カップラーメンに学ぶ治療院の仕組み化の「本質」

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治療院業界ではこれまでマンパワー至上主義というか体育会系の文化がしばらくずっと続いていたため、仕組み化やツールの整備が整っていない院が本当に圧倒的に多かったです。

その反発もあるのか、令和に入る前後くらいになった頃からは逆に多くの先生が「仕組み化が大事」「ツールが大事」と言うようになってきたように思います。

まぁ現場で頑張ってるからこそ、マンパワーの限界というものをひしひしと感じる場面も多かったのでしょう。汗

確かに仕組み化やツールは非常に大事です。

何も無いよりも絶対にあったほうが良いです。

しかし、それをまるで「魔法」かのように過信してしまうと、逆に売上が低下することにもなりかねません!

何事もメリットがあればデメリットもありますし、使い方を間違えれば痛い目にだってあうのです!

だからこそ「仕組み化の本質」をしっかりと理解して、仕組み化による「メリットの恩恵」を最大限得られるようにあなたの院へ仕組みをインストールしていってくださいね!

治療院の仕組み化はやりすぎては毒になる

現在あなたの院に何も仕組みが無いというのであれば、ぜひ最低限の仕組み化は取り入れていきましょう!

再現性が高まることで成果が安定し、売上アップに繋がりますし、作業効率なども格段にあがり、利益も残るようになるでしょう。

しかし、仕組み化の扱いを間違えて、そこからさらに仕組み化を推し進め過ぎて行くと、上がっていた売上は伸びなくなり、スタッフのエネルギーも低下し、ヘタをすると利益がどんどん減っていくことにもなりかねないのです。汗

これは、仕組み化のどういった点を勘違いしたことによって起こる現象なのかというと・・・。

 

そもそも、あなたは仕組み化、という言葉にどんなイメージを持っているでしょうか?

人によっては「誰がやっても(最高レベルで)同じ結果が出せる環境を作ること」とか「誰でも同じ作業を(高いレベルで)出来るようにすること」なんていうような言葉が返ってくるでしょう。

しかし厳密には「誰がやっても(ある程度のレベルで)同じ結果が出せる環境を作ること」であり、「誰でも(ある程度の)同じ作業をできるようにすること」なのです。

決してみんなが仕組み化という魔法に期待しているような「現場で一番高いレベルの人と同じ結果が出せる」ことだったり「現場で一番高いレベルの作業をできる」ようにはならないのです。

仕組み化で保証される成果というのはあくまでも「一定レベル以上」くらいの成果であり、決して「最高レベル」の成果の再現性を保証するものではないのですね!

この点が、まさに仕組み化導入における非常に勘違いしやすい点なんですね!

 

カップラーメンやレトルトって最高の仕組み化だと思わない?

カップラーメンやレトルト商品を思い浮かべてみてください。

あれこそまさに「仕組み」の結晶とも言える商品です。

誰が作ったって基本的に同じ味のものが出来上がりますよね?(よっぽど水を多めに入れるとか、少な目にするとかしなければ。)

 

では・・・・・・

じゃあカップラーメンやレトルトで作った牛丼やカレーが果たして「一番美味しい」のでしょうか?

いや、もちろん普通にカップラーメンは美味しいですよ?とりあえず手頃にサクッと食べられる中で十分おいしい味、という意味でなら文句は全然ありません。(もちろん、味覚は好みの問題もあるので、カップラーメンやレトルトカレーが一番好きな人もいるでしょう。)

ただ、やっぱり基本的にはカップラーメンよりも地元で人気のラーメン屋さんで食べたもののほうが、あるいはレトルトカレーよりも本場インドカレー屋さんで食べるカレーのほうが「美味しい」と思う人の数は多いんじゃないかと思います。

つまり・・・仕組み化とは、あくまでも「そこそこ美味しいもの(ある程度のレベルのもの)」を「大量に作り出せる(誰でも真似できる)」ためのものなんですね。(もちろん、味だけが仕組み化のすべてではありませんし、カップラーメンやインスタントラーメンになったからこそ、地域のみならず日本中、いや世界中で商品を販売できるようになった!なんていうメリットも大きく存在するでしょう。特に物販なんかではこういったメリットの恩恵が大きいため、仕組み化の恩恵を強く受けられる形式と言えますが・・・これが治療院となると、さすがにここまで大きな恩恵は仕組み化からだけでは受けずらいように感じますね。汗)

 

仕組み化が保証するのは上限ではなく下限

つまり仕組み化とは「現場で95点のレベルで出来ている人」のやり方を「現場全員にできるようさせて、95点まで引き上げる」ことではなく、「このツールやトークスクリプトを使えば」誰がやっても「60点のレベルより下回ることはないよね」という下限を保証するものなのです。

