10年前までは、重要視している先生なんてかなり少なかったスキルですが・・・
ここ数年では治療院の集客で求められるスキルとして1番に「コピーライティング」のスキルを挙げる先生も随分増えてきたように感じますね。
実際、集客の成果を上げる基本は「どれだけ相手の立場に立てているか?」ということに尽きるとも言えるので、この考えは非常にツボをついている考えだと思います。
何故なら「どれだけ相手の立場に立てているか」を表現する方法というのがライティングによる表現だからなのですね。
どれだけ良いサービスを用意しようと、どれだけ技術があろうと、どれだけ綺麗な内装にしようと、それらが相手のメリットになるように正確に伝わっていなければ、残念ながら治療院における集客面においてプラスにはならないのです。
もちろん、現実ではコピーライティングだけでなくHPのデザインやユーザービリティなど、様々な要素がそれぞれ大事になってくるわけですが、だからと言ってライティングの重要性が下がるわけではありません!
そこで今回は、ホームページやチラシ、紹介パンフレットなど、ありとあらゆる媒体で使える「基本的なライティングの考え」についてお伝えします。
目次
治療院集客では相手の立場に立ったメッセージを心がける
文章というのは写真などと比べて軽視されがちですが(そして確かに写真なども大事ですが!)、この「文章」をどれだけしっかりと考えて書いているかで確実に集客の成果は変わります。
実際にホームページやチラシ、広告文などのテキストを変更することで反応が大きく伸びるといったようなことだってよく起きます。
もし、あなたが「ホームページからもっと新患が来て欲しい!」、「チラシを配ったら困るほど問合せの電話がなって欲しい!」と思うのであれば、ぜひ今回のライティングスキルを少しでも身に付けてみてください^^
基本の基本はちゃんと相手が分かる単語や文章で書くこと
これは当たり前と言えば当たり前ですが、ホームページやチラシなどは出来る限り読み手である患者さんがわかる文章で読みやすいように書く必要があります。
どうしても治療院業界ということで、一般には知られていない単語なども出てきます。
が、正直〇〇筋がどうたら〜とか、当院の〇〇施術が〜、なんて言っても患者さんからすれば「???」っ感じです。
専門性を見せるために、あえて難しい表現をしたほうが良い場合もゼロとはいいませんが、基本的には相手がわかるような単語で文章を書いて、読み手の理解しやすさを優先できるようにしましょう!
ライティングの世界においては「12歳の子供が読んでも分かる文章で書け」なんて言われたりしますが、本当にその通りだと思いますね^^
商品説明からメリットを伝える文章へ
次に大事なことは性能や特徴をそのまま書くのではなく、もっと相手の目線に立って伝えてみる、ということです。
まずはいくつか例を出します。
背骨や骨盤の歪みを整えることのできるトムソンベッドを導入しています!
→背骨や骨盤の歪みを整えることで、長年辛かった腰の痛みを取り除くことが可能です。
治療スタッフが常時4人います!
→治療スタッフが多いので、待ち時間が無く、時間を無駄にしません!
当院のハイボルテージ治療器なら身体の深部まで電気が届きます
→深部まで届く電気治療器で、炎症を根本から回復し、痛みが早期改善します。
まぁこれらの表現をそのまま使っていいかどうかは置いておくとして。笑
要は、商品の事実をそのまま伝えるのではなく、その事実によって、相手にどんなメリットがあるのか?までしっかりと明記する(掘り下げる)ことが重要になってくるのですね^^
その性能や特徴がどんなメリットをもたらしてくれるモノなのかまでハッキリと明記するわけです。
ほとんどの場合、自分の商品やサービスをそのまま文章に書くほうが簡単です。だって普段からその商品を「良い」と思って使っているわけですからね!きっといろいろと簡単に書けることでしょう。
ですが、患者さんからすれば商品や手技なんてのはぶっちゃけどうでもよくて、要は「それで?それは自分に取ってどんな良いことがあるの??」っていうことが最大の関心なわけです。
ここをしっかりと意識して書かない文章は、患者さんの心を動かせないのです。
「良さそうなことはわかるんだけど・・・・・・なぜか行く気がしない、、、」というような状態になってしまいます。
「理解はまぁなんとなく・・・?出来てるような気はするんだけど、気持ちが動かされてない」っていう状態ですね。
だからこそ読み手の心に届くように、とくにこの「相手にとってのメリットを書くようにする」というライティングスキルは、あらゆる集客媒体の反応を上げるために必須のスキルとなるのでぜひ身に付けてみてくださいね^^
まとめ.集客に使っている全ての媒体をチェックして実際に変更してみる
今回のように例だけを見てみると「それくらいわかるよ。笑」なんてことだけで終わってしまうことが多いです。笑
しかし、これは本当に「知識としては分かっているような気がしても、実際は出来ていない」ことが多いのです。
もし今あなたが何かしらの媒体で集客を行なっているのであれば、その媒体の文章をぜひ一度見直してみてください。
特にHPは持っているでしょうから、まずはHPからチェックしてみてください。
意外と出来てなかったりしますから!笑
- 定期的に配っているチラシの文章はどんな風になっているか?
- 自分のホームページは治せる症状ではなく、ただやっている手技の説明になっていないか?
- MEOの説明は問題ないか?
- ホットペッパービューティー、EPARKなどのポータルサイトは大丈夫か?
などなど。いろいろと改善できるところが見つかるのではないでしょうか・・・・・・
ライティングスキルとは、患者さんに寄り添うために必須のスキルです。決して患者さんを言葉巧みにだますような小手先のテクニックではありません。
ここを無視していては、いつまで経ってもあなたの想いが患者さんに伝わらないのです!
こういった所をめんどくさがらずに修正してこそ、はじめて治療院の集客に対する影響が変わってくるのですよ^^
ライティングスキルを磨けば、徐々にあらゆる媒体の反応が変わってくるはずです。
「本当にこんなことで反応が変わるの??」と思わずに、ぜひこれからは読み手を意識した文章を試してみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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