継続通院して欲しいなら「痛みを取る」というマインドを変える

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これまでにも何度も伝えてきたことではありますが、自分の院に長く患者さんに通ってもらいたいと思うのであれば、そのために先生自身のマインドセットを整えることが本当に大事になります。

というのも、治療院の先生というのは自身の役割を「痛みを取る人」と思い込んでしまっていることが非常に多いのです。

まさに「治療」家ですね!

もちろん、それも役割の1つには違いないのですが・・・

このマインドセットだと、患者さんの痛みが取れてしまうとやることが無くなってしまうため、あまり患者さんと長い期間付き合っていけないんですよね。汗

当然、継続通院なんかを患者さんに勧めようとするときにも、必ずこのマインドセットが自分自身の行動にブロックをかけてしまいます。

そうではなく、患者さんとある程度長い期間を付き合っていきたいのであれば、次のようなマインドセットを持てるようにしてみてはいかがでしょうか?

「痛みを取る」から「痛みのない生活を続けてもらう」へとマインドをシフトする

結論から言うと、患者さんに堂々と自信を持って継続通院を勧めていきたいのであれば、マインドセットを「痛みを取る」ことから「痛みのない生活を続けてもらう」「健康的な毎日を送ってもらう」といったようなマインドセットに変えていく必要があります。「QOLを上げる」などのマインドセットでも良いですね!(表現としては何でもいいです。大事なのは痛みを取ることだけでなく、痛みが取れた「後」にまで目を向けているかどうかです。)

このようなマインドセットに心から変更することができれば「痛みを取る」ということ自体が、最終的な目的のための「スタートに過ぎない」ようになるのです。

 

「痛みが取れると来院をやめます」

よく満足のいく継続通院をしてもらえていない先生から言われることは、「痛みが取れると患者さんが通院してくれなくなるんです・・・」という言葉です。

確かにそういう患者さんもいることは事実です。(初めてのギックリ腰、出産後の腰痛、などの一時的な症状、なんて患者さんはやはりそういった傾向が高まりますしね。汗)

しかし問題なのは、先生自身が「痛みを取る」ことを目的にしているから「痛みが取れると通院してくれなくなる」のが当たり前、と思い込んでることなのです!

実際、マインドセットが「痛みのない生活を続けてもらう」へと変わっている先生は、痛みが取れた患者さんが継続通院しなかった時、「せっかく痛みが取れたのに、そこから継続通院しなかったんですよね。しっかりと継続通院させてあげられなくて残念です」といったような言葉を言います。

痛みが取れた「から」継続通院しない、ではなく、痛みが取れた「のに」継続通院しなかった、と全く考えが変わってくるのです。

 

実際、僕のクライアントさんでも元々

「痛みが取れると通院してくれないんですよー」

「痛みが取れると、そこからEMSを買ってもらえないんですよね、、、」

とお話していた先生がマインドセットを変えることによって

「痛みを取り除いてあげられたからこそ、堂々と継続通院を勧められるようになりました」

「痛みが取れたからこそ、EMSを購入してもらえるようになりました!今では痛みが取れていない人のほうが勧めにくいくらいです。笑」

なんて言ってくれるようになりました。

まさにマインドセットが大きく変わったことによる変化と言えるでしょうね!(実際、痛みを取れなかった先生から継続的に治療を勧められるよりも、痛みを取ってくれたという実績がある先生から継続通院を勧められるほうがよっぽど患者さんの信条としても「もうちょっと続けたほうがいいのかな??」と思いやすいですよね^^)

 

 

ほとんどの先生がちゃんと伝えてないだけ

では、なぜ患者さんが「痛みが取れる」と通院を辞めてしまうようになるかというと・・・

ほとんどの場合では先生自身が患者さんに「痛みが取れた後」のことを「事前に」伝えてないからです。

そりゃそうですよね、だって自分自身が「痛みを取ること」をゴールにしている(あるいは痛みが取れれば通院しないのは仕方ないと思っている)のですから、そのあとのことは痛みが取れた後に伝える「だけ」になっている場合がほとんどなんです。

言ってしまえば、先生自身が痛みを取ること「だけ」で良い、という教育を患者さんにしてしまっている可能性があるとも言えるのです。

そして・・・残念ながら痛みが取れた「後」に、継続通院や予防の話をしてももう遅いです。

先生が「痛みを取ろう!」ということをずっと言っているのを聞いていれば、すでに患者さんだって最終的な目的が「痛みを取る」ということだけになってしまっているのですね・・・汗

 

だからこそ、患者さんには初めから(それこそ初回の問診から)痛みが取れた後の通院の重要性や、自分自身がそこまで患者さんを見ていきたいと考えている、ということを患者さんに伝えていかなければならないのです。

意外に思うかも知れませんが、初診の段階で痛みが取れた「後」のことを少しくらい話したって患者さんは嫌がりません。

その段階で深く理解してもらえるかどうかはさておき、「あ、ここはそういう方針なんだな」と触りとして知っておいてもらえることが大事なのです。

むしろ、そのタイミングで触りくらい話しておかないと逆に予防のことなんてほとんど考えてくれなくなってしまうのです。(もちろん、初回問診後の2回目や3回目の来院の際にも続けて継続通院の重要性を教育していくことも非常に重要です。)

このように最初から話し続けることで、患者さんに対して痛みが取れた「後」も通ったほうがいいんだ、と思ってもらえるような教育がかかるのです。

 

 

 

まとめ.考えが変わればアクションは確実に変わる

正直な話、回数券やプリカが切れたタイミングで継続通院を勧めるようなプレゼンをしたとしても、「そこで何を言っても」患者さんに急に「継続通院しよう!」という気持ちにさせるのは難しいです。

実際、しっかりと事前教育をしている治療院だと、回数券やプリカが切れる少し前に「もう少しで回数券(プリカ)が無くなるからまた買った方がいい?」とか「次回で切れるから、新しいのってどうすればいいの?」というような会話が患者さんと行われているものです。

つまり「回数券やプリカが切れるその日には(というかその前の段階から)、すでに継続通院するつもりになって来院している」ということなんですね。

これが継続通院する患者さんの思考・感情です。

決して「その日」に先生のプレゼンによって、継続通院する気に急になるわけではないのです!

ぜひこのことを念頭に置いた上で、痛みを取るだけではなく、その後も痛みのない生活を送れるように堂々と患者さんに継続通院を勧めてみてはいかがでしょうか?^^

 

 

 

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