整骨院や整体院のホームぺージを業者さんにお願いして、作ってもらっている先生は多いと思います。
中にはご自身でHPを作られる先生もいらっしゃいますが、さすがにHP作成は時間もかかりますし、技術的なハードルも高かったりしますからね。
もちろん、先生自身は院の内部のことで集中すべき点は沢山あると思いますから、業者さんにお任せすること、それ自体は良いことだと思います。
しかし、その際に「全部丸投げ」でページの作成をお願いしてしまうと、残念ながらイマイチ成果の出ないページが出来上がってしまうことも少なくありません。
結局、自分の院のことをしっかりと分かっているのは業者さんではなく、あなた自身ですからね!
いくらHP作成を業者さんに任せるとは言っても、そういった「あなたの頭の中にある情報」を業者さんに適切に伝えることは、あなた自身の役割と言えるでしょう!
そこで今回は、HPの反応を上げるためあなたが狙いたいターゲット層にマッチさせるために、業者さんに指示する際に意識してもらいたい部分がどういったところなのか??ということをお伝えしていきたいと思います。
目次
整骨院・整体院のホームぺージはターゲットにピッタリ合わせる
ホームぺージやチラシなどを作成する時に、最近よく言われるのが「まずはターゲットとなる相手のペルソナを決めよう」ということですね。
今回は「ペルソナを決める」ということがどういったことなのか、という解説は省きますが、ざっくり言うとあなたがもっとも来て欲しい患者さんのイメージを具体的に(できればイメージ通りピッタリの人を既存患者さんで思い浮かべられるようなレベル)決める作業のことを指します。
実際、これはとても重要な作業です。
そして、そのペルソナの人が「お!?この治療院は何か他と違う気がする!気になるし行ってみよう!(続けて通おう!)」と思ってくれるように、ホームぺージやチラシ、さらに言えば院内の施術や対応を作成していくわけです。
最近では治療院業界にもかなりマーケティング意識が広がり、ペルソナという意味なんかは知っている先生が増えているのですが・・・・・・
ですが、ここまでは頭で理解しているのに、じゃあ実際どんなことをすればペルソナに合うページやチラシになるの??って言われると、具体的にホームぺージやチラシをペルソナに合うように作成できていない先生が非常に多く感じます。
では、ターゲットであるペルソナに整骨院や整体院のホームぺージをピッタリと合わせるためには、どういった部分を意識的に気を付けるべきなのでしょうか?
整骨院・整体院のホームぺージをペルソナに合わせる際に意識して欲しい部分
特に意識してもらいたい部分は
- 使用する画像・写真
- ベネフィット
- 金額
の3点です。
もちろん、他にも合わせるべき点は沢山ありますよ!
ただ、全体のテキストやキャッチコピーなんかは当然ペルソナに合わせる必要がありますが、そんなことは私から言わなくても気を付けるでしょうからね^^笑
それ以外の見落としやすい部分として、こういう部分を意識してもらいたいってことです!
もちろん、細かいところを言えばもっとたくさんありますが、大きく影響する部分として特にこの3点は業者に伝える際にも気を付けるようにしましょう!
使用する画像・写真
まずはもっとも注意してもらいたいのが使用する画像や写真です。
これはどういうことかというと、ホームぺージ内で使っている画像や写真がちゃんとあなたが狙っているペルソナと同じような属性の写真を使っているかどうか、ということなんですね。
まずは極端な例をあげますね。
例えば、メインターゲットが女性なのに、ホームぺージに使われている喜びの声や、施術中の写真などに、すべて男性患者さんが使われていたらどうでしょう?
このページを見た女性は果たしてあなたの院に来たいと思うでしょうか?
絶対に来ないとは言いませんが、まぁちょっと厳しいでしょうね。
もう少し細かく見ましょうか。
例えば20代くらいの女性がターゲットなのに、使われている写真がすべて40代や50代の女性だったらどうでしょうか?
確かに、さきほどの男性の写真よりはマシかも知れませんが、これでもやはり20代の女性はいまいちピンとこないでしょうね。
いちいち「あ。ここは40代くらいの女性が多そうだからやめておこう」なんて考えているわけではなく、写真の雰囲気からなんとなく違和感を感じ取り、来院に繋がらないのです。
さらにさらに細かく見ていくと、、、
20代くらいの産後骨盤矯正を受けたい女性がターゲットで、使われている写真は確かに20代の人が多いけど、誰も子供と一緒に写真に写っていない、とかね。
出産後のターゲットを狙うわけですから、当然そういった場合には子供も一緒に写った写真を使ってターゲットの状況にピッタリと写真を合わせないといけないわけです。(子供を連れてこられたら困る先生は別ですよ?)
