新患さんを増やしたい!
新患さんがもっと増えて欲しい!
これは多くの整骨院や整体院の先生が強く思う望みの一つだと思います。
リピートや離脱率の改善でカルテ枚数自体は増やせるとは言っても、やはり入ってくる数が増えればその分経営がうまく行きやすくなるのも事実ですからね。
5月後半辺りや6月なんかは、治療院業界では自然と新患さんも増えやすいタイミングなので、今は新患さんが自然と増えている院も多いかもしれませんが・・・
とはいえ、本来はただ待っているだけで新患さんが増えることはありませんし、願うだけで新患の集客が上手くいくわけでもありません。
仕組みとして、新患が増えることを願うのであればあなたがまずはじめにやらなければならないことは「これ」からなんですよ!
目次
整骨院や整体院の集客は導線作りを徹底的に意識する
結論から言えば、新患の人数を増やすためにまず最初に手を付けなければならないことは「現在あなたの院に来ている新患さんの導線をハッキリさせること」に他なりません。
それが分かって初めて、予算の投資先やテコ入れが必要なポイントがはっきりしてくるのです!
ここがハッキリしないまま、集客力を高めようとしたって、すべてが無駄な空回りになってしまうことだってあるんですよ!
集客の導線がハッキリしないから、原因も勘違いしてしまう
これは実際に、僕のクライアントさんであったケースなのですが・・・。
話を初めて伺った時に聞いたのは「新患さんがここ半年減り続けている。ネットからの新患が減っているせいだと思うから、ネットでの集客を強化したい」という悩みでした。(ちなみに、これは新型コロナとか関係なく、もっと以前の話です。)
そこでまずはじめに、実際に当時の直近1年間の新患さんの集客導線を媒体ごとに洗い出してもらったのです。すると・・・
結果から言えば、確かに新患さんの数は以前は月に40人近く来ていたものが、半年くらいで20~25人くらいまで減少していたのですが・・・
実際の数字を出してみると、ネットからの新患さん人数はほぼ横ばいで、実際に減っていたのは紹介での新患さんと、チラシからの新患さんの数だったのです。
そこで実際に行った取り組みとしては、改めて紹介の流れをスタッフさんに徹底してもらうことと、反応が落ちているチラシのデザインを一新して新たに市場で使うことだったんですね。
それだけで再び新患さんの数は40人を超えるまでに復活したのです。
その際に、HPなんかに関しては特にリニューアルしたりは特にしませんでした。
でも、それって当たり前ですよね?だって、下がってたところに対してしっかりとテコ入れをしたのですから。
もしこれがクライアントさんの言うことをそのまま真に受けてwebのほうを強化しようとしていたら、新患さんを増やすまでにもう少し苦労していたかも知れないのです。(まぁウェブに力を入れれば、それはそれでおそらく新患さんを増やすこと自体は達成できていたとは思いますが。)
このように、どんぶり勘定で新患の人数を把握しようとすると、まったく見当違いの施策を行ってしまうハメになることもありえます。(今回は原因がチラシでしたが、当然今回のケースとは真逆の時もあるわけです!院によって、タイミングによって原因は様々ですからね!)
「対処」というのは「原因」を明確にし、そこに対して行うからこそ効果を発揮し「成果」が得られるのです。
治療でもそうですよね?いきなり施術をするのではなく、まずは問診や検査・触診で痛みの原因を明確にして、それから初めてその原因に対して施術を行うでしょう?
「原因は分からないけど、とりあえず施術しちゃえ!!」では良くなるものも良くならないでしょう。汗
もしあなたの整骨院や整体院で、新患さんの導線がイマイチ不明になっているのであれば、まずは導線をハッキリさせるところからしっかりと行うようにしましょう!
集客導線の数を増やすことが、一番の仕組みとなる
あなたの整骨院や整体院の集客導線がハッキリできたのであれば、いよいよここからが実際に集客を安定させるための仕組み作りになってきます。
どんなに力を入れたとしても、それが「1」の力だけでは不安定になります。
仮に新患さんが50人来ていようが、それがすべて「SEO」のみで来ているのであれば、それはそれで不安定なのです。(これはたびたび行われているグーグルのアップデートの際に起きたSEO順位の乱降下のことを考えれば想像がつきますよね?)
もちろん他でも同様で新患さんが30人来ていようと、それがすべて「チラシ」というのであれば、それも結局不安定ってことなんです。
つまり、大事なのは「何人新患を獲得できているか?」だけで判断するのではなく「何個、新患さんを獲得できる導線を持っているか?そしてその上で新患さんが何人獲得できているか?」という考え方のほうが、安定した治療院経営には大事ってことなのです!
そしてこの「導線」を意図して大量に作っておくことこそが「集客の仕組み」の根幹ともいえる考え方になるのですね!
- SEO対策
- MEO対策
- PPC広告(検索広告、ディスプレイ広告)
- エキテンやEパーク
- ホットペッパービューティー
- Facebook広告(Instagram広告)
- Youtube
- チラシ
- 店舗看板・野建て看板・デジタルサイネージ
- タペストリー・のぼり・バルーン
- 紹介
- 紹介パンフレット
- 営業活動
- 店頭ビラ配り
などなど・・・
まだまだ沢山ありますが、あなたの整骨院や整体院は一体いくつの(ちゃんと機能している)集客導線を持っているでしょうか?
集客が安定している院というのは、SEOやPPC広告から十数名新患さんを獲得しつつも、MEOからも数名新患さんを獲得し、Instagramからも3~4名新患さんを獲得し、紹介患者さんも数名、チラシからも数名~数十名、営業活動でも数名・・・など、いろんな導線から数名ずつの新患さんを毎月少しずつ獲得できているものなのです!
だからこそ、仮に「たまたま」SEOやPPCからの集客がうまく行かない月があったとしても、他の導線から新患さんが獲得できるから、それほど大きな問題にならず自力の部分で耐えられるのです。
「SEOが~SEOが~」「チラシが~チラシが~」と、とにかくこれまでうまく行っていた集客に頼りたくなる気持ちもわかりますが・・・、本当の意味で集客を仕組み化していきたいのであれば大事なのは「(機能している)導線の数の多さ」ですよ!
まとめ.導線の数が少なすぎる整骨院や整体院が多い
僕の知る限り、整骨院や整体院は集客に対して用意している導線が少なすぎることが多いです。汗
MEOにおける口コミ集めがまったく足りてない院さんも多いですし、SNS系の集客なんていうのは特に時間がかかりやすいので、やってない院さんがほとんどですね。(もちろん新規オープンした院など、まだまだSNSに手を付けるべきタイミングじゃない院もありますが。)
確かに新しい導線を作るのは一苦労でしょう。
しかし、だからこそ「もしも」ということが起こってしまうと集客に一気に困るようになるのです。
集客を本当に仕組み化して安定させたいのであれば、まずは最初に集客媒体ごとの反応数や費用対効果をハッキリさせる!
そしてそこからは強い媒体にさらなる投資を加えたり、弱い媒体にテコ入れしたりということを行いつつ、1つの要素だけを縦に縦にどんどん伸ばすのではなく(もちろん、それはそれで必要なことですが)、一度改めて横に横に数を広げていくという考えて新しい導線の用意をしていってみてくださいね^^
1つの導線から仮に毎月1人か2人の新患さんしか来ないような導線でも、10個つくれば10人~20人の新患さんになりますからね!
そこにSEOやPPCなどのメインとなる集客媒体から10名~20名ほど上乗せで新患さんを獲得できれば、毎月きっと安定した集客が行えるようになりますよ^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに