集客の導線はきちんと把握しているか?

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あなたの院ではどのような問診表を使って患者さんのことを書いてもらっているでしょうか?

あるいは、どんな問診をして患者さんのことをしっかりと聞き出しているでしょうか?

問診表や、その後の問診は体の痛みのことにだけついて聞く訳ではありませんよ!

導線を把握すれば、集客力をさらに伸ばせる

僕が知る限り、多くの治療院が新患さんが「どうやって来院されたのか?」「どこから来院されたのか?」を把握する手間をかけていません。

ちなみに、それだけならまだマシでヘタをすると毎月何人の新患さんが来院されているか把握してない院さえあります。

しかし、これはあなたの責任というよりも、「なぜ、新患さんの数や導線を調べる必要があるのか?」がわかってないから動く気にならないだけなんだと思います。

そこで、今回は導線をチェックすることで集客に関してどんなメリットがあるのかをお伝えしたいと思います。

 

投資判断を間違えない

まず大事になるのが、お金をかけるべき媒体を見誤らないということが言えます。

例えば、問診表で「ネットを見た」というような項目に〇が付いていたとしましょう。では、この「ネットを見た」というのは何を指しているのでしょうか?あなたのホームページでしょうか?エキテンでしょうか?それともFacebookの投稿でしょうか??

このように質問がザックリ過ぎると結局何を見て来院されたかわからず、情報としての価値が無くなってしまうのです。

 

「いやいや!質問がザックリしてるのは僕もわかってるから患者さんにちゃんと質問して聞いてますよ!」

という声も聞こえてきそうですね。

確かに言いたいことも分かります。ネットを見た、という項目に〇が書かれていたら、

「〇〇さんは、今日はホームページを見て来られたんでしょうか?」

と聞いている先生は結構いらっしゃいますもんね。

 

それでOK!!!と言いたいところですが、この聴き方では残念ながら患者さんの本当の導線は分からないことがほとんどです。

なぜならば、「最初にエキテンを見て→ホームページを見た」人でも、「最初にチラシを見て→ホームページを見た」人でも、「Facebookの投稿から飛んで→ホームページを見た」人でも、「はい!ホームページを見て来ました!」と答えるからです!笑

患者さんはわざわざ「えーっとですね、まず最初に検索したらエキテンってサイトが引っかかって、そこに掲載されているあなたの院の情報を見て、なんかよさそうだなーって思ってからホームページを見て、ここなら大丈夫と思って来院しました!」とは言ってくれないからです。

そうすると何が起こるかと言うと、実は毎月「エキテンを見てからあなたの院を知って→ホームページをチェックして→来院」した人なんかが月に5人とか居たとしても、院のデータとしてはネットから来ている人のほとんどが「ホームページを見て来院した」ことになっているため、『エキテンなんか全然意味無いじゃんかよ!お金を毎月払うのも勿体ないしやーめた!』となりかねないのです。

あるいは、「チラシを撒いたのに、結局予約が来るのはホームページばっかりか、意味ないからチラシやーめた」なんてことになりかねないのです。

こうなっては、せっかく新患さんを上手く呼んできてくれていた導線自体を潰しかねませんね。

 

どうやったら導線がちゃんとわかるようになるの??

では、このような自体を避けるためにどのような対策が打てるでしょうか?それは、、、

  • 質問の仕方を変える
  • 問診表を工夫する

という2点が大きくわけて考えられます。

 

質問の仕方を変えるというのは「イエスorノーで答えられるクローズな質問から、解答を自分で言わなければならないオープンな質問に変える」ということです。

つまり先ほどの「ホームページを見て来院されたのですか?」というイエスorノーで答えられる質問を「今回、当院を知った最初のキッカケは何をご覧になられたのですか?」というような質問に変えるのです。

こうすれば、患者さんは「最初はチラシが入っていたので・・・」とか「なんか口コミサイト?みたいなのがあって、それで見ました」とか「Facebookの投稿が流れてたのでそれで見ました」とか解答してくれるようになるのです!

 

あるいは、問診表を初めからそんな感じに答えられるように変えてしまうことですね。例えば、当院で言えば、

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 このような感じで、初めから「知ったキッカケ」と「ホームページを見たかどうか?」を分けて質問していたりします。

これだけで、「エキテン→スマホで見た」「チラシ→パソコンで見た」「知り合いのオススメ→HPは見てない」「評判→スマホで見た」など、導線がかなりクリアにわかるようになりました。

あとは、補足として問診に入った時に念のため質問して間違いないか聞いてみたりしています。

 

損失を防ぐだけなの?

最初にお話したように、ここをしっかりと把握するだけでうっかりと機能していた導線を消してしまうことが無くなります。が、それだけではちょっと物足りないですよね?笑

でも、本当に大事なのは「新患さんがすごく良く来ている導線」を把握すれば、「適切にそこに集客の投資が出来る」ということがメリットなのです。

例えば、ずっとホームページを見てみんな来院してくれていると思っていたら、思った以上に「エキテン→ホームページ」の流れが強かった。だったら、エキテンにお金をかけてプランを上げてみたり、オプションを利用してみたら、もしかしてもっと新患さんが増えるんじゃないか?なんて分かったりしますよね。

そうすると、当たる可能性の高い仮説を持ってエキテンへの投資を増やすことなどが検討出来るようになるのです!

 

 

まとめ.何となくの集客では何となくの成果しか出ない

今回話した内容は、取っ掛りは多少めんどうだとは思います。

が、問診表などを工夫すればそれはずっと稼働してくれますし、何より集客判断に明確な基準を与えてくれます。

「なんか最近新患が少ないな〜、これやってみよ」とか「なんかこの媒体あんまり意味ない気がするから、お金勿体ないしやめるか」なんて、何となくの判断をしていたら、当たり前ですけどアバウトな結果しか出ません。

細かいことですが、これも経営者の役目と思って、しっかりとこういったデータを集めることを大事にされてくださいね^^

 

 

追伸

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