初めからこういった人をターゲットにした院は、ホームぺージの写真がターゲットに合っていることが多いのですが、途中から自費移行したりしてターゲットをこれまでと変えようとしている先生なんかは、こういった写真が以前の患者層のまま、だという先生も多いので、こういった部分はぜひ気を付けましょう!
ベネフィット
このベネフィットの説明も、過去記事で何度か紹介しているので今回は省きますが、ざっくり言うとターゲットとなる人が本当に望んでいる本質的欲求のことです。
仮に同じ施術を受けたいと思っていても、状況や年齢が違えばベネフィットはかなり違ってくるのです。
例えば、骨盤矯正をして痩せたい・体型を整えたい、という女性は多いですね。
その際に、20代の女性における骨盤矯正のベネフィットは
- 産後で履けなくなったズボンがまた履けるようになる
- 痩せて、ママ友と会う時なんかに綺麗にみられる(羨ましがられる)
なんかだったりしますが、これが40代後半の女性における骨盤矯正のベネフィットなんかになると、
- 健康診断でチェックがついていた項目が、痩せて元の健康な状態になれます
- 背筋がまっすぐなって、姿勢が綺麗に見えるようになります
- 代謝が良くなります
とかに変化したりするわけです。
もちろん、全年代に共通するような「体重が落ちる」など、それだけでベネフィットになりえるようなものもありますが、やはり年齢や環境が変われば、響きやすい言葉も変わってくるのですね!
こういった部分も、ターゲットを今後変えていこう、あるいはターゲットにしている層がなかなか来てくれない・・・というなら、しっかりと修正していかなくてはいけない部分になります。
金額
最後が金額の表記になりますね。
これはまぁ、当たり前と言えば当たり前なのですが、金額の設定によってホームぺージに反応するターゲット層はガラッと変わります。
性別や年齢ではなく、所得層なんかでターゲットを分けてしまうやりかたですね。
例えば回数券やプリカなんかの金額を堂々と7万円、とか10万円、なんて書いていれば(あるいは初診料が1万円とか)、当然その支払いをしてでも「良い」サービスを受けたい人が訪れるようになるでしょう。(ターゲットの母数自体は減りますけどね。)
逆に回数券なんかの料金は隠し、初回体験料金を500円なんかにしておけば、若くて症状の軽い患者さんたちが集まりやすくなる可能性は高くなるでしょうね!(集客母数自体はこのほうが伸びるでしょうけど、そういった患者さんに来てほしくないのであれば考え物ですね。)
写真やベネフィットといった「なんとなく合わないかなぁ???」なんていう雰囲気ではなく、金額に関しては患者さんダイレクトに自身が「あ。ここにしよう(ここはやめておこう)」と認識する部分ですので、この部分は特に注意して、「どこまで料金設定を見せるか?」をしっかりと意識してホームページの作成を行っていきましょう!
まとめ.ホームぺージの作りは確実に患者層を変える
普段、そこまでガラっとホームぺージの修正をすることがない人はどうしてもピンと気にくいかも知れませんが、ホームぺージの写真やテキストの内容、オファーの変更なんかで、お問合せをくれる患者さんの層は驚くほどガラっと変わります。
ということは、それだけホームぺージでの「患者さんを絞り込む(振り分ける)」力は強いということなのです。
ここをしっかりと意識しておかないと、全然あなたの院に合わない患者さんばかりが来院してしまう、なんてことになりません。汗
逆にあなたのホームぺージをペルソナにしっかりとあったように作り込むことで、本当にあなたが来て欲しいような患者層があなたの院に訪れることになるのです!
ついつい業者さんに任せてしまいがちなホームぺージ作成ですが、素材の提供やターゲットの指定はむしろこちら側の役割と言えます。
業者さんはあくまでも作成のプロであって、あなたの院のプロではありません。
ぜひ、一番あなたの院をよく知っているあなたが、ホームぺージの方向性をしっかりと伝えられるようにしてくださいね^^
この記事を通して、できる限りたくさんの整骨院業界に関わる人に、整骨院の経営のノウハウを届けていきたいと思っています。もし、記事が面白いと思ったのであれば、
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ことをしてもらえると、とても嬉しいです。今後もガンガン情報を公開していくのでお楽しみに!