今日は、初診でいらした患者さんに対して治療後に送る
「サンキューレター」についてお話します。
最近ちらほら聞くのが、
「来店後にサンキューレターのハガキを送ってもぶっちゃけ意味がないですよね。
それで、リピートにつながることなんて全然ないですもん。」
という声。
あなたも、もしかしたら同じようなことを思ってはいないでしょうか?
サンキューレターで”絶対に外してはいけない”書き方
以前、そう言っていた先生から普段送っている
サンキューレターを見せて貰ったことがある。
そこには
○○様
先日はご来院、ありがとうございます。
この度は数ある整骨院の中から、当院を選んで頂きありがとうございます。今日から誠心誠意の治療を行なっていきますので、
またのご来院をお待ちしております。✖✖✖整骨院
と、上記○○の部分だけ、手書きで書くようになっていて
他の文章は印刷されていました。
もし、この手紙があなたに送られて来て、あなたは何と思うでしょうか?
「あ。ここは皆にこのハガキを送ってるんだろうな〜」
って思うだけじゃないですか?笑
これはまさしく「心のこもっていないありがとう」とまったく一緒です。
心に響く訳がありません。
サンキューレターの基本は、
・出来る限り手書きであること
・整骨院から、ではなく「あなた(治療した先生)」からであること
です。
綺麗な字でなくても構わないですから、丁寧に心を込めて書くことです。
患者さんは「わざわざ自分だけのために先生が書いてくれた」という事実に心を動かされるのです。
ですので、整骨院からのメッセージではなく、
「あなた(治療した先生)」から直接の気持ちをハガキで届けるようにしましょう。
手書きは、手間がかかるため正直効率が良いとは言えません。
ぶっちゃけめんどくさいです。笑
ですが、効果は高まります。
しかし、せっかく時間と経費をかけてサンキューレターのハガキを送るのであれば、中途半端にせず、より効果の高いハガキを患者さんに届ける努力をしましょう。
そのひと手間が、お客様の気持ちを動かします。
ちなみに、実際どんな内容をかけばいいの?って方はサンキューレターに入れて欲しい具体的な4つの内容のほうも1度ご覧になってみてください^^
全員に効果があるの?
先に言っておきます。
やる事が全部メリットしか無いものしか実行できない、
という方は今すぐページを閉じて、理想的な素晴らしいことだけ
書かれた本でも読めばいいと思います。
例えば、このサンキューレターですが、
中には貰って不愉快に思う捻くれた人がいる”可能性”はあります。
手紙を見て、
「コイツは自分が怪我して嬉しいのか?」
と、こちらの意図とは全く違う受け取り方をしてしまう人も
中にはいるんです。
しかし、どう考えてもこんな風に考える人のほうが
少数派ですよね?笑
実際のところの割合は、仮に月100人の新患さんにハガキを送ったとして、
貰って心が動く人・・・30人
特に何も思わない・読んでいない人・・・67人
不愉快に思う人・・・3人
ってところじゃないでしょうか?
この3人の声に影響を受けて、
10倍の人数の30人にハガキが送れないのは勿体ないと思いませんか?
仮にこれくらいの比率であれば、
僕ならサンキューレターを送り続けます。
30人の人がさらにファンになってくれるメリットは、
3人の人に嫌われるデメリットよりも大きいと思うからです。
どれだけ気を使っても必ず一定数は不快に思う人が出ます。
ようはどこに重きを置くか、です。
仮に毎月100枚のハガキを送ったとしても、
送料は5000円(今は5200円ですね。笑)です。
ハガキを読んだことによって、通院するかどうか悩んでいた人が、
2人〜3人だけでもリピートすることを決めてくれれば、
送料なんて”タダ”みたいなものだと思いませんか?^^
(実際には50枚程度しか送らないところがほとんどでしょうから、
1人リピートを決心してくれれば、それでOKですね!)
どんな物事にもメリットとデメリットはあります。
あとは、経営者や現場のトップとして、
リスクとリターンを天秤にかけて意思決定をすればいいと思います!
サンキューレター、もしかしたら
一度は実践して効果を感じなかった人も多いでしょう。
しかし本当に気合を入れて取り組んだ院は5%〜10%近く
初回離脱率が改善した、という院があるのも事実です。
ハガキの内容、継続力、リスクも取る覚悟、
それらを見直して、もう一度チャレンジするのもいいかも知れませんね^^