あなたの院では、毎月どれくらいの新患さんが紹介で来てくださってくれているでしょうか?
個人的な視点で言わせてもらえば、紹介がいくら多かったとしても、「紹介だけで集客するよりは、チラシやPPC広告などもしっかりとやっておいたほうが良い」というのが僕の考えですが・・・・・・
とはいえ、それはそれとして紹介自体は貰えるのであれば、いくらでも多く紹介してもらいたいくらいですよね!
単純に紹介が多いと嬉しい先生も多いでしょうし、経営面から見ても費用対効果で言えば最高効率のアクションですからね!
しかし残念なことに、完全自費での治療院は意外と紹介が少ない院も多かったりするのです。
少なくとも、保険時代よりも紹介人数が減った・・・・・・と感じる先生も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、紹介をしっかりと増やしていくために忘れてはいけない「大事なポイント」をお伝えします。
目次
紹介者探しと、感謝
院内で紹介を起こすために、大前提として知っておいてもらいたいことは、「紹介とは患者さん全体から平均的に起こるものではない」ということです。
ここを勘違いしたままでは、紹介は一生増えることは無いので気を付けてくださいね^^
紹介は1人の人が複数人を、が基本
例えば、紹介とは10人に声をかければ1人が紹介してくれる、といったような平均値で結果が出るものではありません。
そうではなく、まずは積極的に紹介をお願いしていって、最初に紹介してくれる人を見つけるのです。
それが5人目で見つかるのか、10人目で見つかるのか、20人目で見つかるのか、というのは誰にもわかりません。
とりあえずこの段階では声掛けの量や、紹介カードを渡す枚数という行動量そのものが大事な段階です。
ただ、しっかりとあなたが施術を行い、誠心誠意紹介をお願いしているのであれば、必ず紹介してくれる患者さんは見つかります。(紹介をお願いするって言っても、ご家族のお話をされたり、職場の話をしている最中に交えてだったりと、通常の会話の中にそっと「紹介」という話を混ぜていくだけで構いません。むしろそういったトークを一切せずに、紹介カードだけなんかを渡して「紹介お願いします!」とだけ言う方が微妙ですね。汗)
そうして見つけたあなたの院を紹介してくれる患者さんというのは、面白いもので1人ではなく、2人や3人など、複数人の紹介を行なってくれることが多いのです!
あなたの院にもいませんか?すごく元気が良くて、すごく自分の院のことを褒めてくれて、沢山知り合いを紹介してくれるおばちゃんみたいな方が^^
つまり、1人紹介してくれたらOK。
また紹介してくれる人を探そう、100人声掛けすれば誰かしら10人くらいは紹介してくれるだろう、なんていう意識では、紹介者の数は最大化しないということなのです!
むしろ100人に声掛けをして「紹介者」10名を探し出し、その10名から20名30名を紹介してもらおう、というような感覚が大事なのです。
大事なのは、紹介してくれた後の対応
とはいえ、じゃあ勝手に何人も紹介してくれるのか?と言えば、そうではありません。
ここが大事なポイントで、紹介してくれた人に対してどんなアプローチを取っているか?が、複数人の紹介を起こすために必要になってくる部分なのです。
具体的にどういうことかと言うと、
- しっかりと心から感謝を伝えているか?
- もう1度真摯に紹介をお願いしているか?
という2点になります。
しっかりと心から感謝を伝えているか?
例えば、紹介者と一緒に来られた場合なんかはそれほど問題ないと思います。
その場で、「連れてきてくださって、ありがとうございます^^」と、きっと伝えていることでしょう。
しかし、問題なのは紹介者が1人で来られるケースですね。
新患さんとして来院されて、問診票に「紹介」とだけ書かれている。こういった場合では、しっかりと誰からの紹介なのかを聞くことが大事になります。(でないと、誰からの紹介かわからないまま終わりますからね。汗)
そして、誰からの紹介かわかったら、しっかりとその患者さんにお礼状を送るのです。別に難しく考える必要はありません。感謝の気持ちを書いたハガキや手紙、LINEを送ればいいのですね^^(もし、頻繁に通っているような方からの紹介であれば、まぁ次の来院時に伝えるのもアリといえばアリです。)
しかし、特別感を演出するためにも、(院からの郵送物を送ることに問題がない方であれば)紹介してくれた時には手間をかけてお礼状を送る、というようなことをしたいところですね!
また、感謝の手紙の中には、「紹介してくれた〇〇さんは、しっかりと責任を持って治します(全力を尽くします)」というようなメッセージを入れておくと、紹介してくれた患者さんはきっと喜びますので、なお良いでしょう。
もう1度真摯に紹介をお願いしているか?
そして、これも大事なことです。
大前提で述べたように、紹介とは同じ患者さんが何人も紹介してくれることによって最大化します。ぶっちゃけ紹介してくれない人は、何度お願いしても誰も紹介してくれません。笑
逆に1度紹介してくれた人は、その後の対応さえしっかりとすれば(言葉にする、感謝状を送るなど)、またお願いすれば、別の人を紹介してくれる確率がぐっと上がるのです。
ついつい、「もう1人紹介してくれたのに、またお願いするのは申し訳ない気がする・・・」と気が引けがちになってしまうのですが、そこは引け目を感じることなく、堂々と「もし、また他にもお身体の調子が悪い人がいましたら、当院を紹介してくださいね!」「〇〇さんのお知り合いであれば、いつでも全力で期待に応えて見せるので、いつでも悩んでいる人にウチを紹介してください!」と伝えるべきなのです。
いくら紹介してくれたからと言っても、放っておいて勝手に紹介を続けてくれるわけではないので気を付けましょう!
まとめ.治療院の紹介は自分がどれだけしっかりと対応しているか?
紹介が続くかどうかは、紹介してくれた後にどれだけ紹介者に対して自分がしっかりと対応したか?で、決まります。
紹介してくれた人に、ただ「ありがとう」で終わってないでしょうか?あるいは、そもそも紹介者に対してしっかりと感謝の意を伝えていない、なんてことは無いでしょうか?
紹介は1人の人からどんどんと連鎖させるものです。
1人紹介してくれたら「よし、じゃあまた次の誰か紹介してくれる人を探すか・・・」なんて対応をしてしまっているのであれば・・・
その連鎖の最初で、あなた自身がやるべきことを間違えてしまっているからこそ、その後に起こせたかも知れない紹介の連鎖を断ち切ってしまっている可能性もあるのです。
可能な限り紹介の連鎖を断ち切ることなく、複数名の紹介へと自然と導いていくからこそ、紹介患者さんの人数もだんだんと増えていくのですね!
もしあなたが「あんまり紹介が増えないな・・・」と思っているのであれば、ぜひ一度紹介してくれた人に送る感謝の手紙などから作成をはじめてはいかがでしょうか?^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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