強いチームを作っていくためにやって欲しい2つのこと

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このブログを読んでいる先生の中には、1人院長で現場を回している先生もいれば、スタッフを複数名雇ってチームとして頑張っている先生もいると思います。

もちろん、さらに多くの人数を雇って複数の分院を持っている先生だっていらっしゃるでしょう!

また、現場で治療する先生は1人だとしても、受付さんだけはパートで雇ったりしている先生も少なくないでしょう^^

そういった「自分以外の人を含めてチームで治療院を経営する」時に大事になっていくことは、いかに「チームとしての力」を高めていけるか?ということです。

スポーツでも何でも、たった1人だけ個の力が優れている選手がいるチームよりも、チームプレーや団結力などで総合力の高いチームが勝ちますからね^^

治療院で言えば、それが売上や来院数などの増加に直接つながってくるわけです!

そういった「チーム力」を高めていきたいときにやって欲しいアクションがこれです!

強いチームを作っていくときにやってほしい2つのこと

「やる気はあるみたいだけど、なかなかこっちのイメージ通りに動いてもらえない・・・・・・」

「優先順位はこっちのほうが高いのに、いつまでも別の作業をしていてもどかしい・・・・・・」

「ちゃんと自分で考えながら動いてもらいたい・・・・・・」

などなど。

人を雇えばこそ生まれる葛藤は沢山あります。

これを「雇ったスタッフの能力のせい」にしてしまうのか、あくまでも「自分の教育の未熟さのせい」だと受け取ることが出来るのかで、院自体の成長が変わってくるわけですが、、、

実際のところ多くの場合では経営側がスタッフに対して行動方針や優先順位を伝えきれていない場合がほとんどだったりします。汗(あるいは、自分の院とは合わない人を無理に雇ってしまった採用の失敗などもあるにはありますが。)

認めるのはツライ現実ですが、実際に多くの場合がそうなのです。。。汗

そこで、スタッフ自身がある程度自分で考えて行動し、かつ、その行動が自分のやって欲しいことにリンクしてくるようになるためには必ず2つのことを行う必要があるのです!(これだけでは無いですが、まずはこれからです。)

 

あなたの院における理想のイメージを共有する

まずやらなければいけないことは、「自分の院で理想とする〇〇とは?」のイメージを院長とそれ以外のスタッフで共有出来るようにならなければいけません。

「この院で理想とする治療スタッフとは?」

「この院で理想とする受付スタッフってどんな感じ?」

「この院で理想とする患者さん対応は?」

などなど・・・チームで目指していく理想像を細かいところまでしっかりと全員で描けるようにするのですね。

これはあなたの中で明確に「こういうスタッフがいい」とイメージがあるのであればトップダウンでイメージを伝えるのも手ですが、、、、、、出来ればスタッフ自身が自分で「そういうスタッフを目指したくなる」ようにボトムアップ形式で意見を吸い上げていくほうが望ましいです。

出来れば今自分の院にいるスタッフ全員に「どんな〇〇(受付、治療家、補助)だったら、患者さんは喜んでくれるかな?そのときの仕事の優先順位ってどんな感じになると思う?」といった風に、スタッフ自身に聞いてみるのです。

そうすると、スタッフそれぞれが思っている理想像も違えば、仕事に対する理解度、優先順位もわりと違っていることに気づけると思います。(これホントに各スタッフによって全然考えている像が違ったりしますからね!そりゃお互いの動きに対して違和感が生まれますよ。笑)

当然あなたがスタッフに抱いている「こんな風になってほしい!」というイメージとも違う答えが返ってくるでしょう。だからこそ、「全力で自分に出来ることを頑張って」と言葉で言うだけでは、院長のイメージとスタッフの動きがリンクしないのは当然のことなのです!

そもそもの目指している理想のイメージが違うのですから、ゴール地点も努力していく方向も違うのも当たりまえですよね!笑

 

なので、一旦ここでスタッフ自身の意見、イメージを吸い上げることで初めてスタッフの価値観を知ることが出来ます。

あとは、全員(もちろんあなたの意見も含めて)の意見をまとめた上で「じゃあ、僕らの院では理想の〇〇といえば、これこれこうだね!」というイメージを一つ一つ作り上げるのです!

