スタッフから頼られる院長像とは。

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今日の話は、自分が経営者兼院長ではなく、

現場からの叩き上げで院長を任された人には特に重要な認識かも知れません。

 

 

スタッフは思考を放棄したがっている?

 

意外に思うかも知れませんが、人は誰かに導いてもらいたいと無意識に思いながら

生きている人の方が圧倒的に多いのです。

 

頼りになり、信じられる人がいるのであれば、

自分でいろんなことを考えるよりも、

その人が考えてくれることを実行するほうが、人は楽なのです。

 

では、今現場で一緒に働いてくれているスタッフは

あなたがやりたい事、実行したいことに積極的に賛成してくれているでしょうか?

 

もし、この問いの答えが「NO」なのであれば、

もしかしたらあなたはチームを引っ張っていくリーダーとしての

大前提をまだ達成出来ていないのかも知れません。

 

 

スタッフはどんな人について行きたいと思うのか?

 

では、結論から言いましょう。

 

人は大前提として「自分より強い人」について行きたいと願います。

 

旧石器時代や、戦国時代であればそれは「武力」を指したでしょうが、

現代のビジネス社会でのそれは「実績を作れる能力」と「責任を取れる能力」を指します。

 

 

実績を作れる能力とは

 

実績とは目に見える数字です。

 

人に優しいとか、努力家とか、そういった「感覚値」的なものでは弱いです。

 

あくまでも、「リピート率が非常に高い」とか「自費メニュー契約率が高い」とか、

この人に任せると「来院数が増える」とか「売上があがる」という、

誰が見ても数字で判断できる部分の能力を指します。

 

ですので、あなたがスタッフから信頼される院長になるためには

周囲の全員が納得するほどの数字を

少なくとも1つ以上の分野で叩き出していることが必須となります。

 

その上で「優しい」とか「包容力がある」という人間性が

プラスαの部分として評価に乗るのです。

 

決して、人間性が先ではありません。

 

人間性で選ばれた院長が、数字が伸ばせず降格してしまうのは

こういったことが理由です。

 

 

責任を取れる能力とは

 

何かトラブルがあった時、厄介な患者さんが来たとき、

率先して自分がその場面に対応しているでしょうか?

 

普通、そんな役割誰もしたくは無いはずです。

 

そんな時に率先して矢面に立てる人に対して、

人はなんだか負けたような気がするのです。

 

ビビって一歩引いてしまい、

行動が遅れた自分と、積極的に矢面に立った人間。

 

そこに言いようもない敗北感が生まれるのです。

 

「自分はこの人には勝てないかも知れない・・・」

 

そういう悔しさと同時に、

 

「この人は自分を守ってくれるかも知れない・・・」

 

という安心感をもたらすのです。

 

そして、この自分を守ってくれるという存在だからこそ、

この人なら自分の上に立って欲しい、と願うのです。

 

考えても見てください。

仕事で失敗したときに、上司が責任を取らず、

部下に対して「お前が悪かった!」なんて言っているシーンを。

 

誰がこんな人について行きたいなどと思うでしょうか?

 

それくらい、責任を取る必要がある場面で積極的に責任を取り、

仲間を守ることは大事なアピールポイントなのです。

 

 

正直に言います。

今日書いたことを実行することは、非常にツライです。

 

結果も出さなくては行けない。

 

キツイ責任も自分で被らなくてはいけない。

 

誰もが出来ることではありません。

 

しかし、だからこそそれが出来るスタッフに希少性が産まれ、

スタッフが心から信頼を置き、ついて来てくれるのです。

 

その価値はきっと、あなたの払った犠牲に見合うものでしょう。

 

もし、あなたが現場からの叩き上げの院長で、

スタッフからの信頼をもしかしたら勝ち得てないかも・・・

と感じるようなことがあるのであれば、

是非、トライしてみることをオススメします^^

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