 

仕組み化を「上限に引き上げるもの」と思ってどんどん取り入れようとするとおかしなことになります。

何故なら同じツール、同じトークスクリプトを使ったとしても、やっぱり「出来る人と出来ない人」に分かれてしまうからです。

仕組み化を勘違いしている先生は「あれ?仕組みが悪いのかな?やっぱりまだみんな同じレベルまでレベルアップしていかないぞ??」と思ってしまうことでしょう。

 

でも、仕組み化が「下限を保証するもの」だと思って視点を変えてみると本質がわかってきます。

何故なら同じツール、同じトークスクリプトを使えば「この点数以下にはならないよね」というラインまではどのスタッフでも成果を出すことが出来るからです。

仕組み化の本質を捉えている先生なら「よしよし。これでようやく誰を雇ったとしても、全員60点以上の成果は出せるようになったぞ!」と思えるのです。

実際、こういったツールなどをしっかり用意できている院であればスタッフごとのリピート率や成約率の差はあれど、一番数字の悪いスタッフでもちゃんと成約率やリピート率でも最低限悪くない数字を出せているものです。

仕組み化出来てなければ、一番できるスタッフのリピート率が90%を超えている時に、一番できないスタッフのリピート率が35%とかになったりもしますが、仕組み化がうまくいっていれば一番できないスタッフでもリピート率が65%くらいは取れている、といった具合ですね。(そして、この数字を見たときに一番できないスタッフでもリピート率90%にするのは仕組み化ではなく、別のアプローチが必要になってくるのです!)

この視点で仕組み化を導入できる先生は、仕組み化の恩恵をよりずっと感じることができるでしょう!

 

仕組み化やツールは揃った。だからこそ成果を出すにはマンパワーも必要

ですので、現在スタッフ全員が60点の成果を出せない院は、仕組み化を促していくと平均レベルが上がっていくので、売上も伸びていくことができます。

しかし、それ以上に90点とか100点の成果を出そうと思ったら、やっぱりそこはマンパワーも必要になってくるのです。

仕組みによって60点以上の成果を保証したあとに、それ以上の部分でマンパワーの差が生まれて90点のスタッフと70点のスタッフが生まれてしまうのはある意味仕方ないのです。

あとは、その仕組みが60点を保証するのか?65点を保証するのか?70点まで保証してくれそうなのか??それは仕組みの出来次第なのでわかりませんが、治療院業界でマンパワーを否定して、仕組みがそれだけで100点を保証するなんてのは無いってことです。

ここを勘違いしてマンパワーを発揮することを否定してしまうと、逆に院の売上が下がっていくことにもなりかねないので、そこは気を付けてくださいね^^

 

 

 

まとめ.あなたはどこまで院を拡大するのか?

もちろん仕組み化のメリットのほうが多いケースも多々あります。

特に分院を展開(3院とか4院以上)したい先生にとっては、「ある程度のレベル」をみんなができるようにするための「仕組み化」というものは必ず必要になってきます!!これはもう絶対の絶対です。笑

変なことを言えば「その仕組み以上のこと」をされてしまうと困るケースすらあるのです。(こっちのほうが治るから、といって他のスタッフができない施術を勝手にされると困りますよね?施術内容などがキッチリと決まっているのであれば、仮に施術効果が高くとも勝手に他のことをされると困るのです)

あとは、出来上がった仕組みをひたすらブラッシュアップしていくことがグループ院にとっては大事になるでしょう。

でももしあなたが今後も1院でやっていく、というようなことを考えているのであれば、ある程度仕組みを作ってしまったら、もう1度マンパワーを磨き上げることに注力していったほうが結果として院の売り上げは高くなることのほうが多いです。

拡大もしていかないのに、必要以上に仕組み化にこだわる必要はありません。(別にやっても構いませんが、一定を超えればリターンよりも労力やリスクのほうが大きくなってしまうでしょう。)

 

基本的に僕自身は仕組み化やツール作成を得意としていますし、大事だと思っています。

ですが、ちょっと仕組み化に「過度な期待」を持ちすぎる先生の話を聞くことも多いので、何でもできる魔法ではなく、マンパワーを否定できるものでもない、という意味をこめて書かせていただきました。

今後のあなたの展望も考えながら、必要な分だけ仕組み化を適切に取り入れていくという視野も持ってみてはいかがでしょうか?^^

そうすれば期待外れにもならず、仕組み化の恩恵をしっかりと享受できるようになるはずですよ!

 

 

 

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