これで始めてスタッフ全員が目指すべきイメージ像が明確化されることになっていきます^^

このイメージを現場で動くスタッフの理想として全スタッフが共有されているからこそ、もし違和感のある動きを現場でしているスタッフが居た際には「うちの理想としてるスタッフだったら、今みたいな行動したかな?」とか「もし理想のスタッフだったら、今みたいな時にどんな行動を取ってたと思う?」といった同じ目線からのすり合わせが可能になるのです。

会社理念やクレドなんていうのは、こういった「(あなたの院において)目指すべき理想像」が言語化されたものとも言えるでしょう。

なにか迷った際には、この時に共有した理想像が判断基準となることで、チーム内でのコミュニケーションがポジティブな方向に向かいやすくなるのです^^

 

 

チームに共通言語を作る

理想のイメージを共有することが出来たら、次にやることはチーム内に共通の言語を作ることに是非トライしてみてもらいたいです。

これは強いチームを見たりすると分かるのですが、「自分達しかわからないけど、自分達の中ではその一言で伝わるような独自の言語」を持っていることが非常に多いです!

意味がわかりにくいですか?笑

 

例えば、これは僕が当時居た院の共通言語になるのですが、僕らのチームでは

「それって、上げり目と下がり目どっち?」

「大事なのは、利益と可能性を描かせることだよ」

「これが丸太目標で!」

というような会話が普通に行われていました。

これ、知らない人が聞いたら意味が分かりにくいですよね?笑

でも、僕らはこう言えば短い会話でも、全員がちゃんと意図と意味を把握して行動が出来たのです。

何故ならその「共通言語の意味と意図をチーム全員がちゃんと知っていたから」なんですね。

 

何故こういった「共通言語」がチーム内に必要かと言うと、言葉の定義というのは曖昧で、人それぞれによって解釈が異なるからなのです。

例えば、同じ「頑張ろう!」ということがでも、人によっては「120%(限界を超えて)やること」を頑張る!と捉えている人もいれば、「100%(限界まで)やること」を頑張る!と捉えている人だっていますし、「70%(いつもよりは)やること」を頑張る!と捉える人だっているからなのです。

こんな状態で院長が「今月は頑張ろう!」と言ったって、そりゃあチーム内で動きが統一される訳がないんですね。

しかしそんな時に、意思伝達する際に一言で正確に意図と意味が伝わる「共通言語」があればチームがまとまって同じレベルで意思疎通できて動けるようになるのです!

だからこそチーム内に「共通言語」が必要になってくるのですね^^

 

「えー?ほんとかなー?」って思うかも知れませんが、勢いのある治療院、売上の伸びている院ほど間違いなく、周りが聞いても何言っているかわからない独自の「共通言語」や身内でしか伝わらない「共通認識」があるものですよ^^

これは想像以上に現場でのやり取りを円滑にしてくれるものなので、ぜひ自院の独自文化・独自言語を確立してみてくださいね!

 

 

 

まとめ.共通のイメージと言語がチームを強くする

今回のことをまとめると院長とスタッフ間で持っているイメージや言語に対する捉え方の違いの「差」が縮まれば縮まるほど、チームとしての力は強くなっていく、ということなんですね。

これを行うことでチーム内における「価値観の共有化」がチームの一体感を産み、結果としてチーム全体のパフォーマンスが上がっていくのです。(逆にこの部分での「差」がバラバラなまま、無理にマンパワーでどうにかしようとするとすれ違いが増え、売上も伸びないのにスタッフさんは疲弊していく・・・といった状況になりやすかったりしますね。汗)

こういった共有作業は結構時間と手間がかかるので、どうしても後回しにしがちになりますが、一度チーム内で文化が出来てしまえば、それからは驚くほど自然にチームに共通認識が広がります。

チーム内に根付く「文化」とも言えるようなものになっていくのですね。(そして、間違いないですがチーム力の高い院さんはこの「文化」が非常に優れている院ばかりです。)

しかも、その効果はおそらくあなたが思っている以上に絶大です^^

強いチームを作り、院の売上を拡大していくため「価値観の共有化」を行い、ゆくゆくはチーム内の文化として根付かせていくことは必須の作業だと僕は思っているので、ぜひあなたの院でも試してみてくださいね^^

 

 

 

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