治療院で使いやすい集客媒体の一つとして、ミニコミ誌は思い浮かびやすいと思います。
何が楽って、とりあえず文章と写真だけ渡せば、あとは業者さんがある程度勝手にそれっぽいものを作成してくれるので、先生側の労力が少ないんですよね。
しかし、反面費用対効果を上げるのは非常に大変な媒体になりますので、利用する際はしっかりと戦略を練る必要があります。
目次
治療院集客でミニコミ誌を利用する時に注意すること
まず、ミニコミ誌に掲載したからといって簡単に患者さんが来てくれると思ったら大間違いです。
どういうことかと言うと・・・
右を見ても左を見てもライバルだらけ
当然ですが、ミニコミ誌である以上あなたの掲載した広告の周りには他の院の広告が載っていることも十分あります。(というか、ほぼあります。笑)
ただでさえ小さい広告スペースしかないのに、周りの競合広告と競い合って勝つというのはそんなに簡単なことではありません。
これがチラシであれば、伝えられる情報量も多くなりますし、他のチラシが混ざっているとは言え、チラシを見ている瞬間だけは、あなたの院のことしか書かれていないという状況を作れるのですが、ミニコミ誌ではそれは実質的に不可能になります。
このように、ミニコミ誌は集客のために伝えられる情報量が少ない割には、競争はチラシなんかより過激に行われているのです。
じゃあなんでミニコミ誌に出すの?
これだけを聞くと「ミニコミ誌だめじゃん」となってしまいそうですが、それでもミニコミ誌に出し続けている院は沢山ありますよね?あれは何故かと言うと、やっぱり費用対効果が出てるからなんですね。(出てなくて出し続けてる人もいるかも知れませんが・・・笑)
じゃあどこがミニコミ誌の強みなのかと言われれば、やはりその圧倒的な認知度と配布部数だったりします。
基本的に地域のミニコミ誌であれば、その地域に住んでいる人であれば、ほぼほぼ知っていますし、全部ではなくとも毎月パラパラっとは見るよ、って人はかなりの人数います。(もちろん毎月がっつり読むって人も結構な人数いるものです。)
例えばチラシだったら10000部撒ければいいかな?って思っている先生でも、ミニコミ誌に掲載すればヘタすると10万部発行くらいのミニコミ誌に情報が掲載されることも可能なのです。
この『母数の多さ』ゆえに、多少競争が激しくなっても、広告スペースが小さくても、ある程度集客力を発揮出来たりするのですね。
ミニコミ誌で集客するときに一番力を入れなければいけないところ
上に書いたように、メリットとデメリットがあって集客力を発揮するミニコミ誌ですが、、、本題である注意点とは集客部分の次の話なのです。
実は、ミニコミ誌で集客をかけるときに一番注意して欲しいポイントは、集客部分ではなく、その次の段階の『問診・リピート』に力を入れるのが非常に重要になります。
もちろん、どんな新患さんでも問診やリピートは大事なわけですが、いつも以上に頑張る必要があるのです!
ここを理解していないと、ミニコミ誌での集客はだいたい費用対効果を出せずに失敗に終わります。
どういうことかと言うと、どんなミニコミ誌にも一定数『ミニコミ誌の顧客』が居るのです。
これはどんな人かと言うと、どこに続けて通うわけでもなく、ミニコミ誌に掲載されているお店の中から、毎回毎回いろんなお店を試しては辞めて、また試しては辞めて・・・・・・と、『毎回ミニコミ誌に掲載されているお店を転々とする』ような顧客のことです。
確かに、この人たちが来院しても新規獲得ですが、本当に1回で終了してしまってはとてもではありませんが、ミニコミ誌に投資した費用を回収することは出来ません。
ここで重要なのが、来院後の対応なのです。
いくらこのような人たちが、ミニコミ誌に掲載されているお店を転々としているとは言っても、本当に受けたサービスに納得・感動させることが出来ればリピーターになってもらうことは可能です。
ようはそのためのハードルがネットを見て来院してきてくれた方よりも少し高くなってしまうだけなのです。
このことをしっかりと理解して、ミニコミ誌集客を利用しようと思うのであれば、自身の院のリピート力をしっかりと高めてから使ってみてくださいね^^
治療院のミニコミ誌集客は、普段以上にリピートを意識する
ぶっちゃけホームページをしっかりと見てきてくれた患者さんなんかはリピート率が高めになる傾向があります。
その逆に通りがかりで入った、なんて患者さんはちょっとリピートに対する難易度が上がるのは事実です。
このように来院される導線によって、次回のリピートに対するハードルはまったく違うのです。
そして、ミニコミ誌集客というのは、どちらかと言えば、リピートに対するハードルがやや高めの媒体と言えます。
とはいえ、優秀な集客媒体の一つなのは事実なので、ぜひあなたの院のリピート率をしっかりと高めて、ミニコミ誌でも費用対効果が上げられるようにして、活用していけるように頑張ってみましょう!
追伸
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