患者さんの通院期間を伸ばす上で、患者さんの通院のモチベーションを維持し続けるということは非常に大切なことです。
いくら腕が良くても、患者さんが通ってくれなければ治しようがありませんからね。汗
特に治療初期の5~6回目くらいまでの通院に関していえば、患者さんは期待感はありつつも「本当に治るのかな??」という不安も合わさって、このモチベーションが急に無くなったりすることもあります。
この期間は本当にサンキューレターを送ったり、ステップレターを渡したりと、とにかく患者さんに気を使って(この時に限らずいつも気は使わないといけませんけどね。笑)新患さんから既存患者さんへのステップを踏んでもらうようにするわけですが・・・
現場に出ている先生は、どうしてもそういった作業を負担に感じてしまい何もやっていない先生が多かったりするのです。汗
忙しいのは分かりますけどね。汗
しかし、これからカルテ枚数を増やして治療院の売上を伸ばしていきたいのであれば、メンドクサイなんて言ってられません!
常に患者さんのモチベーションを上げるために、ぜひ続けておいて欲しい施策をご紹介します。
目次
公式LINEアカウントやインスタグラム、ハガキで「喜びの声」を流し続ける
では、具体的に何をやって欲しいのかというと・・・
公式LINEアカウントのvoomや、自院のInstagramの投稿に(別にTwitterでもFacebookでもいいですが)1週間間隔くらいで定期的に患者さんの喜びの声をどんどん投稿して欲しいのです。(なので、その前段階として当然来院された患者さんには、公式LINEアカウントで友達登録をしておいてもらったり、Instagramでフォローをしておいてもらったりという前準備は必要になります!)
あるいは、配送物の許可が出ているのであれば直接患者さんのお宅にステップハガキの感覚で喜びの声を取りまとめたハガキやレターを送るのも有効です!
なんで喜びの声??って思われるかも知れませんが、これが患者さんのモチベーションを高めるために非常に役に立つのです。
自分たちほど、患者さんは周りが治っていることを知らない
先生の視点から考えると、あなたの院で毎日・毎週・毎月どれくらいの患者さんがしっかりと痛みが取れて、症状が治っているか体感的な部分として把握できていますよね。
中にはどうしても治せない患者さんもいらっしゃるでしょうけど、全体を見ればきっとあなたは「それなりの人数の、あるいは大部分の患者さんをちゃんと治せてる」と感じているのではないでしょうか?
実際毎日患者さんから「良くなったよ」とか「先生のおかげで治ったよ」なんて伝えられる機会が沢山あるわけなのですから。
しかし・・・
これが患者さん視点だったらどうなるでしょう?
院内に喜びの声を貼りだしている院ならまだしも、そうでなければ喜びの声なんてHPくらいでしか目にすることがないですよね?
そして、もしもその患者さん自身の回復が思わしくなければ患者さんとしては「本当にこの先生って腕がいいのかな?」とか「ちゃんと他のみんなは治ってるの??」と不安に思ってしまっても仕方ないわけです。
なぜならこの患者さんは「先生が普段感じているほど、周りの人が治ってると知りようがない」のですから。汗
あくまでも自分の主観でしか判断できないわけです。
そうなると、結局「もしかして、ここじゃ自分の症状は治らないんじゃないだろうか・・・・・・」という自分自身の中にある不安のほうが勝ってしまい通院するモチベーションが維持できず離脱に繋がってしまったりするのです。
現在進行形で常に周りが「治り続けている」ことをもっと積極的に伝えなければならない
だからこそ、治療院側は常に患者さん全体に対して「周りのみんなもどんどん良くなっているんだよ」ということを伝えていかなければならないんですね!
そのための公式LINEアカウントだったりInstagramの投稿だったり、ステップレターだったりするわけです。(どちらかと言えば外部向けですが、グーグルビジネスプロフィールの投稿機能で定期的に投稿していくのもアリでしょう。)
こういったツールで定期的に「良くなったよ!」という喜びの声を上げることによって、あなたの治療院に通っている他の患者さんも「現在進行形でどんどん痛みが取れた卒業者が出ていること」を知れるわけです。
常に目に入るというわけではありませんが、こういったアクションを取り続ければ自然と患者さんの目に触れる機会も増えます。(〇月に頂いた患者さまからの喜びの声、という形で毎月POPを作ってツーショット写真を待合室に掲載したりするなんかも良いでしょう。とにかく目に触れさせるようにするのです。)
そしてこの投稿を、モチベーションが下がりかけていた(不安になっていた)患者さんがたまたま目にすることによって、その患者さんが「他の人がちゃんと良くなってるんだ・・・だったら、自分もちゃんと通えばよくなるかも」とモチベーションを取り戻してくれたりするようになるのです!
目に見えにくい成果なのでついつい後回しにしがちな施策ですが、こういった部分の積み重ねが離脱率を下がる要因になったりするんですよ^^
集客の段階では喜びの声やビフォーアフターを見てもらうことで来院の決め手にすることを意識出来ている先生でも、1度来てもらった後の継続のリピート意識を高めるために喜びの声やビフォーアフターを「見続けてもらう」ことはあまり意識されてなかったりするのですが、ここが患者さんのリピートモチベーションを維持するために大事(接触頻度を高められるという意味でも。)なので、ぜひ頑張ってみてください^^
まとめ.リピートアップ施策は小さなことからコツコツと始める
今回の施策は難しいことはありませんが、継続するとなると多少面倒に思う先生もいらっしゃるでしょう。
ただ、本当にこういった細かいところが最終的な成果を分けるのです。
患者さんが離脱するもっとも大きな理由というのは単純に「院のことを忘れてしまう」ことだと言われていますが(そして実際にそうなわけですが)、こういった喜びの声なんかを定期的に配信し続けて目に触れる環境を作っておくだけでも、たびたび院のことを思い出してもらえるキッカケにもなりますし、そういった意味でも離反を防ぐことができますしね!(オマケにこういった投稿を続けることで、既存患者さんだけでなく新規の患者さんからの問合せに繋がってくケースも多々あります!)
Instagramへの投稿であれば、ハッシュタグなどを付けることで若干の集客にも寄与するので(あくまでも顧客維持の側面のほうが強いですが)面倒がらずにやってみることをオススメします^^
ステップレターなどの郵送物は多少お金がかかってしまいますが(お金をかけてでもやる価値はありますが)、Instagramや公式LINEアカウントへの投稿であればお金だってかかりませんから最高の施策の一つだと思いますよ!
現在は何も手を打たなければ既存の患者さんがウッカリするとすぐに離脱してしまうよう時代ですから、来院された患者さんをどれだけしっかりと自院のファンにしていけるか?がこれからは本当に大事になっていくので、ぜひ顧客維持につながる施策は少しでも多く行えるよう頑張ってみてくださいね!
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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