人望のある院長になる手っ取り早い方法

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スタッフから人望を集める一番早い方法。

それは、徹底的にスタッフを「褒めて」あげることである。

 

人は常に「褒められたくて褒められたくて仕方ない」生き物なのだ。

 

その欲しくて欲しくてたまらないものを

積極的に与えてあげる人にこそ人望は集まる。

 

 

「褒められる人」のままじゃダメ

 

勘違いしやすいのは、頻繁に成果を出して

みんなからよく「褒められる人」である。

 

現場で一番治療の上手な人。

現場で一番自費治療を出せる人。

現場で一番発想力がある人。

 

なんでもそうだが、こういった人は周りから「褒められる」。

「すごいね」「さすがだね」と。

 

しかしこれではただの人気者で終わってしまうのだ。

スタッフが悩んだ時、スタッフが苦しんでいる時、

本当に相談が必要なときに、相談してもらえない。

 

何故か?

 

それは、褒められてばかりの人気者では

スタッフに嫉妬心を芽生えさせてしまうからだ。

 

もちろん、現場では成果を出す人なので頼りにはなる。

でも、気持ちの根っこの部分では

 

あの人はあんなにみんなに褒められて・・・

あの人がいれば自分なんていらないんじゃないか・・・

自分も頑張ってるのに、なんであの人ばっかり・・・

 

なんて、妬ましく思ってしまうのも人間なのだ。

 

 

 

「承認してあげる人」になる

 

本当に困った時に頼りたいのは人気のある人ではなく、

自分の存在を認め、鼓舞してくれる人だ。

 

あなた自身も、本当に困った時に頼るのはそういう人ではないだろうか?

 

人は自分を認めてくれる存在に頼りたいという欲求がある。

 

「頼りにしてるよ」「〇〇さんがいるからチームがまとまるんだよ」

と、承認を与えチームに自分の居場所を作ってくれるからこそ、

安心して自分を褒めてくれる人について行こうと思えるのだ。

 

現場で1番の結果じゃなくてもいい。

一緒に働くスタッフの行動にしっかりとアンテナを立て、

スタッフが頑張っている時に、

 

「〇〇くん、今見てたけど良い対応だったね」

「〇〇さん、いつも丁寧な電話対応ありがとね」

「〇〇がいるとチームが活気づくな!」

 

と、どんどんスタッフの前でスタッフを褒めまくるのである。

気をつけることは贔屓のスタッフを作ってしまわないことだ。

 

積極的に全員を褒めていくことを習慣にするのである。

 

そうすることで、自然とスタッフは

 

「あの人は自分の立場を作ってくれる」

「あの人は自分のことを認めてくれている」

「あの人は自分の居場所を大事にしてくれる」

 

という安心感をあなたに抱き、それが人望となっていくのである。

 

 

 

自分の立ち位置も重要

 

あなたが自分で自分の院を建てた院長で、現場にも出ているのならば

こんなことをしなくてもスタッフはあなたに付いてきてくれるだろう。

 

何故ならば、そこに絶対的な上下関係があるからだ。

 

でも、そこに本当の信頼関係があるかどうかは

まったくの別問題である。

 

立場にアグラをかいてスタッフへの承認を怠れば、

待っているのは離職率の上昇だけである。

 

 

また、あなたがもし現場の叩き上げで

もともと周りのスタッフと同じ立場から、

上の立場に引き上げられたのならば、伝え方には気をつけよう。

 

おそらく感じたことがあるだろうが、

周りのスタッフは、最初現場を任されたあなたに

全幅の信頼は寄せてないものである。

 

スタッフからまだ信頼されてない・・・

スタッフからまだ頼りにされてない・・・

 

と感じることがあるならば、

スタッフから信用を得たいと願うのではなく、

積極的にスタッフに承認を与えてあげよう。

 

その時の言い方は

「〇〇さんのほうが治療はうまいから」

「〇〇さんの患者さん対応が1番参考になるから」

と、相手を立てる言い方である。

 

スタッフは最初「自分のほうがこの部分は出来るのに・・・」と

すぐに負けを認めたくないのである。

 

だから、相手がプライドを感じているところを

素直に立ててあげよう。

それだけで相手のメンツは保たれるのである。

 

回りくどく感じるかも知れないが、

結果的に、一番早くスタッフからの人望が得られるのを

実感できるはずである。

 

 

 

スタッフに承認を与え、現場で人望を集められるように

是非一度試してみてはいかがだろうか?

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