現状の治療院集客がHPを中心に回っていることは間違いないです。
もちろんオンラインが強い院、オフラインが強い院と差があるのは事実ですが、この令和の時代にホームぺージを持たずに現在の集客を考えるのはちょっと厳しいですね。
グーグルビジネスプロフィールの登録と合わせて、現状必須とも言える集客媒体でしょう。
とはいえ、治療院のホームぺージも「ただ持っているだけ」で良いわけではなく、あくまでも見た人があなたの院に来たくなるような作りにしておかなければ意味がないですね。汗
割とあるんですよ、アクセス数はそれなりにあるのに、全然問い合わせが増えないホームページって。汗
良いホームぺージを持ってこそ、はじめて新患さんの人数も増えてくるってものです。
そこで今回は少しでも反応の取れる治療院のホームぺージ構成について、盛り込むべき内容をお伝えしていきましょう!
目次
治療院HP集客の基本は1ページに全ての情報を詰め込むこと
ここ10年ちょっとくらいのネット環境の変化を観察していると、いくつかの大きな変化が起こったことがわかります。
1つはもちろんスマホサイトの台頭ですね。(というかスマホユーザーの増加ですね、これは2012年からスマホユーザーが爆増したと言われています。)
2012年以降から数年ほどかけて、これまでPC上で見られていたホームぺージ閲覧回数は激減し、逆にスマホ上でのホームぺージ閲覧数が激増しました。
その比率は、院によってはスマホからのアクセスが全体の80%どころか、90%を超えている院も珍しくないほどです。
実質ほぼほぼスマホからだけで治療院のホームページが見られているような状態ということです。
そして、こっちが今回の本題なのですがスマホでサイトを見ることが当たり前になってきて以降、1回あたりのページの回遊数がどんどん減ってきているのですね。
以前のパソコン環境であれば1度サイトに訪れれば4~5ページ見てくれることも少なくなかったのですが、今ではせいぜい2ページちょっと、ひどくなると1ページでサイトから消えてしまう人も少なくないのです。(あらかじめページを回遊しないで済むようなサイトが増えてきたってのもありますけどね。)
もちろんこれはPPCで飛んで来たとか、ブログを訪問してきた、という条件で変わってきますが。(ブログ訪問なんかだと、わりと回遊数が高かったりもします。)
ということは、今のネット集客の環境では以前のように「トップページを見て、自分の気になる症状ページを見て、料金表を見て、アクセスページを見て、問い合わせページから予約する」というような流れを踏むことが極端に少なくなってきたってことなんです!
だからこそ、今治療院のホームぺージに求められることはタイトルにも書かせてもらったように「来院を決めるアクションを取るまでに必要な情報をできる限り1ページに全部載せておく」ってことなんですね^^
どんな情報を盛り込むべきか?
では、患者さんが来院を決めるためにHPに掲載しておくべき内容は何かというと・・・
- 解決できる悩み(ターゲティング)
- 施術の内容、他院との違い
- 施術者の人柄、雰囲気
- 権威付け
- 喜びの声、ビフォーアフター
- オファー、締切
- 診療時間、地図、電話番号など
- 初回来院の流れ、Q&A
などになります。
これらを出来る限り1ページごとに(それがトップページでも、PPCで飛んでくる各症状のページでも)詰め込んでおくことで、あなたのサイトに訪れた人はどのページを見ても、他のページを見ることなく、ちゃんと予約するかどうかの意思決定までいけるようになるのです!
ざっくりとですが、それぞれの要素を解説していきます。
解決できる悩み(ターゲティング)
これはターゲティングに当たる部分で「あなたはこんなことにお悩みではありませんか?」といった表現でHPに入っていることが多いですね^^
ペルソナがしっかりできている院ほどここが明確になり、読む人も「あ、これ自分のことだ」と感じ、ページに注意を払ってくれるようになるので、誰彼構わず全部の層を拾おうとするのではなく、ある程度しっかりとペルソナに響くような解消できる悩みを記載しましょう。
施術の内容、他院との違い
ホームぺージを見ていて「あー、ここはあんまり引きが強くないな」と感じる時に多いのが、この部分が抜けていることです。
施術の内容記載が薄く、何をやっているかイマイチわからず、結果として他の院との差別化がまったくできていない状態になっています。
施術内容は最悪TOPページにはなく、症状ページのほうでしっかりと記載するという形でも問題ないのですが、他院との違いで出せるものがあるならば確実にTOPページに載せておきたいところです。
しっかりとあなたの院の強みや、施術の独自性を記載して「なぜ、あなたの院に来たほうがいいのか?」を明確化できるようにしておきましょう。
インターネットという比較検討しやすい媒体で争う以上、この他院との差別化というのは絶対に外せない要素ですよ!
