トレーニングジムから学ぶ退蔵益ビジネス

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僕は普段運動不足解消のために週2のペースでジムに通っていたのですが、、、

新型コロナが流行り始めてからは、予防を言い訳にジムになかなか通えていません。(というかほとんど行けていません。汗)

しかも、1度途切れるとなかなか次に行くのに、腰が重くなると言うね・・・・・・笑

でも「絶対またいつか通うから!」と、ジムの会費は解約せずに払い続けるわけです。

ここに、ジム経営の妙味があるのですが、、、これって治療院も真似できるのでしょうか??

治療院でジムのような退蔵益ビジネスは可能なのか?

そもそも退蔵益ってなに?

退蔵益とは、例えば換金されなかった宝くじ、使いきらなかったプリペイドカード残高、電子マネー、点数の残ったテレホンカード、前売チケット、支払い続けているけど利用しないトレーニングジム会費、見もしないのになんとなく登録し続けている動画配信サービスのサブスク費用、などを指します。

つまり、「すでに金銭が発生したにも関わらず、金銭分の対価を利用せずになっている状態」ですね。

これは経営者側からすると、商品やサービスは実際に提供していないにも関わらず、対価だけは受け取っているという、非常に「美味しい」状態なわけです。

電子マネーなどは、交換したはいいけど、使い切らないまま放置されている分が全体の9%近くある、というデータを以前楽天が公開していたような記憶もあります。(ちょっと記憶が曖昧ですが。)

つまり約1割の売上がタダで手に入った、ということなんですね。(ここまで大きな数字になるのは想像しにくいですが2%とか3%、つまり全体の数%は利用されてない、っていうのは現実的にありえるでしょうね。)

 

治療院で退蔵益といえば、、、

では、治療院経営のほうを見ていきましょう。

ちなみに、結論から言えば治療院経営でも退蔵益ビジネス自体は可能です。

すでに、会員制やサブスク制、プリカなどで退蔵益ビジネスの仕組みを取り入れれている院なんていくらでもありますしね。

 

治療院でおこりやすい退蔵益といえば、まずはプリペイドカードや回数券を購入したのに、患者さんが利用しきれなかったケースですね。特に回数券なんかは1回使わなければ、1回分の施術費用がそのまま施術することなく売上になってしまうのです。

あるいは、ポイントカードなどを利用していた場合、有効期限が切れたポイント分も退蔵益と言えるでしょう。(こういうことをしている院は少ないでしょうけど。)

例えば、5回分の施術の回数券を20000円で販売したとしましょう。通常なら1回単価は4000円なわけですが、、、

もしこの患者さんが4回しか治療に通わなければ、結果的に1回単価5000円で施術を提供したのと同じことになるわけです。

その他にも、会員に登録して月額の費用が発生しているのに、実際には治療院に通わなかった・・・というケースなんかはまさにジムと同じような構造な訳ですからね!

 

単価が上がってラッキー?

これだけ聞くと、プリペイドや回数券を使いきらない人を増やして、実質的な単価の値上げできれば最高じゃん!と思う人もいるかも知れませんね。

確かに、構造上としての退蔵益の形態は成り立ちます。

しかし、僕自身はこれは非常に危険なやり方だと思っています

宝くじや電子マネーならまだしも、治療院経営において、ここを狙ってやっていくのは自分で自分の首を締めるようなものだからです。

何故なら、結局治療院経営の売上は「どれだけ長く通ってくれる患者さんの総数を増やしていくか?」が大事だったりします。

つまり、新規患者さんの売上に依存しすぎず、しっかりと既存患者さんから売上を得られるようにしなければ、経営が成り立たなくなるのです。

もちろん、一部プリカや回数券を使い切れない人が出てくること自体は仕方ありませんし、しょうがない部分でしょう。

しかし、予めそれを狙ってビジネスの構築を行うのはまた別の話です。

最初から退蔵益狙いでプリカや回数券を出して、しかも出すまで一生懸命で、出した後は患者さんフォローがテキトー、結局患者さんはプリカや回数券を使い切らないまま離脱する。。。

こんな経営を続けていては、いつか必ず新規が来なくなったときにビジネスが崩壊します。

他のビジネスで上手く行っていることを、自分のビジネスに活かすという視点は非常に大切ですが、退蔵益モデルに関しては、僕は治療院で狙ってやっていくのは危険なんじゃないかな?と考えています^^

 

 

まとめ.治療院で退蔵益は狙わない

結果的に、プリカや回数券を利用しない分が退蔵益として院の売上になることはあるでしょう。

そして、個人的にも別にプリカや回数券、会員やサブスクの「仕組み自体」が悪いとか、そういったことは一切思っていません。(むしろ推奨すらしています。ただ、その一側面である退蔵益の部分を狙いすぎるのは危険ってことです。)

しかし、治療院経営においては、あくまでもプリカや回数券や会員制度などは「リピートをしっかりとしてもらうためのツールの一つ」として捉えなければいけません。

毎月ちゃんとプリカや回数券の「消化率」をチェックして、思うように消化されていないのであれば、「ラッキー単価あがった!」と思うのではなく、「あれ?なんでみんな使ってくれないのかな?何かサービスに不満があるのかな?」と問題意識のほうを持つべきなのです。

しっかりとプリカや回数券を使い切ってもらい、理想を言えば「買い足してでも続けて通いたい」、と思ってもらえるような「地域の人からしっかりと愛される」治療院経営を行なっていきましょうね^^

 

 

 

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