集客を行っていくにあたって、最初の取っ掛りとして知っておいて欲しい知識です。
あとは実際に何度もチラシを配布して、データを集めていくしか精度を高める方法はありません。(どの辺りが反応が毎回高くて、どの辺りが毎回反応が低いか、なんてやってみなければ絶対にわからないですからね。)
あなたは毎回毎回、同じ媒体しか使ってないなんてことはありませんか?
あるいは、反応が出ている地域と、出てない地域のチェックをせずに、毎回同じ範囲に撒いているなんてことはありませんか?
メンドクサイ作業ではありますが、同じ資金で最大の成果を得るために、こういった繰り返しのテスト作業は確実に必要になってくる作業です。
マーケティングはテストを繰り返せば繰り返すほど精度がどんどん高くなっていきますので、ぜひ試してみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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