あなたはコンテキストという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
もちろん、この言葉自体は聞いたことがなくても構わないのですが・・・・・・
セミナーや勉強会によく参加している先生なんかには非常に重要な意味を持つ言葉なのです。
というのも、この「コンテキスト」を意識しないまま、治療院のセミナーや塾などに参加してしまうと返って大失敗してしまうこともあるくらい大事なことなのです!
では「コンテキスト」とは一体なんなのでしょうか・・・?
「コンテンツ」と「コンテキスト」を区別する
コンテキストを辞書で引くと「前後関係、文脈、背後関係」などと言った言葉が出てきます。
これをマーケティングの世界ではコンテンツに関わる「背景情報(状況)」などと言ったりするんですね。
例をあげると・・・
チラシそのものは「コンテンツ(中身)」ですが、そのチラシを配布した地域や、配布した院のスタッフの人数などは「コンテキスト(背景状況)」になるわけです。
あるいは、HPそのものは「コンテンツ(中身)」ですが、そのHPを作成するに至った設定したペルソナや、先生の得意な手技などは「コンテキスト(背景状況)」になるわけです。
ここに、セミナーで学んでくることをそのまま鵜呑みにしてはいけない最大の理由があるのです。
コンテキストを無視したコンテンツはうまくいかない
当たり前ですが、どんな施策もそこに至った経緯があって初めて意味があります。
こういった状況だったから○○を行った、という具合ですね。
しかし・・・・・・
多くのセミナーや塾では、この施策に至ったコンテキストは無視して、基本的にコンテンツのみを教える場合がほとんどなんです。
もちろん、セミナー自体はむしろそうであるべきなのであり方が間違っているわけではありません。
大事なのは受講する側の認識で「セミナーとはコンテンツを教えてくれるものであり、コンテキストが変われば、使えない場合もあれば、多少応用を利かせて変化させなければならないものもある」ということを、ちゃんと受講者側が分かっておかなければならないのですね^^
しかし、多くの先生がそんなことを認識していないから
「あのセミナーでやったことは全然成果が出なかった」
とか、
「あそこでやってることは一部の人しか使えないよ」
なんてことになるのです。
いやいや。汗
そもそもコンテンツそのものっていうのがそういうものなんですよ!
そりゃ、コンテンツだけ見てコンテキスト(背景状況)を無視すれば成果が出ないこともあるでしょうし、コンテキスト(背景状況)が違えばコンテンツが使えないという場合もあるでしょう!
しかし、それは決してコンテンツが悪いというばかりではないのですね^^
そこを理解して塾やセミナーに参加しないと損するのは自分ばかりになってしまいますよ!
コンテンツを利用する際には、しっかりと自分の院を取り巻くコンテキストを把握して、そこにマッチするようなコンテンツを当てはめていけるようにしましょう^^
まとめ.コンテンツはそのコンテキストまで理解する
今回の視点を深く自分の中に取り入れることができれば、塾やセミナーでの習熟度が圧倒的に増えることは間違いありません。
表面上ではなく、本質的にコンテンツを見る力が身につくので応用力が上がり、環境が変わっても自分でやり方を工夫して使い続けるようになることができるからです。
まさに本質力が上がるわけですね^^
あなたはセミナーの内容や、教材にばかり「本当に有効なのか??」と疑問を抱いたりしてはいませんか?
果たしてそれは本当にコンテンツに問題があったのでしょうか?(もちろん、そういった場合も確かにありますが・・・)
あるいは、自分自身がコンテキスト(背景状況)まで読み取ろうとしてなかっただけでしょうか??
新型コロナなどの影響によって、ずいぶんセミナーや勉強会に参加しずらい日々が続いていますが、ぜひ次の機会にセミナーなどに参加される際には、こういった視点を持ってセミナーに参加されてみてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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