施術者の人柄、雰囲気
これはできる限り写真を多用して打ち出していく内容になります。
ホームぺージを見ている患者さんの大きな関心事の一つは「どんな先生が施術してくれるんだろう?」ということです。
どんな先生が施術してくれるかもわからないような状態では、いまいち患者さんは思いきることができないのです。
もっと写真が多ければいいのになー、というページはたくさんありますので、ぜひあなたのページにもどんどん施術中の写真なんかを増やしてくださいね^^
権威付け
これは同業者の推薦の声とか、医師の推薦の声とか、テレビに出演したとか、新聞に載った、といった情報になります。
日本人特に「権威」に弱かったりするものです。その証拠にテレビ放送があったお店なんかは、翌日からしばらくめちゃくちゃ忙しくなったりしますね。あるいは紹介された商品が店頭から消えたり。笑
権威付けは症状ページでは省いても構いませんが、TOPページではより重要性が増す部分なので、ぜひ活用していきたいところですね!
無い院は仕方ありませんが、出来る限り入れられるものは入れておくようにしましょう!
喜びの声、ビフォーアフター
これはもはや説明も不要ですよね?笑
僕らがどれだけ「治るよ!」って言ったって、サイトを見ている人は信じてくれません。
唯一信憑性を感じやすいものこそ、過去にあなたの院で実際に治った人の喜びの声やビフォーアフターなのです。
これが無いだけでページの反応率が変わってしまうくらい大事なものなので、絶対に絶対に絶対に多用するようにしましょう。
オファー、締切
できれば最初の入り口のハードルを下げるためのオファーなんかもあったほうがいいです。
とはいえ、院の方針によっては、これは必ずしも必須なわけではない(個人的にはあったほうが良い派ではありますが)ので、あなたの院の戦略に合わせて取り入れてください。
診療時間、地図、電話番号など
これまで別のページに記載していたアクセス情報などはページの下部にでもできる限り全部入れておくようにしましょう。
とくにスマホでの利便性を考えれば追っかけバナーでスクロールに付いてくるようにするのは必須と言えるでしょう!
これによってどのタイミングでも、他のページに移ることなく予約がスムーズに行えます^^
初回来院の流れ、Q&A
ここも必ずしも必要なわけではありませんが、心配性で出来る限り情報を集めてから決めたい、という人には助かる内容になります。
しっかり見られている院のサイトってQ&Aの部分も意外と見られてるんですよね。
補足的な内容にはなりますが、できれば入れておきたいところですね^^
まとめ.ユーザビリティを上げろ!
結局何が起こっているかと言うと、スマホだといろんなページに移って自分で情報を探すのが大変だから、だったらこちらで初めから相手が欲しがるであろう情報を全部まとめておこう、って話です。
いわゆるユーザビリティ(使いやすさ、使い勝手)を良くしろってことですね^^
これから数十年後に技術革新なんかでまた媒体が変わった時はわかりませんが、少なくともスマホ大全盛の現在では1ページに情報を盛り込んで相手に見てもらえるようなページがもっとも反応が取れやすいですよ^^(それの極端な例がトップページ1枚だけのランディングページ型のサイトですね。専門院なんかはこっちのデザインも最近多いです。)
ただし、注意点としてコンテンツ量が多くなるのに比例して「テキスト量」までムダに増えてしまって見にくくなってしまっているページも良く見受けれれますが、ある程度テキストを抑えつつ、デザインをしっかりと作りこみ、あくまでも「視認性」を重視したページのほうが問い合わせ数が増えている傾向にありますので、「コンテンツ量の充実」と「見やすさ」を両立しているページを作成することを意識してみると良いでしょう^^
1ページ1ページの作りこみがかなり手間かかりますが、良いホームぺージを持ち集客戦略の中心におくことは、新患さんの数を増やす上で非常に大切なので、ぜひ頑張って作成されてみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!